根を張れば高く伸びる

 雪の少ない冬かと思っていましたが、二十四節気の雨水を迎えても雪の降る今日この頃です。学校生活は今年度も残すところあと一ヶ月余りとなりました。この時期は慌ただしく過ぎ去りがちですが、一年間を締めくくる大切な時期です。子どもたちには慌ただしさに流されることなく、落ち着いて学習や行事に取り組ませ、充実した毎日にして、進級、進学させたいと思います。

 現在、小学生は「ありがとう集会」に向けて、準備を進めています。小学校を卒業する6年生に向けて、また、6年生からは下級生に向けて、そして、お世話になった保護者や地域の皆様に向けて感謝の気持ちを表そうと、どの学年も熱心に取り組んでいます。また、7・8年生は、義務教育を修了し、大きな節目を迎える9年生へのはなむけの会にしようと、心を込めて「9年生を送る会」に向けた取組を始めています。どちらの会も子どもたち同士の、そして保護者や地域の皆様との温かいつながりを感じられる会になると期待しています。「感謝の気持ちをはぐくむ」活動もこうした行事を経て、最終は卒業式へとつながっていきます。

 先日の全校朝礼では、孟宗竹の成長を例にして「根を張れば高く伸びる」という話をしました。孟宗竹は5年もの間、芽を出しませんが、その間に根を深く広く張って、芽が出たらぐんぐん成長して30メートルもの高さに成長します。児童生徒たちにとって、この2月、3月が今年度の「根っこ」の時期です。「頭と心と体を鍛え、今年度のまとめをしていきましょう。まとめをするということは、自分の根っこを広く深く張っていくことです。」という話をしました。

 保護者の皆様、地域の皆様、子どもたちが感謝の気持ちを持ち、一年間を締めくくることができますように温かく見守っていただきますようよろしくお願いいたします。

                                                       校長 北村 宏司

教職員一同

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