「よむよむ」による朝の読み聞かせ

図書室

1年生
「くれよんがおれたとき」
作)かさい まり     くもん出版




わたしとゆうちゃんは毎朝一緒に登校をする仲良し。
学校の写生会の絵を一緒に仕上げていたとき、わたしの大切なくれよんを ゆうちゃんが折ってしまいます。
ぎくしゃくするふたりの関係。
数日後、クラスで、ゆうちゃんの絵をコンクールに出すと、先生が発表したとき、ゆうちゃんは絵を出したくないと伝えます。
そのとき、わたしは、ゆうちゃんが自分の気持ちを思ってくれていることに気づいたのでした。
わたしは、いつもは出せない大きな声で、自分の気持ちを伝えます。
そのことでふたりの絆は、少し強くなったのでした。



2年生
紙芝居「おだんごころころ」
作)坪田 譲治      童心社


おじいさんのおだんごがころがって地蔵さまのもとへ。
地蔵さまにおだんごをあげると、地蔵さまは頭のうえにのぼれといいます。

気のいいおじいさんが 素直に言うとおりにしていい思いをし、それをうらやむ となりの悪いお爺さんが・・・という 昔話の鉄板のようなお話です。

3年生
「ふしぎなおるすばん」
作)斎藤 栄美   ポプラ社

一人でお留守番することになったひで君。
お母さんがドアを閉めて行ってしまうと、いつもの家の中が何だか違うところみたい。
そこで気持ちを盛り上げるためにしりとりを始めました。
最初はりんご。すると、いすの下からりんごがころん!
りんごの次はごりら。するとごりらが登場!
こんな感じで、次から次へと本物の動物たちが出てきます。
ただ出てくるだけじゃなくて、家のあちこちから出てくる様子が面白い。


4年生
「しろいうさぎとくろいうさぎ」
作)ガース・ウィゥリアムズ      福音館書店




白いうさぎと黒いうさぎは、毎日いっしょに遊んでいました。
でも、黒いうさぎはときおり悲しそうな顔で考えこんでいます。
心配になった白いうさぎがたずねると「ぼく、ねがいごとをしているんだよ」と、黒いうさぎはこたえます。
黒いうさぎが願っていたのは、白いうさぎといつまでも一緒にいられることでした。
それを知った白いうさぎはどうしたでしょうか?

5年生
「やまをうごかしたミン・ローさん」
作)アーノルド・ローベル     好学社



大きな山のふもとに暮らすミン・ロー夫妻は、山から岩や石が落ちてきたり、日当たりが悪いことに悩み、村の賢者へ知恵を借りに行きますが…。
アーノルド・ローベルの中国風イラストが新鮮な、クスっとわらえる昔話です。

6年生
「あなぐまさんはごきげんななめ」
作)ハーウィン・オラム      評論社


みんなの大好きなアナグマさんが、ふさぎこんでいました。
リスさんやウサギさん、モグラさんたちが心配して来ても、とっても不機嫌そう。
せっかくのみんなの気遣いも、役にたたないほど。
こんなにアナグマさんの事をおもっているのに、なぜでしょう?
不思議で不思議でたまりませんでした。
理由がわからないまま、モグラさんのアイデアで、表彰式パーティをすることになりました。
素晴らしいアイデアでした。
みんなが、それぞれの部門で表彰されたのです。
もちろん、アナグマさんも!

人は、時々不安になるんですよね。
自分は必要な存在なのかどうか。どんなにそっけない態度をとられたって、友達なら心配もしてくれるし、友達なら助けてくれる。アナグマさんは、とってもステキな友達を持っていました。
こんな企画を考えてくれたモグラさんにこそ、表彰してあげたいと思います。

    

タイトルとURLをコピーしました