令和7年度2学期終業式

12月19日(金)、Zoomにて2学期終業式を行いました。
長かった2学期も、本日の終業式をもって一区切りとなります。

終業式では、校長より2学期を振り返っての式辞がありました。

式辞ではまず、近年のニュース報道やSNSの在り方を例に挙げながら、情報リテラシー・メディアリテラシーの重要性について話がありました。インターネットやSNSでは、私たちの興味・関心に近い情報が優先的に表示される仕組みがあること、その結果、同じような情報や考え方だけに触れてしまい、客観的な事実を見失う危険性があることが指摘されました。生徒たちには、情報をうのみにせず、多角的に考える力を身につけてほしいというメッセージが伝えられました。

また、ネット上での動画や情報の拡散についても触れられ、安易な共有や拡散が、他者の人権を侵害したり、犯罪につながったりする可能性があることへの注意が呼びかけられました。一人一人の行動が、学校全体の評価や信頼につながることを改めて自覚してほしいという言葉は、生徒たちにとって大切な気づきとなったことと思います。

一方で、式辞の中では、心温まる出来事も紹介されました。
本校生徒が校外で体調を崩した方に遭遇し、119番通報やAEDの手配など、とっさの判断で連携して行動したことが紹介されました。勇気ある行動により命が守られたことに対し、校長からは「本校の誇りである」との言葉が贈られ、生徒たちの主体的で思いやりのある姿勢を全校で共有しました。

最後に校長からは、1年間を無事に過ごせたことへの感謝とともに、冬休みを有意義に過ごし、3学期始業式には元気な姿で再会できることを楽しみにしているとの言葉が送られました。

その後、教務部長、生徒指導部長、進路指導部長がそれぞれ、冬休み中に生徒の皆さんに注意してほしいことやチャレンジしてほしいこと、進路実現に向けての心構えについて話されました。そして、弓道部、陸上部、農業クラブが伝達表彰されました。その後、農業クラブ全国大会で最優秀賞を受賞した2組の報告会を行い、最後に、全国大会に出場する弓道部の生徒が決意を述べました。

生徒の皆さんには、この2学期を振り返りながら、新しい年に向けて気持ちを新たにしてほしいと思います。そして、冬休みを有意義に過ごし、3学期始業式に元気な姿で再会できることを楽しみにしています。

 
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