小学生体験チャレンジ講座

 小学生体験チャレンジ講座は、綾部市立小学校5・6年生が対象で、由良川キャンパスの農業科・園芸科・農芸化学科の教員や生徒が講師となり、農業や化学実験、食品作りの楽しさを小学生に体験してもらう講座です。

◆花とお茶コース「苔玉づくりと釜炒り茶づくり」

 農業科・園芸科教員と2・3年園芸科草花専攻生7名、2・3年の農業科作物専攻生4名が講師となり、親子8組が参加されました。こけ玉づくりと釜炒り茶づくりを行いました。土のお椀に植物を入れて周りに苔を貼る大きなものと、カラー水苔を巻いて目をつけて仕上げるものと2種類のこけ玉を作りました。釜炒り茶づくりでは、蒸した茶葉を手でもみこんだり、フライパンで炒って水分を飛ばしたりを何度か繰り返し、次第にお茶のいい香りが出てきました。

 参加した小学生からは、「こけ玉づくりはやってみると達成感があったので、うれしかったし楽しいなと思いました。」、「こけ玉はかわいいのがつくれたのでよかったです。次も参加したいと思いました。」、「お茶の炒り方を知れて楽しかったし、勉強になりました。」などの感想が聞かれました。

◆製造コース「クッキーづくり」

 農芸化学科教員と3年農芸化学科製造専攻生6名講師となり、小学生8名が参加されました。食品製造コースでは、クッキーづくりを行いました。高校生に教わりながら材料を混ぜ、でき上がった生地を絞り袋に入れて天板に絞り出しました。また、高校生が仕込んだアイスボックスクッキーをそれぞれ包丁でカットし、ゴマを使ってスイカやキウイに種をトッピングして仕上げました。
 参加した小学生からは、「3種類のクッキーを作って楽しかったです。スイカやキウイの形もかわいくて、いいアイディアだなと思いました。」、「高校生が優しく教えてくださったので、とても分かりやすかったし、楽しかったです。」、「焼いているときにいいにおいがした。」などの感想が聞かれました。

◆分析コース「標本キーホルダーづくり」

 農芸化学科教員と3年農芸化学科分析専攻生5名が講師となり、親子8組が参加されました。分析コースでは、標本とキーホルダーづくりを行いました。昆虫や貝殻など好きなものをアクリル樹脂で固めてキーホルダーにしました。固まるまでの間に、スポーツドリンクを使った実験も行い、小学生はスポーツドリンクが黄色や青色に変化する様子に驚いていました。
 参加した小学生からは、「大切なカブトムシが標本に残せてよかったです。水の色が変わるという実験ができて楽しかったです。」、「家ではこういう体験はできないので、この機会にできてよかったです。」、「自分の好みの形で自分のものが作れてうれしかったです。」などの感想が聞かれました。

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