ゲンロクダイ(元禄鯛)

12月7日(木)
ゲンロクダイを採集しました。

ゲンロクダイ
スズキ目 チョウチョウウオ科
全長15㎝前後。熱帯から温帯のサンゴ礁域を中心に生息するチョウチョウウオの仲間で、唯一日本海にも分布する種として知られています。深場の岩礁域を好んで生息域としており、水温が高い海域ほど深場に生息するようです。

ゲンロクダイの背鰭(せびれ)後部には、眼状紋(がんじょうもん)があります。眼状紋(eye spot)は目に似せた模様で、急所である頭部から捕食動物の目をそらす役割を持っているといわれています。捕食動物は相手が退避する方向を予測して狩りを行うため、頭部が狙われやすくなります。頭部を狙おうと眼状紋のある部分に攻撃をすると、進行方向が逆になるため、捕食生物から逃げやすくなるというわけです。(待ち伏せ型の捕食生物には効果がありませんが・・・。)

本種の和名の由来は眼状紋からきており、江戸時代初期(元禄文化1668年~1704年)の狂言袴の模様を思わせることから名付けられています。

魚類以外でも眼状紋を持つ生物はおり、チョウやガの幼虫、成虫ではよく見られます。

12月11日(月)
12月12日(火) 給餌の様子

徐々に飼育水温を上げ、様子を見ながら給餌をしています。餌付は大変難しく、水質や水温に敏感なため、病気になりやすい魚です。このため飼育が大変難しい魚種といえます。