令和5年7月4日(火)
実践発表や施設類型を越えた意見交流を通して、育ちと学びをつなぐ必要性や日々の教育・保育実践に活かす具体的な視点を学びあい、保幼こ小の相互理解の促進と連携・接続の強化を図ることをねらい開催されました。
初めに、昨年度京都府長期研修制度で幼児教育を学んでこられた、木幡小学校中尾佳那教諭が実践発表をされました。今年度1年生を担任され、工夫して取り組まれたことを具体的に紹介してくださいました。
安心して生活できるように、「えがおちゃんタイム」として、朝休みの時間を少し延長して遊びの時間を取り入れていること、今までのスタイルにこだわらない授業の工夫をしてきたことを発表されました。学びを楽しむために、遊びの要素を大切にする、「遊びこめる子は学びこめる子へ」という言葉が印象的でした。
そのあと、グループに分かれて交流をしました。砂場遊びをとっても、小学校では先生が教えている、子ども主体にすることが大事、また、生活科の教材に砂場遊びがあるなら、小学生が幼児教育施設に行って借りることもできるなど、の意見が出されました。
狩野アドバイザーからは、「幼児教育の先生方も1度小学校生活科の教科書を見てください、園での遊びがいっぱい載っています、でも先取りするのではない、幼児期には幼児期にふさわしい教育を行うことが肝心」と、講評させていただきました。
主催者からは「受講者にとって、子どもに視点をおいた幼小接続を改めて考え直すきっかけとなった」と報告をいただきました。