盲学校全体

芸術鑑賞会

10月20日(金)花ノ坊校地にて、芸術鑑賞会を実施しました。大徳寺校地から小中学部の生徒も参加し、盲学校全体が大いに盛り上がった1日でした。

今回来校いただいたのは、上方落語協会から『桂 ちょうば』さんと『桂 弥っこ』さんにお越しいただき、前半は落語についての説明、後半は落語を実際に披露していただきました。

前半は「落語」についての説明です。落語は、なぜ落語というのでしょうか。それは、落ちのある落としばなしから生まれた言葉で、江戸時代に人前で辻話をしたことがはじまりだとされていることを説明いただきました。また落語の小道具として「扇子」と「手ぬぐい」のみ持ち込みが可能なのはなぜでしょうなどのクイズもあり、生徒が答えるような形で進めていただきました。実は扇子と手ぬぐいは、落語の始まりである江戸時代のエチケット品だったんですね。

中でもしめ縄太鼓や三味線を使って雪の降る様子などを音で表現したクイズも出され、話だけでなく「音」にも注目し、それぞれの感性で生徒たちは答えてくれました。

後半は、実際に落語を鑑賞しました。今回鑑賞したのは「時うどん」と「ん廻し」です。各数十分に及ぶ臨場感たっぷりの技芸に会場は笑い声や感嘆の声が聞こえました。

最後に生徒会会長からお礼の言葉がありました。飾らない自分の言葉で、その場での正直に感じたことを話してくれました。

あっという間に過ぎた時間でしたが、大いに笑わせていただいたのではないかと思います。言葉の抑揚や、タイミング等の一流の噺家さんの落語を鑑賞し、感性も刺激され、芸術の楽しさを身近に感じた時間でした。大変思い出に残った1日でしたね。ご来校いただいた上方落語協会の皆様、ありがとうございました。

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