１年生
『ふゆといえば…』
新井洋行/著 アルファポリス
冬といえば雪だるま、雪だるまといえば手が冷たい、手が冷たいといえば手袋、手袋といえば……連想で次々繋がる冬の楽しさ！ 目を引くかわいいイラストと気持ちいいリズムの言葉が素敵な、親子で楽しめる絵本です。
『みみかきめいじん』
かがくいひろし/作 講談社
「みみかきして!」お客が続々つめかけます
みみかき名人の先生と、ひょうたんのひょうすけが、次々にやってくるお客さんを相手に大奮闘。最後やってきたのは……! さて、先生とひょうすけは、どうする?
『クリスマスのかくれんぼ』
いしかわこうじ/作・絵 ポプラ社
いしかわこうじさんの「これなあに？かたぬきえほん」シリーズです！
りーす、くりすますつりー、さんたくろーす……。
クリスマスにちなんだ絵柄がつぎつぎに登場します。
ページをめくると、クリスマスへの期待が高まります！
集中して聞いてくれていました。「何かな？」などのやりとりで盛り上がりました。
２年生
『しょうじき５０円ぶん』
くすのき しげのり/作 長野ヒデ子/絵 廣済堂あかつき
弟とたこ焼きを買って帰ってみると、おつりが 50 円多かった。正直に言って、たこ焼き屋のおじさんに返すか、それとも、知らん顔してもらっておくか。さて、どうしよう？
町の大人との関わりが、兄弟の心の成長を後押しする、さわやかな物語。
小学校道徳の教材としてよく知られた作品の絵本化です。
『ええところ』
くすのきしげのり/作 ふるしょうようこ/絵 学研教育出版
小学１年のあいちゃんは、背が低くて足もおそくて「１００てんなんか１かいもとったことがない」。「わたしって、ええところひとつもないなあ」とともちゃんに言うと…。揺れ動く子どもの気持ちに寄り添い、思いやりと自己肯定感を育てる物語。
『しょうじき５０円ぶん』では、たこ焼き屋のおじさんとの「350万円いただきます」「はい、500万両」「おつりは150億円」のやりとりに笑い声が聞こえてきました。
最後に、「２冊とも同じ作者だよ」と伝えると、「え！？」「ほんとだー！」と驚いていました。
３年生
『ふくびき』
くすのき しげのり/作 狩野富貴子/絵 小学館
大好きなお母ちゃんにクリスマスプレゼントしようと、商店街に出かけた幼い姉と妹。でも、二人のおこづかいをあわせても、なんにも買えません。そのとき、歳末の福引きの鐘が、カランカランと鳴り響きます。「そうや、福引きでハンドバッグを当てよう！」と思いついた姉弟ですが……。
さあ、二人がお母ちゃんに贈った、すてきなクリスマス・プレゼントとは……？町の人々のやさしさが心にしみる絵本です。
偶然にも２年生の２冊と同じく、くすのきしげのりさん作の絵本です。
みんな静かに聞き入ってくれていました。先生が一番感動されていたそうです（笑）
４年生
『ちいさな赤いそり』
エリン・ゲンデルスバーガー/作 エリザヴェータ・トレチャコワ/絵 長友恵子/訳 鈴木出版
ちいさな赤いそりには、おおきな夢がありました。「いつかサンタさんのそりになって、世界中の子どもたちにプレゼントをとどけたい！」
夢をかなえるために、みんなの「できっこない！」という声を尻目に、北極に向かいました。険しい道を進む途中、助けてくれた汽車のおじさんやトラックのお兄さんの話を聞くうちに、あせらないで一歩ずつ夢に向かって進めばいいのだと思うようになります。それでも、今年のクリスマスに北極にたどり着けずがっかりするそりでしたが……？
少し長いお話でしたが、最後まで静かに、真剣な表情で聞いてくれていました。
５年生
『かべのすきま』
中西翠/文 澤野秋文/絵 アリス館
今夜はぼく、ひとり。かべから出ている糸みたいなものをひっぱったら、あれ！ かべのすきまができちゃった。なんとそこから出てきたのは…大阪弁をしゃべるおばちゃんたち！ 夜のお留守番中に起こった、不思議で楽しいこととは？
はじめはちょっと怖そうにしていましたが、おばちゃんが出てくるとみんなにこにこ！笑い声も聞こえてきて、楽しんでくれているようでした。
６年生
『ことわざ絵本』
五味太郎/著 岩崎書店
ロングセラーのことわざ絵本第１作目。右ページは昔から伝わることわざ、左ページは五味太郎さんの創作ことわざで構成。両方比べながら読むとおもしろさ倍増！100項目収録。「出るくいはうたれる」→「美人はつらいよ」、「花よりだんご」→「パンダよりパンだ」など。
クイズ形式で７つのことわざを紹介していただきました。どのことわざも誰かが知っていました。
静かなことが多い６年生ですが、時々笑い声も聞こえてきて、楽しんでくれているようでした。
※あらすじは出版社の内容紹介を引用または参考にしています。
