社会で活躍する視覚障害者の現状を知り、家庭、学校がそれぞれの立場で、幼児児童生徒への支援のあり方を考える機会として、PTA会員、生徒を対象に進路学習会を実施しました。本校を卒業し各分野で活躍する先輩やその家族の方に講演していただきました。写真は全体会の様子。
このあと、各部会に分かれて、さらに詳しいお話を伺い、質疑応答など予定された時間いっぱいまで交流が行われました。
福祉就労の部会では、子育てする上で大切にしてきたこと、高等部卒業に向けて準備したこと、事業所を選択する上での苦労、今後お子さんにどのような生活をしてほしいかなどを具体的に話していただき、保護者一人一人から率直な質問などが寄せられ、内容の濃いものとなりました。
理療就労の部会では、講師から理療科に進んだ経緯、盲学校で学んだこと、就労に至るまでの経緯や就労後の様子、後輩に伝えたいことなど様々な話がありました。その後、生徒からの質問に答えていただきました。コミュニケーションのコツは「気負ったらだめ、ありのままの自分をさらけ出せるように」など、印象に残るメッセージをいただきました。
生徒から、「今のままではいけない」といった声や、保護者からは、「このような機会に将来まで見通せる情報提供があり、ありがたい」といった感想が寄せられました。
