1年生
「あきといえば」
作）新井 洋行 アルファポリス
秋といえば紅葉、紅葉といえば真っ赤っか、赤といえば赤とんぼ、赤とんぼといえば……
連想で次々繋がる秋の楽しさ！
目を引くかわいいイラストと 気持ちいいリズムの言葉が素敵です。
みんな 楽しそうにこえをあげて言ってくれました。
最後 「やきいも」で 終わるので・・・
「いもいもほりほり」
作）西村 敏雄 講談社
こぶたが３匹、「焼き芋したい！」と出かけた芋ほり。
芋ほりができるのは、やぎじいさんの畑。
じろーり冷たい目をした、やぎじいさんに、勇気を出してねずみが談判に。
「手伝ってくれたら、大助かりじゃ。」 予想に反し、やぎじいはウエルカム。
いもいも ほりほり いもほりほり。どんどんほり続ける４匹。
いろんなかたちのお芋が たくさん掘れて、いよいよ焼き芋です。
焼芋食べたら……、あれれ～。
「いろいろきのこ」
作）山岡 ひかる くもん出版
きのこが遊びながら料理に変身！言葉のリズムが楽しい絵本です。
ページをめくりながら、次はなんの料理になるのかな？と あてっこして 楽しんでもらいました。
2年生
「まるくて おいしてよ」
作）こにしえいこ 福音館書店
赤や黄色、色とりどりの丸のシルエット。
次々と丸くて美味しい食べ物が登場する楽しい本です。
いろとりどりの丸が 巻きずしと気がつくなんて みんなすごい!!
とっても 楽しく にこにこしながら２年生もあてっこを楽しんでくれました。
食べ物の種類をいろいろと知っていたのは さすが２年生でした。
「月のみはりばん」
作）とりごえ まき 偕成社
まん丸じゃないお月様は 太らなくてはいけません。大好物の目玉焼きを食べてもらっつて
まん丸になったら ピカピカにみがいて・・・
お月様が 毎日形を変えて 空に昇る理由がわかる 夢いっぱいのお話です。
３年生
「いたずらおばけ」
作）瀬田貞二 福音館書店
昔、ひとりぐらしの貧乏なおばあさんが家に帰る途中、道端で金貨の入った壷を見つけました。
すっかり豪勢な気分になり、壺をショールに結わえて引いて帰りましたが、一休みしてふりかえって見ると、壷は銀のかたまりに変わっています。
このほうが気が楽だと思ってまた歩いていくと、次にふりかえった時には鉄に、次には石に、あげくのはてに……。
楽天的で豪快なおばあさんのお話です。
幸せかどうかは自分で決める! 考え方ひとつで 幸せにも不幸にもなるんですよね。
始まりはちょっとざわついたり ぼーっとしている人もいたのですが
お話が進んでいくと しっかり集中して聞いてくれているようでした。
４年生
「きつねのおきゃくさま」
作）あまんきみこ サンリード
きつねが食べようと思っていたひよこに「やさしい」と生まれて初めて言われてうれしくなり、食べずに育てます。
その後 アヒルやうさぎもきつねのうちにやってきて 一緒に暮らす事になります。
そこへ 狼がやって来て きつねはみんなを守る為に戦うのですが・・・。
最後「きつねは、はずかしそうに わらって しんだ」とあります。
みんなに「どうして はずかしそうにわらって死んだと思う?」と 聞いてみましたが きょとんとして あまりその意味までは ぴんときてなかったようでした。
５年生
「あつおのぼうけん」
作）田島 征彦 童心社
養護学校で暮らす 足の悪い男の子あつおは、車椅子から転げ落ちた時に、砂の中から木の人形を拾い、人形に「すなきち」と名づけ、いつも一緒に暮らします。
あつおは、島の男の子なみたと友だちになり、二人で冒険をするのですが 誰かのために勇気を出すことができた時、「すなきち」は必要なくなります。
友情を通して、彼らの成長を語るおはなしです。
あつおの心の声と なみたとの会話だけで成り立っているお話で 読んでいるうちに 熱が入って ついつい声が大きくなってしまいました。
「おしり ふいてくれへんか」のところで「まじか?」と声が聞こえました（笑）
６年生
「牧野富太郎ものがたり 草木とみた夢」
作）谷本 雄治 出版ワークス
小学校中退の独学で日本初の本格的な植物図鑑を送り出し、「日本の植物学の父」とよばれた牧野富太郎。
貧しさや困難に見舞われながらも「草を褥に木の根を枕 花と恋して九十年」の言葉どおり、ひたむきに植物を愛し、その魅力を伝えることに情熱をそそいだ生涯を、簡潔な文と美しい絵で描く、あたらしい伝記絵本です。
ちょうど朝ドラで 牧野富太郎が取り上げられており その話をすると「らんまん」との声が上がりました。「らんまん」で牧野富太郎を知っている人が何人かいたようです。
