校歌

一番 弥仙の峯高く 日に映えて
正義の姿 いやとうと
望む我等は くろがねの
誓いも固く 進まなむ

(意味)
弥仙山の峰は高く、太陽の光に照らされて、その姿は正義を示してくれているようで、大変尊いものです。弥仙山を見ているわたしたちも、正義の心を大切にしようと鉄のように固く誓って進みましょう。

二番 春のあらしや 秋の霜
緑を変えぬ ときわ木の
茂れる里の 誠をば
我等誇りと 守りなむ

(意味)
春の嵐や秋の霜が下りる頃の寒 さにも耐えて、一年中緑の葉を付けている木が茂っています。その木のように、どんなつらいことがあっても、誠を大切にしているわたしたち自身に誇りをもってこれからも誠の心を守っていきましょう。

三番 つとめ励みて もろともに
育ちし花の 咲かん時
学びの庭の にぎわいて
平和の光 いや増さむ

(意味)
わたしたちは、毎日学校に通いみんなでがんばっています。花も育ってきれいな花を咲かせています。そんな花のように、わたしたちも一生懸命勉強すれば、成長して、平和な世界をつくることができる人になれるでしょう。

東八田小学校の校歌は、昭和16年に制定されました。(戦後、三番の歌詞の最後の部分が変えられました。)
一番・二番・三番には、それぞれ、テーマとなっている大切な言葉があります。一番は「正義」、二番は「誠」、三番は、「つとめ励みて」です。この3つは校訓であり、理想の世界を歌い、また、「弥仙の峰」「緑を変えぬ常磐木」「育ちし花」は存在の世界を歌っています。
二つの世界の融合を図るため、一番では『望む』に「希望する」と「望み見る」の意味をもたせ、二番では『茂れる里』に「木が繁る」と「誠の風が多い」という意味を持たせ、三番では『学びの庭のにぎわいて』に「校庭のにぎわい」と「学校の繁栄」とをかけるなど苦慮されたということです。昭和16年から平成25年まで、70余年の年月を経ましたが、校訓である理想の世界は、学校教育目標に今も含まれ、また、存在の世界である山や木や花は、今なおその尊く、強く、美しい姿を留めています。
このように、母校の校歌に込められた願いを理解し、大切に、心を込めて歌い続けていきたいと思います。なお、平成24年度に校歌の新しいピアノ伴奏を作り、低音部を加えて、美しく流れるような伴奏に合わせた二部合唱が完成しました。

資料:校歌制定記録より・歌詞:体育館掲示より

学校管理者をフォローする
綾部市立東八田小学校
タイトルとURLをコピーしました