ウォーミングアップにトレーニング要素を!

 今回紹介するのは、競技を行う前のウォーミングアップについてです。

 基本的には、競技性に応じたウォーミングアップを行い、ケガのリスク軽減やパフォーマンスの向上と様々な要素を基に行われていると考えています。
 特に冬場は、気温低下に伴い体温も低下し、通常のウォーミングアップでは補えないこともあります。そこで、単純なウォーミングアップだけではなく、本校では様々なトレーニング要素を取り入れながら行っています。一部、紹介します。


 上記写真は、ハンドボールを独自ルールに変更し、ウォーミングアップに取り入れています。例えば、攻撃チームと守備チームに分かれる。攻守ともに歩くのは禁止とし、1回目はイエローカード、2回目はレッドカードで退場。5回制の攻守交代。ボールを保持したまま3歩以上移動してはならない。パスは利き手の逆のみ。攻撃チームは1回の攻撃でパスは5回のみ。もし、パスの途中で守備チームに取られた場合やゴールを外した時点で、攻守交代にします。万が一、5回のパスを使用した場合は、保持した場所からゴールを狙います。この時に守備チームは相手からの「ゴール狙います」宣言が出た場合は、手を出すことはできない。といった様々な特別ルールを用いて行っています。期待できる力としては、持久力向上、切り返し時の俊敏性向上、空間認識の把握、他のスポーツや逆手で行うことで、普段と違う筋力の向上を考えています。

 また、バスケットボールやサッカーを用いて、トレーニング要素を入れながら技術向上に取り組んでいます。