茶道と禅は切り離せない存在です。今回は「府立高校特色化事業制度」を活用し、黄檗山万福寺塔頭別峰院・広瀬尊之和尚様を講師に迎え、禅についての講義と椅子座禅体験を行いました。禅について分かりやすい説明と「本来無一物」の軸の解説も丁寧にしていただきました。また生徒が作った茶掛けの一字禅語についても説明していただきました。椅子座禅では、座り方や手の組み方、半眼にして呼吸を整えるなど、普段でも落ち着きたいときに応用できる貴重な体験をしました。夏に文化財建造物修理現場見学事業で万福寺を訪れたときに一度境内を案内していただいた和尚様なので、とても親しみやすく、穏やかな気持ちで講義や体験を受けることができました。また、改めて万福寺を訪れ、座禅体験もしてみたいという生徒もいました。
令和2年9月23日(水)、24日(木)に創華祭(文化の部)を行いました。
新型コロナウィルス感染拡大防止のため、規模縮小の上、密を避ける形での実施となりました。
演劇が複数会場に分散して行われることになり、それに対応するために中継による観劇が行われるなど、 例年と大きく異なる工夫が複数ありました。そのような状況下においても生徒たちはクラス一丸となって準備に励み、各クラスが素晴らしい演劇を披露しました。
中でも3年生の演劇は特に完成度が高く、熱演に大きな拍手が送られました。今年の3年生の姿を目に焼き付けた1、2年生のさらなる活躍にも期待したいと思います。
また、美術・科学・ボランティア・家庭・茶道などの文化系の部や芸術科目選択者、さらに1年教養科学科の生徒たちが日頃の活動の成果を披露しました。昨年度に続き書道部のパフォーマンスが行われ、多くの観客を魅了しました。
演劇3年の部の最優秀賞 3年5組「ライオンキング」
演劇2年の部の最優秀賞 2年3組「夕」
演劇1年の部の最優秀賞 1年5組「Rumor Gate」
ポスターの部の最優秀賞 3年1組「FATE」、3年2組「BAD LUCK」
令和2年9月29日、創華祭(体育の部)を行いました。
雨天のために延期され、予備日での開催となった体育祭でしたが、天気に恵まれ、気持ちの良い秋晴れの中で実施することができました。
競技種目の厳選・変更や手洗い・マスクの徹底など新型コロナウィルス感染拡大防止の策を講じての実施となりました。
赤、青、白、黄、緑、橙の6つの団が熱く競い合いました。結果の如何に関わらず、皆全力で競技に、応援に、取り組むことができました。
近隣の皆様には、 御理解・御協力いただきありがとうございました。
〈各団スローガン〉
赤:紅我闘魂(こうがとうこん) ~赤しか勝たん!!~
青:青狗(ブルドック) ~ナンバーワンかつオンリーワンだワン
白:白虎無双 ~轟け勝利への咆哮~
黄:疾風迅雷 ~いけっ黄団!10万ボルト~
緑:翡翠輝石 ~一発逆転 奇跡を起こせ~
橙:橙頂(とうちょう) ~一橙賞 頂きます~
<総合結果>
優 勝 : 橙 団
準優勝: 赤 団
今年も府立高校特色化事業を利用し、嵯峨美術大学デザイン学科の楠林拓先生を外部講師にお招きして、「3Dプリンターと立体造形制作の可能性」の講義の他、3D-CADのワークショップをしていただきました。マグネットのデザインで、基本的なCADソフトの使い方を学びました。また、3Dプリンターから出力される立体造形物は、本当に不思議で、機械が作り出す芸術的な技に魅入ってしまうほどでした。後日、嵯峨美術大学で出力されたマグネットを見て、自分がCADで作業したデザインが立体的になっていることにびっくりしました。スマホスタンドも出来上がってきました。大人になる頃には、各家庭に3Dプリンターがあるかも知れませんね。
茶道と禅は切り離せない存在です。アートミックスでは、秋に萬福寺塔頭の和尚さんより「禅について」の学習と座禅体験を予定しています。今回は「文化財建造物修理現場見学事業」を利用し、萬福寺の修理現場を見学してきました。文化財保護課の担当者より、「創建時の元の形に近い修理をすること」が、文化財を保護する上でいかに大事であるか教えていただきました。修理現場ではヘルメットを被り、足場に上って、間近で屋根修理の方法などを教えていただきました。木材の目の方向によって割れたり曲げやすかったりすることも、実際に木材に触ることで深く学ぶことが出来ました。また、竹釘を使って屋根葺きの体験もしました。最後には和尚さんに萬福寺を案内していただき、禅寺についての理解と関心がより深まりました。