1年生

『どこいったん』
ジョン・クラッセン/作 長谷川義史/訳 クレヨンハウス
くまが大事なぼうしをさがしています。みんなに「どこいったん?」と聞くけれど、誰も知りません。あれ、でも、さっき! とぼけたなかにドキッとする結末が!人気絵本作家・長谷川義史さんが初めて翻訳に挑戦した大阪弁の絵本。
楽しく、いろいろと反応しながら聞いてくれていました。
2年生

『あおくんときいろちゃん』
レオ・レオ―二/作 藤田圭雄/訳 至光社
この絵本はレオーニが孫たちにお話をせがまれた時、ぐうぜん生れたものです。手近の紙に色をつけて次つぎに登場人物を創りだしながら、孫たちもレオーニ自身も夢中だったといいます。
絵の具で描かれた青や黄色のまるが生き生きと動きまわり、楽しい物語を紡ぎます。
「レオ・レオ―二や!」と、知っている子もちらほら…。色と形だけの表現なので、「どれがパパ?どれがママ?」と想像がふくらみます。
読み終わってからも、色と色の組み合わせをそれぞれ言い合い、図工の時にやってもいいねと話していました。
3年生

『サンタクロースに会いにいこう!』
如月みめい/文 山田亜友美/絵 コスモ出版
クリスマス・イブのこと、サンタクロースから不思議な招待状が届きます。
お家の押し入れの奥のドアを開けると、そこはサンタランドでした。サンタさんにプレゼント工場を案内してもらい、そこで「ある秘密」を知ることになります……。
真剣な表情で、目を輝かせながら聞いてくれていました。
4年生

『いもころがし(かみしばい 日本むかしむかし)』
川崎大治/作 前川かずお/絵 童心社
鼻の悪いおしょうさんが、三人の小僧をつれて、修行の集まりに出かけました。
何でもワシのやる通りにせよとおしょうさんは…。
みんなはじめて聞くお話だったそうで、楽しんで聞いてくれていました。
5年生

『サティさんはかわりもの』
M.T.アンダーソン/文 ペトラ・マザーズ/絵 今江祥智・遠藤育枝/訳 BL出版
作曲家エリック・サティの伝記絵本です。
「サティの一生ののぞみは、まったく新しい音楽をうみだすこと。それまでの決まりごとにはとらわれず、自分だけの決まりをもった とても若々しくありながらも、老成したところのある音楽 とても大胆なくせに、内気な音楽を。」
エリック・サティを知っている人を聞いてみましたが、いませんでした。この絵本を読んでもらった後は、サティの音楽を聴いてみたくなったかもしれませんね。
6年生

『水曜日の本屋さん』
シルヴィ・ネーマン/文 オリヴィエ・タレック/絵 平岡敦/訳 光村教育図書
あのおじいさん、いつも戦争の本を読んでいるけれど、どうしてそんな本を読むの……?フランスの街角の小さな本屋さんを舞台に、本が介する少女と老紳士との心の交流を描いた絵本。少女の豊かな感受性が胸を打つ感動作です。
とても静かに聞き入ってくれていました。
※あらすじは出版社の内容紹介を引用または参考にしています。
