令和3年1月8日(金)、3学期の始業式を行いました。
新型コロナウイルス感染症対策として、放送による式となりました。
井上校長は式辞において、剣道での経験から「合気」について話されました。
「合気というのは、剣道において対戦相手と気を合わすこと。それは、相手と自分がその気になって、勝負することです。もう少し言うと、剣道の極意は強い者が弱い者を一方的にやっつけることではなく、相手を勝負する気にさせておいて、仕留めること、これが剣道では一番大切です。そのためには、相手と気持ちをしっかり合わさなければならない。互いに『さあ、どこからでもかかってこい。』という気持ちにならないとよい勝負ができない。互いに合気になる、その気になることが必要です。
剣道だけではなく、日常生活の中で、相手と気を合わせること、真剣に相手の気持ちになって考えることで、自分にとっても、相手にとってもよいものが生まれてくる、そういうことはいっぱいあると思います。先日挨拶の話をしましたが、その言葉とつながるところがあると思っています。
多くの人と関わりを持ち、相手の立場に立って、相手のことを一生懸命考えることで、生まれてくるものが高校生活の中でいっぱいあると思うので、ぜひそういう視点で自分と人との気持ちを合わせることを考えてみてほしい。」
始業式の後には、生徒指導部長の西山先生と進路指導部長の山添先生より講話がありました。
GSP 高大連携授業「理数化学」
教養科学科では、1年次から目的・進路意識を高め、探究心や創造力を培うため、大学や研究機関との連携授業を通して様々な取組を行います。
そして専門性を高める機会を充実べく、グローカル・スタディーズ・プログラム(GSP)として系統的に位置づけています。
自然科学や科学技術に対する興味・関心を高め、科学的・数学的な思考力や物事を論理的に考察・分析する能力を錬磨し、より専門性を高める機会と捉えています。
教養科学科2年次生の取組として、11月27日(金)、大阪府立大学の八木繁幸教授を講師にお迎えして、「化学発光から化学を学ぶ」という授業を実施しました。
内容は、炎色反応の実験とルミノール反応の実験、さらにルミノール反応の実験を元に警察の鑑識官になったつもりで、血液のしみこんだハンカチを探し出すというものでした。最後に、ウミホタルの発光現象の実験も行いました。