今回のPTAだよりNo171(令和6年12月20日発行)から「保護者等様からの声」を御紹介いたします。テーマは「入学してからのお子様の成長」です。
①去年までは考えられないくらい朝早く起床し、眠そうな顔になりながらも頑張って自転車に乗り込み、電車通学する姿は、それだけで少し成長したと感じています。
入学して半年、慣れないクラスメイトとの関係に悩むこともあり、人見知りな性格で心を開くことが難しいようですが、自分なりの楽しみを見つけて、スクールライフを楽しんでいます。
自分の将来の夢を叶えるために海洋高校を志望し、来年からは専門コースで学べる嬉しさを今から楽しみにしているようです。これからは多くの人との出会いを大切に、部活動も勉強も、悔いの残らないよう精一杯、夢に向かって頑張ってほしいものです。悩みがあれば、いつでも相談にのるよ!
②音楽一筋で、高校は吹奏楽の強豪校に行き、全国大会に出るのが目標だった娘。
声をかけてもらった京都の高校での寮生活を考えましたが、3年後の先がどうしても見えませんでした。憧れと現実に悩み、やっぱり現実的に先を見ようと就職の多い海洋高校に決めたのは、中学3年生の冬休みでした。
海や魚、水産にはまったく興味がなく、音楽のない環境で本当に大丈夫かなと心配でしたが、友達にも恵まれ、先生方や部活動の先輩など、たくさんの方に支えられ、楽しく過ごせているようで安心しています。自分が描いていた道ではない道に進みましたが、卒業式の日には、海洋高校に来てよかったと思えるように3年間思いっきり楽しんでほしいと思います。
③朝から起きて通学できるのか、思っていた学校生活でなかったときに自分なりにモチベーションを上げられるのか不安ばかりでした。しかし、今は自分の打ち込めることができ、朝の練習も自ら起きて行くようになりました。
誰かに憧れるなんて、自分中心だった中学時代からは考えられませんが、目標とする先輩ができ、毎日部活動に打ち込んでいます。
嫌なことから逃げずに向き合えるようになってきたことも成長だと感じています。何より表情が変わったと感じる今日この頃。親としてできることは限られますが、息子らしく明るい学校生活を送れるように支えられたらと思います。
④海洋高校の3年間
息子が海洋高校に行きたいと受検に向けて頑張り、いざ合格発表の日は嬉しいと寂しい気持ちが複雑で号泣したのを忘れもしません。
いざ入寮時の振り返らなかった背中姿は寂しさと決意でいっぱいだと思った瞬間、初日の御飯で「やっぱり無理かも」と連絡がきたときは、親としては苦しくて涙が止まりませんでした。でもそこからは、寂しいときもあったと思いますが、弱音1つ吐かずに頑張る息子が頼もしかったです。仲間、先輩の誘いもありで、自分で決めた部活動も3年間やり遂げ、顧問の先生にも恵まれて、息子の心と身体はメキメキと成長しました。
もともと魚が大好きで海洋高校に入り、その後は栽培環境コースに進み、就職も養殖関係に進めたのも海洋高校ならではと思います。
地元とは違い買い物も不便な中、そして、寮生活なども規制があるので厳しいけれど、そのような状況でみんなが楽しさを見つけ、友達同士で助け合い、宮津ならではの生活を楽しんでくれた3年間は、息子の人生にとって大きな経験となったと思います。
今は便利な世の中になりすぎて、大切なものや、ありがたみなども薄れてしまっているけれど、海洋高校に行くことによって私達もありがたみに改めて気づくことができました。海洋高校の先生方、そして、出会った仲間、先輩に感謝です!
⑤海洋高校に入学し、親元を離れて下宿生活を送るようになり、もう3年目です。帰省したときに息子と話すと、先生方や下宿の方、学年を越えた仲間、仲間の御家族、宮津地域の方々など、本当にたくさんの人たちに支えられて楽しんでいると感じてきました。また、久しぶりに帰宅したときは、リビングの掃除機をかけたり、洗濯物をたたんだり、自然と行動している姿に驚き、成長していると感心しました。生活費の管理についても、どうすれば節約になるかなど友達に聞いて考えているようです。このように、高校生活を通して、学校での専門的な学びももちろんですが、今後社会に出てから必要になる社会性を身に付けてくれていると感じてきました。
息子は、「宮津は田舎だから何もない!」と言いながらも釣り三昧の日々を過ごし、釣った魚を仲間と食べたり、電車で出かけたり、とても楽しんでいます。私は、学校行事を通して息子が生き生きしている姿を見るとホッとして嬉しくなります。私たち家族も、宮津に行くのが楽しみで、今では宮津地域が大好きになりました。
残り少ない高校生活ですが、仲間を大切にして、今しかない貴重な時間を楽しんでほしいと思っています。
⑥海洋高校へ入学して
中学生のときは、学校や部活動の人間関係がうまくいかず部活動も途中で辞めることになり、休みがちになりました。高校に入学後はうまくやっていけるのかな?と不安でしたが、カッター部に入部し、大会にも出場することができました。手にマメができ、痛々しいときもありましたが、引退まで続けられることができました。
2年生では航海船舶コースに進み、国内外への航海実習なども良い経験になりました。3年生では、就職探し、職場見学、面接と次々に進むことができ、無事内定をもらうことができました。
あっという間の3年間ですが、本人いわく他校ではできなかった経験をし、部活動も続けられて本当に海洋高校へ行くことができて良かったと話しています。
親の私も3年間、普通科の学校ではやっていけなかったと思っています。京都府立海洋高等学校に感謝です!
⑦入学当初は自宅からの通学ではない生活に正直、不安もありました。子どもも希望と不安が入り混じっていたのを鮮明に覚えています。小学生のときに新聞の記事で海洋高校を知ったときから、「ここに行きたい」と言っていた息子。実際に入学して戸惑いや不安もあったなか、上級生たちのあたたかいサポートをもらい、助けていただいたことに感謝をしています。大人ではなく同じ経験を持つ上級生のサポートが息子にとっての大きな成長へと繋がっていきました。また食品経済コースを選択した息子でしたが、沢山の貴重な経験をさせていただき、3年生になった現在、離れて生活しているからこそ気付ける息子の成長に驚いています。また部活動では野球部に入部させていただき、監督には思春期の繊細な部分までサポートしていただき、親としては安心してお任せし、御迷惑もおかけしたと思いますが感謝しかありません。海洋高校は息子にとっても、親にとっても大きな学びと成長をさせていただいた貴重な場所となりました。
改めてお礼と感謝になればと思い書かせていただきました。本当にありがとうございます。
⑧小・中学校では少人数で同じメンバーで育ったあなたは、何にでも消極的でいつも親がはっぱをかけてきました。しかし、みんなから離れて遠くへ行くと決めたと聞いたとき、頼もしくなったと感じ嬉しかったです。
入学したときは、楽しみでもあり不安だったと思います。そして早くも1年半が経ち、寮や学校生活、そして何よりもクラブ、いい仲間に恵まれ、何事においても積極的に取り組んでいる姿をたくさん見せてくれていることに大きな成長を感じています。
⑨とがりまくっていた中学生、いくら助言があっても「俺は何も変わらない」と言い切っていた。何とか無事に本校に入学させてもらえることができたものの心嬉の毎日でしたが、ほんの少し落ち着いたように感じ、私の話も少しは聞いてくれるようになりました。1番嬉しかったことは、自分で釣ってきた魚をきれいにさばいて造りと素揚げにして「新鮮だから食べてみ、おいしいと思うで」と私に出してくれたこと。普通に「あ!おいしい」と言って食べていたけど内心は涙が出そうだった。文句も言うし、学習の結果もまだまだ良いとは言えない心配だらけの息子だけど、ちゃんと変わってきていると母は思っています。
⑩海洋高校に入学し、早2年が過ぎようとしています。あっという間に過ぎていく日々を振り返ると、もっとこうしてやれば、ああしてやれば良かったなと、自分の方に後悔があります。目に見えて大きく成長したことは、特にないのかもしれませんが、昨年の今頃の彼と、今の彼では、間違いなく変化はあります。少しだけですが勉強もするようになったし、笑って過ごすことも増えたように思います。これから先も辛いこと、嫌いなことに遭遇すると思いますが、逃げずに向き合って頑張ってほしいです。たくさん笑って過ごす日が1日でも多くあることを願います。「何事も自分次第。がんばれ。がんばれ。」これが彼によく伝える言葉です。
昨日より今日、今日より明日、1つずつ成長している息子を応援しています。
⑪高校1年生から寮でお世話になっております。中学生の頃、海洋高校へ行きたいと息子から言われた時は正直ビックリしました。勉強はついていけるのか?洗濯一つしたことがない子が親元を離れての生活は大丈夫なのか?と親の方が不安でいっぱいでした。心配のあまりに口を出して反抗期真っ只中の息子と度々衝突もしましたが、「海が好き」「泳ぐことが好き」な息子の決意は固く、親としても息子を信じて全力で応援しようと決意しました。いざ入学して寮生活を始めると、親の心配をよそになんでも自分でできるようになり、息子の成長がとても嬉しく思っています。「こんなんできたで!」「こんな道に進みたい」と家にいた頃よりもよく話してくれます。海洋高校は普通科ではできない経験をたくさんさせていただいています。息子もエンジョイして充実した学校生活が送れており、先生方には本当に感謝しています。ありがとうございます。
⑫中学生の頃から、将来はものづくりを生かした仕事に就きたい。そのために資格がたくさん取得できる高校に進学したいと海洋高校を選びました。
部活動は野球部に所属し、優しい先生、先輩、同級生、下級生に出会い、厳しいながらも楽しく過ごせました。野球を始めて8年のうち、高校の2年半が今までで一番楽しかったと本人から聞いたときは、本当に海洋高校を選んで良かったと思いました。希望していたとおり、たくさんの資格を取得し、就職も内定しました。指導していただいた先生方に感謝しています。ありがとうございました。
⑬親元を離れ、1人も知り合いがいない中、ちゃんとやっていけるのか不安だらけの3年前が嘘のように、すっかり地元民になった息子を見て、海洋高校に決めて本当に良かったと心から思っています。
遠方のため年に数回しか帰って来られませんが、その度に成長したなと感じました。1年生のときは、まだあまり速く漕げなかったカッター大会は、3年生になったらとても速く漕げるようになっていたと感心しました。
部活動も盛んで、貴重な体験もたくさんさせてもらいました。顧問の先生方には大変お世話になりました。親子ともども、とても楽しい3年間を送ることができました。
本当にありがとうございました。
⑭海洋高校に入学してから娘の成長はと言いますと、行動力が広がったことと、人間関係でコミュニケーション力が上がったことです。中学生の頃までは行動範囲が限られていましたが、高校に入り学校生活や部活動で自立して行動することが増え、多くの社会のことを学び視野が広がったと思います。これからも視野を広く持ち、いろいろな場所や人に触れて経験を積んでいってもらえたら嬉しいです。もう1つのコミュニケーション力が上がったことは、部活動によるものが大きいです。先輩後輩の上下関係も学ぶことができましたし、自分の意見を言い、仲間を尊重し目標に向かって努力することの大切さもわかったことと思います。海洋高校で経験したことは将来絶対に役に立つと思いますので、これからも失敗を恐れずにいろいろなことにチャレンジしてほしいです。