2月2日(火)、普通科2年生「物理」の授業で、京都大学・固体量子物性研究室からDr. Yajian Hu 先生(中国)をお招きして、「超電導」について、Zoomを使って英語で講義と実験をしていただきました。最先端の研究内容や実験設備から、ご自身の研究生活、母国の文化や自然まで分かりやすく解説していただきました。

 「サイエンス・ダイアログ」は、日本学術振興会のフェローシップ制度により、世界各国より日本の大学・研究機関等へ研究のために滞在している優秀な若手外国人研究者を、講師として高等学校等に派遣し、自身の研究や出身国に関する講義を英語で行うプログラムです。

 
 
 
 
 

 10月5日(月)、普通科3年生「物理」の授業で、京都大学・基礎物理学研究所からDr. Mohammad Ali Gorji 先生(イラン)をお招きして、「重力波」について、Zoomを使って英語で講義をしていただきました。最先端の研究内容から、母国の文化や自然まで分かりやすく解説していただきました。また、生徒達からも英語で質問をするなど、活発に意見交換を行いました。

 「サイエンス・ダイアログ」は、日本学術振興会のフェローシップ制度により、世界各国より日本の大学・研究機関等へ研究のために滞在している優秀な若手外国人研究者を、講師として高等学校等に派遣し、自身の研究や出身国に関する講義を英語で行うプログラムです。

 
 
 

 本校では、今年度新たな取り組みとして、自分の身の回りから課題をみつけ、その解決のために探究活動を行う「マイプロジェクト」を実施しました。

 その集大成としての「こだわり学」(総合的な探究の時間)で、ポスターセッションを行いました。

 そして、2月6日(土)には、1年教養科学科 池野碧さんが代表生徒として、「マイプロジェクトアワード」関西サミットに出場しました。コロナ渦の情勢のため、オンラインでの大会となりましたが、大阪、奈良、兵庫、京都の生徒たちと成果を発表し、学び合う時間をもつことができました。

 本人は「他府県の人が多く参加しているので、このzoom会議を通して、様々な角度で諸問題をみつめることができました。SNSで自分自身ができないことを発信することで、他人とつながり、さらに自分のプロジェクトを進めていく重要性を知りました。」とコメントしました。

この経験を他の生徒たちと共有することで、今後のさらなる探究活動へとつながることを期待しています。

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  本校では、教養科学科生徒の探究心・創造性・独創性の伸長のため、GSP(グローカル・スタディーズ・プログラム)の一環として、総合的な学習の時間を「こだわり学」と称して、様々な活動に取り組んでいます。2年次では、生徒が独自のテーマで課題を設定し、研究(ゼミ活動)を行っています。そのまとめとして、2月8日(月)、ゼミ内発表を行いました。
  今年も「国語ゼミ」「数学ゼミ」「化学ゼミ」「社会ゼミ」「物理ゼミ」「生物ゼミ」「地学ゼミ」「英語ゼミ」の8つが開講され、各ゼミ内で発表を行いました。教養科学科の1年次の見学もあり、各ゼミ内で、1年間の研究成果を伝えたいという熱意が充分に伝わる発表でした。

 
 
 
 
 

令和318日(金)、3学期の始業式を行いました。

新型コロナウイルス感染症対策として、放送による式となりました。

井上校長は式辞において、剣道での経験から「合気」について話されました。

「合気というのは、剣道において対戦相手と気を合わすこと。それは、相手と自分がその気になって、勝負することです。もう少し言うと、剣道の極意は強い者が弱い者を一方的にやっつけることではなく、相手を勝負する気にさせておいて、仕留めること、これが剣道では一番大切です。そのためには、相手と気持ちをしっかり合わさなければならない。互いに『さあ、どこからでもかかってこい。』という気持ちにならないとよい勝負ができない。互いに合気になる、その気になることが必要です。

剣道だけではなく、日常生活の中で、相手と気を合わせること、真剣に相手の気持ちになって考えることで、自分にとっても、相手にとってもよいものが生まれてくる、そういうことはいっぱいあると思います。先日挨拶の話をしましたが、その言葉とつながるところがあると思っています。

多くの人と関わりを持ち、相手の立場に立って、相手のことを一生懸命考えることで、生まれてくるものが高校生活の中でいっぱいあると思うので、ぜひそういう視点で自分と人との気持ちを合わせることを考えてみてほしい。

始業式の後には、生徒指導部長の西山先生と進路指導部長の山添先生より講話がありました。

 
 
 
 
 

 化学の先生より、七宝焼きは世界に誇れる日本の工芸の一つで、その美しさにひそむ化学について、講義を受けました。釉薬とは何であるか?釉薬の着色方法については、イオンによるものと、コロイドによるものがあるということを、図を用いての説明でした。

 七宝焼き体験では、あらかじめ白の釉薬を焼き付けた銅板素地に、不透明釉薬で模様をつけて、800度で焼成しました。色とりどりのブローチが出来上がりました。

 
 
 
 
 

 福祉科と芸術科の横断的授業として、外部講師による認知症についての講義と、認知症の進行を緩和させる芸術療法を体験しました。今回の講師は、京都大学大学院在宅医療学の木下教授です。認知症の原因は脳内で老人斑やリン酸が増えることや、認知症に至るまでの3段階の症状のことも学びました。また、将来認知症にならないために、若いうちから気をつけることがあることも学びました。

 音楽療法の体験では、音楽療法の基礎知識や種類、行われている場所やその効果について学びました。最後には脳を活性化させるプログラムとして、ミュージックベルで音楽を演奏して、楽しみました。



 
 
 
 
 

 様々なことを見たり、聞いたり、考えたり、学んだりしている人間の心の働きをどのように科学的に調べるのかということについて、具体的な実験例を示しながら分かりやすく説明していただきました。講師は京都工芸繊維大学繊維学系実験心理学の近藤あき先生です。心理学は美術とかけ離れているように思えますが、実はデザインを行う上で大変重要な役割を果たしています。芸術・デザイン系に進学する生徒が多い描写授業選択者にとって、将来の職業で活かせる貴重な体験授業でした。

 
 
 
 
 

GSP 高大連携授業「理数化学」

  教養科学科では、1年次から目的・進路意識を高め、探究心や創造力を培うため、大学や研究機関との連携授業を通して様々な取組を行います。
  そして専門性を高める機会を充実べく、グローカル・スタディーズ・プログラム(GSP)として系統的に位置づけています。
  自然科学や科学技術に対する興味・関心を高め、科学的・数学的な思考力や物事を論理的に考察・分析する能力を錬磨し、より専門性を高める機会と捉えています。

  教養科学科2年次生の取組として、11月27日(金)、大阪府立大学の八木繁幸教授を講師にお迎えして、「化学発光から化学を学ぶ」という授業を実施しました。
  内容は、炎色反応の実験とルミノール反応の実験、さらにルミノール反応の実験を元に警察の鑑識官になったつもりで、血液のしみこんだハンカチを探し出すというものでした。最後に、ウミホタルの発光現象の実験も行いました。

 
 
 
 
 

 教科横断型の授業展開をするアートミックスでは、校内の教員も担当します。音楽の教員による「時代と音楽」では、能の歴史を学び、能を鑑賞しました。また、幽玄とは能の世界では「美しいさま」を表すことも学びました。総合芸術としての茶道の締めくくりは、地歴・公民科の教員による「茶道の歴史と日本文化」です。お茶の原産地のルートについてや、お茶の日本史など、わかりやすく講義をしていただきました。一連の授業をとおして、茶道をいろいろな角度から深く学べたことは、宇治にある本校の生徒にとって、とても良い機会でした。