当館収蔵の主な古文書を紹介します。
【表の見方】
・「出所」欄は、近代以前の文書については近世村、近代以降の文書は近代村を記した。
・「目録有無」欄の〇✕は目録の有無を表す。△は、一部のみ目録がある、または仮目録の状態。
・「内容等」欄の囲み数字は右記を表す。 ①目録名称 ②参考文献
・本表は、『両丹地方史』90号より一部抜粋・加筆修正したものである。
・今後準備ができ次第、「館内目録データ」を順次公開予定。
※「目録有無」欄よりアクセス可能になる予定。
【寄付】
| 資料 名称 | 出所 | 目録有無 | 管理番号 | 内容等 | 員数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 上野家資料 | 丹後国 与謝郡 宮津町 | △ 仮目録 | 寄付490 | 主に近代を中心とした文書、冊子、軸物、絵葉書からなる資料。明治初期の宮津藩御用留、絵葉書800枚以上、写真類、戦時下の配給資料、和田屏山筆「恵比寿像」、本庄宗秀筆「恵比寿像」、小室洗心筆「天橋詩」、縮図類ほか。伝来経緯は不明。 ①館内目録データ ②『丹後郷土資料館調査だより』4号 | 一括 |
| 鵜飼家文書 | 丹後国 中郡 口大野村 | 〇 | 寄付202 | 巻子状に成巻。糸の売買に関する文書や、全国各地の相場書など縮緬業に関する文書を含む資料群。別称「周枳組大庄屋・算所組大庄屋文書」。 ①館内目録データ | 一括 (1箱) |
| 奥野家文書 | 丹後国 与謝郡 亀島村 | × | 寄付466 | 亀島村(現伊根町亀島)の庄屋を務めた奥野家の近世から戦後にかけての文書群。近世文書は幕末の年貢関係書類や、御用留、捕鯨に関するもの。 ②『丹後郷土資料館調査だより』2、9、10号 | 1500点以上 |
| 笠次(かさなみ)家文書 | 丹後国 中郡 鱒留村 | 〇 | 寄付252 | 寛政3~慶応3年。天保9年巡見使記録ほか、村方の年貢関係、質地証文などがある。 ①館内目録データ | 417点 |
| 河田家文書 | 丹後国 与謝郡 獅子崎村 | △ 一部 | 寄付474 | 近世から近代。獅子崎(しいざき)村(現宮津市獅子崎)で庄屋などの村役人を務め、大阪や若狭小浜の船持ちの沖船頭などをした河田家の文書群。船小屋の土地に関する境界争論や宮津城下猟師町との漁業争論に関する文書などが含まれる。No.37獅子崎村文書も参照。 ②『丹後郷土資料館調査だより』4、9号 | 250点以上 |
| 旧伊根町水産資料館保管文書 | 丹後国 与謝郡 亀島村 | 〇 | 寄付454 | 宝暦年間~明治25年の文書や絵図類。昭和38年に青島の伊根町水産資料館に、伊根町各地区の個人や区有文書から出品されたもののうち、元の文書群に戻せなかった資料。御客帳や鯨入札証、絵図類が含まれる。 ①②『丹後漁業関係古文書目録』(1994年) | 35点 |
| 倉氏寄付資料 | - | 〇 | 寄付293 | 岩滝大祭資料4点、文久3年から明治14年の大祭入用帳・記録帳。奥波見の黄前家に関わる資料33点がある。前者は文久3年から明治14年の大祭入用帳・記録帳。 ①館内目録データ | 37点 |
| 後藤家文書 | 丹後国 与謝郡 溝尻村 | × | 寄付536 | 溝尻村(現宮津市溝尻)で庄屋を務めた家に伝わる文書群。溝尻村の宗門人別改帳や土地の売渡証文、 漁業に関する文書などが含まれる。 ②『丹後郷土資料館調査だより』11号 | 一括 (1箱) |
| 米屋新四郎家文書 | 丹後国 加佐郡 由良村 | 〇 | 寄付562 | 由良村において廻船の船頭を務めた磯田新四郎家に伝来した文書群。屋号は米屋。磯田家文書(No.5)と同一文書群で、別の所蔵者からの寄贈。 ②『丹後郷土資料館調査だより』9号 | 80点 |
| 沢辺次郎家文書 | - | 〇 | 寄付430 | 天橋義塾設立に尽力した沢辺正修の従伯父・沢辺玄辰に関する資料を含む。沢辺玄辰は大坂の緒方洪庵に習い種痘の修行をし、宮津の砂山稲荷社に除痘館を開いて種痘を実施した。No.34沢辺弘家文書も参照。 ②『丹後郷土資料館報』第7号(1986年) | 232点 |
| 沢辺弘家文書 | - | 〇 | 寄付428 | 文書類18点、沢辺家系図1巻のほか、皆川淇園筆扁額「洋々斎」1面など。文書は沢辺正修の従伯父・沢辺玄辰宛の借用証文が多くを占める。No.33沢辺次郎家文書も参照。 ①館内目録データ ②原田久美子「沢辺正修評伝〔含年譜〕」『資料館紀要』3号(京都府立総合資料館、1974年)、 『天橋義塾 京都の自由民権運動』(当館図録、1975年) | 24点 |
| 湯淺氏寄贈文書 | - | 〇 | 寄付464 | 江戸時代末期の本庄村(現伊根町本庄)や蒲入村(現伊根町蒲入)に関係する証文類31点。登録名称は「竹野郡間人(たいざ)村関係文書」。 ①館内目録データ ②『丹後郷土資料館調査だより』2号 | 31点 |
| 谷川家文書 | 丹後国 与謝郡 里波見村 | △ 一部 | 寄付561 | 近世~近代。里波見村(現宮津市里波見)の庄屋谷川家の文書および典籍・刊本。 ①一部館内目録データあり(写真・書籍のみ) | 一括 (4箱以上) |
| 土肥家文書 | 丹後国 与謝郡 石川村 | △ 一部 | 寄付426 | 近世~近代。(中心は近代)石川村(現与謝野町石川)の庄屋を務めた土肥家に伝わる資料。近世は年貢関係が多い。文書以外に和本類・雑器類有り。 ①一部のみ館内目録データ | 一括 (1400点以上) |
| 内藤家文書 | 丹後国 与謝郡 江尻村 | 〇 | 寄付230 | 近世~近代。文化6年写宮津在方法令條目、百姓往来など。和本類が多い。 ①館内目録データ | 33点 |
| 永島家文書 | 丹後国 竹野郡 徳光村 | △ 一部 | 寄付225、 寄託137 | 近世~近代。徳光村(現京丹後市丹後町徳光)で大庄屋を務めた永島家の文書。近世の公文書(A)は3800点程度で、4代浅治郎(浅治)が天保9年から明治2年(一時空白あり)まで務めた大庄屋の職務に関する文書が中心。他に近世の家文書(B)には家相図や経営に関する文書を含む。5代勝治は天橋義塾社員で京都府会議員も務め、近代文書には天橋義塾、地価修正運動、公民会などの政治活動の記録が残る。なお、近代の書簡および蔵書は目録未作成。丹後郷土資料館の敷地に移築した「永島家住宅」は京都府指定文化財。 ①『丹後国竹野郡徳光村永島家文書目録』(一)(二) ②永井規男「永島家住宅の家相図」『丹後郷土資料館報』第4号(1983年)、 今西一「永嶋家所蔵の憲法草案について」『郷土と美術』86号(1985年)など | 一括 (約90箱) |
| 中西家文書 | 丹後国 加佐郡 由良村 | △ 一部 | 寄付472 | 近世から近代。由良村(現宮津市由良)で廻船業と酒造業などを営んでいた中西六右衛門家の文書。近代以降の酒造業関係資料、教科書類と一部の近世資料からなる。近世前期に遡る廻船資料が含まれる。N由良郷土資料館保管文書中にも同家の文書が含まれている。 ②『丹後郷土資料館調査だより』4、8号 | 300点以上 |
| 西原家文書 | 丹後国 与謝郡 算所村 | × | 寄付571 | 近世~近代。上記と区別して「算所村機行司(はたぎょうじ)西原家文書」と表記することもある。明治期のものに奉行人職人取締規則、絹縮緬製造所社中改正規則がある。 ②『丹後郷土資料館友の会ニュース』75号(2011年) | 一括 (1箱) |
| 丹羽家文書 | 丹後国 熊野郡 浦明村 | 〇 | 寄付203 | 元禄10~文政10年の文書。丹羽家は浦明(うらけ)村(現京丹後市久美浜町浦明)の庄屋を務めた。正徳3年大坂廻船之件や正徳年間の御用留がある。かつて丹羽家に伝来したという阿弥陀如来立像(当館所蔵)は、時宗道場とのつながりが指摘される。 ①館内目録データ | 9点 |
| 一ッ町家資料 | 京都府 与謝郡 養老村 | × | 寄付461 | 明治時代から戦前期にかけての資料が中心で、教員の辞令や購買組合に関する資料が残る。 ②『丹後郷土資料館調査だより』2号 | 一括 |
| 増井家文書 | 丹後国 与謝郡 亀島村 | × | 寄付303、 寄付304、寄付305、寄託199、寄付231 | 客船帳、祈祷札、古文書、宮津鐵道敷設趣意書。屋号は枡屋。 ②吉野健一「伊根浦への諸国廻船の入津について」『京都府立大学叢書』第12集(2017年)に客船帳の冒頭部分の翻刻あり。 | 一括 (3箱) |
| 宮崎家文書 | 丹後国 与謝郡 江尻村 | △ (一部) | 寄付507 | 近世~近代の文書(近代が中心)。宮崎家は江尻村(現宮津市江尻)の庄屋を務め、近代には天橋義塾社員となった宮崎六右衛門がいる。漁労具及び椋平広吉関係史料も併せて一括で当館所蔵。 ①『丹後漁業関係古文書目録』(1994年)に一部掲載 ②『京都の自由民権運動』(当館図録、1991年)、『宮津市史』史料編第3巻に一部翻刻収録 | 一括 |
【個人収集資料(すべて寄付)】
| 資料 名称 | 出所 | 目録有無 | 管理番号 | 内容等 | 員数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 岩崎英精氏収蔵資料 | - | △ 一部 | - | 岩崎英精氏(1897~1989)は郷土史家として『丹後機業の歴史』(非売品、1953年)、『京都府漁業の歴史』(京都府漁業協同組合連合会、1954年)、『丹後伊根浦漁業史』(伊根漁業共同組合、1955年)、『丹後の宮津』(天橋立観光協会、1963年)ほか数々の著作を残し、丹後の郷土史を発展させた人物。蔵書や各区有・個人所有文書からの収集資料などがある。 ①『岩崎英精図書目録』(図書のみ)、『丹後漁業関係古文書目録』(1994年)(漁業史関連のみ)、館内紙目録(縮緬関係のみ) | 一括 |
| 小室洗心(こむろせんしん)俳諧資料・文書 | - | △ 一部 | - | 岩崎英精氏(1897~1989)は郷土史家として『丹後機業の歴史』(非売品、1953年)、『京都府漁業の歴史』(京都府漁業協同組合連合会、1954年)、『丹後伊根浦漁業史』(伊根漁業共同組合、1955年)、『丹後の宮津』(天橋立観光協会、1963年)ほか数々の著作を残し、丹後の郷土史を発展させた人物。蔵書や各区有・個人所有文書からの収集資料などがある。 ①『岩崎英精図書目録』(図書のみ)、『丹後漁業関係古文書目録』(1994年)(漁業史関連のみ)、館内紙目録(縮緬関係のみ) | 一括 (蔵書以外で2361点) |
| 沢村秀夫氏収蔵資料 | - | 〇 | 寄付11、寄付12、寄付67、寄付205 | 戦前より続く雑誌『郷土と美術』の主幹を務めるなどした郷土史家の沢村秀夫氏による寄贈・寄託資料。戦前刊行の『郷土と美術』、『月刊宮津』、「天橋義塾維持講名簿」(明治14年7月9日)や栗田藤之助氏作図の「天橋義塾位置図」などをはじめとした天橋義塾関係資料・書簡などがある。(当館での管理番号は複数に分かれる。) | 18点 |
| 中嶋利雄氏収蔵資料 | - | × | - | 教員で小学校長等を務め、宮津をはじめとする両丹地方の歴史を研究した中嶋利雄氏(1912~2002)の研究にまつわる原稿やノートなどの資料。中嶋氏撮影のネガ・ポジ、8mmなどのフィルム類、カメラなど撮影機材がある。 ②中嶋利雄著作集刊行会編『中嶋利雄著作集 天橋立篇』(あまのはしだて出版、2002年)、雪舟研究会編『天開圖畫』4号(山口県立美術館、2001年) | 一括 |
| 永浜宇平(ながはまうへい)家資料 | - | 〇 | 寄付141、寄付198、寄付200 | 永浜宇平氏(1880~1941)に関する資料。当館へ寄付された資料は、町村誌など著書に関する史料(箱1)、入会山林問題に関する史料(箱2・3)など。他に三重小学校保管分が当館寄託となっている。「小室洗心関係資料」にも、永浜宇平直筆『岩滝町誌』の原稿ほかが含まれる。 ①『丹後郷土資料館収蔵資料目録』第1集(1980年)、京丹後市教育委員会編『京都府京丹後市文化財調査報告書』第8集(2012年) | 一括 |
| 原田久美子氏旧蔵資料 | - | 〇 | 寄付13、寄付446 | 天橋義塾や沢辺正修らなど自由民権運動に関する著作を多く記した原田久美子氏(1926~2006)のマイクロフィルム、ネガ類、写真など。写真はアルバムに整理され、そこには研究時のメモが書き込まれている。 ①館内紙目録 | 118点 |
【寄託】
| 資料名称 | 出所 | 目録有無 | 管理番号 | 内容等 | 員数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 安久(あぐ)家文書 | 丹後国 加佐郡 上安久村 | 〇 | 寄託135 | 近世~近代の文書。上安久村(現舞鶴市上安久)に住し、近世には田辺藩池ノ内組の大庄屋など、近代においても余内(あまうち)村(現舞鶴市)の村長などを務めた安久家の資料。 ①『丹後国加佐郡上安久村安久家文書目録』第1集(丹後郷土資料館、2007年)、菅原憲二編『丹後国加佐郡上安久村安久家文書目録』第2~6集(千葉大学文学部史学科菅原研究室、2009~2019年) | 一括 (124箱その他) |
| 出角(いずすみ)区有文書 | 丹後国 熊野郡 出角村 | 〇 | 寄託31 | 宝暦9~昭和41年までの文書。出角村(現京丹後市久美浜町出角)は、近世文書は521点で、多くは年貢免定および皆済目録。近代文書は1066点、土地利用に関する資料や豊岡県・京都府の布告書などが残る。京都府暫定文化財。 ①館内目録データ ②『丹後郷土資料館報』第4号(1983年) | 1587点 |
| 加藤家文書 | 丹後国 加佐郡 由良村 | 〇 | 寄託272、寄付247 | 近世~近代。明治時代に北前船の船頭をつとめた加藤家に伝わる文書群。明治10年代後半から30年代までの船中大福帳などの帳面や葉書・書簡類が中心。京都府指定文化財。 ①館内目録データ ②真下八雄「幕末・明治前期における丹後海運業について」(福井県立図書館・福井県郷土誌懇談会編『日本海海運史の研究』福井県郷土誌懇談会、1967年所収)、藤本仁文『宮津市北前船関連資料調査研究報告書』(2016年)、『京都の文化財』第41集、『大海原に夢を求めて』(当館図録、2015年)ほか | 4571点以上 |
| 蒲入(かまにゅう)区有文書 | 丹後国 与謝郡 蒲入村 | 〇 | 寄託195 | 蒲入村(現伊根町蒲入)に伝来した277点の文書群。寛文9年から大正4年まで。隣村本庄浜村・長延村・竹野郡袖志村との入会漁場紛争、文政年間村政改革史料、難船記録、免定皆済目録等。京都府暫定文化財。 ①『丹後漁業関係古文書目録』(1994年) | 277点 |
| 亀島区有文書 | 丹後国 与謝郡 亀島村 | 〇 | 寄託160 | 天文3年~昭和17年。伊根浦のなかでも捕鯨の特権を独占するなど中心的な地位を占めていた亀島村(現伊根町亀島)の文書。京都府暫定文化財。 近世文書は850点余で、鰤漁に関する文書が多い。刺し網の網場に関するものが多く、捕鯨の記録である「鯨永代帳」などもある。また、収獲された魚の販売をめぐる宮津藩による規制に関わる文書、「諸色指出帳」や鰤運上・肴運上を記す免定、各種の絵図なども残されている。 ①『丹後漁業関係古文書目録』(1994年) | 約2500点 |
| 川戸家文書 | 丹後国 竹野郡 乗原村 | 〇 | 寄託175 | 享保13~明治20年(中心は江戸)。久美浜代官所宛の願書や村方の借用証文、質地証文などがある。 ①館内目録データ | 81点 |
| 切畑区有文書 | 丹後国 竹野郡 切畑村 | × | 寄託161 | 切畑村(現京丹後市網野町切畑)は、東南は中郡、西南は山地で熊野郡に接する山間の村。 | 一括 (1箱) |
| 桂林寺文書 | 丹後国 加佐郡 紺屋町 | 〇 | 寄託58 | 康永4~慶長6年。田辺郷八田村に関連する土地売券、寄進状、細川藤孝による安堵状など。桂林寺(現舞鶴市紺屋町)は、宝徳2年に洞林寺から現在の寺号に改められ、文書中には洞林寺時代のものも含む。近世文書とともに、舞鶴市指定文化財。 ①『丹後郷土資料館収蔵資料目録』第1集(1980年)、館内目録データ ②『宮津市史』史料編第1巻(1996年) | 一括 (16点) |
| 国分寺文書 | 丹後国 与謝郡 国分村 | 〇 | 寄託4 | 丹後国分寺に関する資料。国分寺建武再興縁起(南北朝時代)、国分寺略縁起(江戸時代)などのほか、江戸~明治時代にかけての資料がある。 ①館内目録データ | 一括 (8点) |
| 籠(この)神社文書 | 丹後国 与謝郡 大垣村 | 〇 | 寄託410 | 鎌倉~江戸時代。丹後国一宮の籠神社(現宮津市大垣)にまつわる文書。正和4年丹後国宣、智海筆「一宮神秘」など2巻(8通)と検地帳など19冊。京都府指定文化財。 ①②『京都の文化財』第21集、海部穀成総監修・三橋健編『籠神社の綜合的研究』清文堂、2022年 | 21点 |
| 駒倉区有文書 | 丹後国 与謝郡 駒倉村 | × | 寄託11 | 駒倉村(現宮津市駒倉)は、慶長検地郷村帳にその名が見え、昭和47年に廃村となった集落。 | 一括 (10箱) |
| 小松家文書 | 丹後国 与謝郡 小松村 | × | 寄託123 | 近世~近代(主に近代)。小松家は岩滝組小松村(現宮津市小松)の庄屋を務めた家で、近世文書には村政に関するもの、近代は郡会、農会等があり、家業の酒造業等に関するものも含まれる。府会議員小松九郎右衛門に関する文書などがある。現在、京都府立大学地域貢献型特別研究(府大ACTR)で整理中。 ②『京都府立大学文学部歴史学科フィールド調査集報』第11号(京都府立大学文学部歴史学科、2025年) | 一括 (9箱4500点程度) |
| 左近家文書 | 丹後国 加佐郡 由良村 | 〇 | 寄託295 | 天保5年から大正2年に至る資料。江戸時代のものは大福帳などの経営帳簿類が多くを占める。安政3年の「御用日記控帳」には幕末の異国船対策のための御台場建築の記事等が見られる。明治期のものは区長職の引き継ぎ文書等が残る。 ①館内目録データ | 111点 |
| 算所(さんじょ)区有文書 | 丹後国 与謝郡 算所村 | × | 寄託134 | 近世~近代。算所村(現与謝野町算所)は加悦谷の三河内村と接し、丹後縮緬の中心地として栄える。文書には縮緬機屋記録、絵図などが含まれる。 ②『加悦町史』資料編第二巻、 『丹後縮緬』(当館図録、1989年) | 一括 (2箱) |
| 獅子崎(しいざき)村文書 | 丹後国 与謝郡 獅子崎村 | 〇 | 寄託270 | 天明2年の「乍恐奉願上候口上覚」 1点。獅子崎村では天明2年の50年前から縮緬業が営まれていたことが記される。同村の河田家文書(No.17)も参照。 ②『丹後郷土資料館調査だより』8号 | 1点 |
| 塩野家文書 | 丹後国 与謝郡 加悦村 | △ 一部 | 寄託152 | 中世文書の写を含む鋳物師屋裁許状ほか。 ①館内目録データ(一部) | 一括 (2箱) |
| 品川家文書 | 丹後国 与謝郡 奥波見村 | △ 一部 | 寄託196 | 寛文9~明治年間(中心は明治)。内容は、土地、貢租、行政、村落構成、田畑売買質地関係、開墾金融その他。近代分は約3600点。 ①近代のみ、館内目録データあり ②一部『宮津市史』史料編に翻刻掲載。 | 一括 (43箱以上) |
| 下村家文書 | 丹後国 与謝郡 加悦村 | × | 寄託271 | 加悦村(現与謝野町加悦)で縮緬業を営んだ下村家の文書で、大福帳が主。屋号は角屋。 ②『丹後郷土資料館調査だより』8号 | 一括 (14箱) |
| 田井家資料 | 丹後国 与謝郡 日置浜村 | △ 一部 | 寄託16 | 中心は近代。屋号三木屋。日置浜村(現宮津市日置)出身で京都の自由民権運動にも関わり、府会議員などを務めた田井五郎衛門家の資料。別称「田井五郎衛門家資料」。 ①館内目録データ(一部) ② 『天橋義塾 京都の自由民権運動』(当館図録、1975年) | 一括 (3箱) |
| 竹野(たかの)神社文書 | 丹後国 竹野郡 竹野村 | △ 一部 | 寄託115 | 中世文書4点および寛永6~昭和4年までの文書・典籍。竹野神社(現京丹後市丹後町宮)は神明山古墳の傍らに位置し、「延喜式」にもみえる神社。中世文書はいずれも神主職と社領に関する内容で、在地の国人層が深く関わっていたことが知られる。 ①一部、館内目録データあり ②『宮津市史』史料編第1巻に一部翻刻あり | 一括 (13箱) |
| 田辺家文書 | 丹後国 与謝郡 日置村 | 〇 | 寄託242 | 鎌倉~戦国時代。日置出身の田辺家に伝来した、丹後日置氏に関わる文書。案文も含む文書群1巻11通。建武5年の賀悦庄や成相寺での戦乱に関わる軍忠状に加え、日置氏の所領であった有枝保・有冨保等に関わる在地文書等が残る。No.73百鳥講文書も参照のこと。別称「日置弥二郎関係文書」。京都府暫定文化財。 ①②『丹後郷土資料館報』第3号(1982年) | 1巻11通 |
| 戸祭家文書 | 丹後国 与謝郡 宮津町 | 〇 | 寄託158 | 近世~近代(中心は近代)。宮津藩士戸祭家に伝来した資料。近代は県庁文書、戸長役場文書他が含まれる。近世文書67点、明治~大正時代の公文書199点、私文書166点、書跡107点、新聞423点。宮津市教育委員会にも所蔵がある。 ①館内目録データ | 962点 |
| 永雄家文書 | 丹後国 竹野郡 中浜村 | 〇 | 寄託155 | 元文3~昭和9年までの文書。屋号は最中屋。永雄家は中浜村(現京丹後市丹後町中浜)で酒造業の傍ら庄屋を代々務めた家。漁村文書(難船記録、浦触ほか)と私文書に大別される。近年、当主永雄文右衛門氏による草稿「中浜の近代の歴史」を追加した。 ①②『丹後漁業関係古文書目録』(1994年) | 848点 |
| 成相寺文書 | 丹後国 与謝郡 成相寺村 | △ 一部 | 寄託255 | 寛正7年~江戸時代。成相寺(現宮津市成相寺)は平安時代から修験の霊地として知られ、西国三十三観音霊場第二十八番札所。細川・明智・京極各氏の制札、戦国期の荘園関係の文書のほか、墨書「御用立合」の箱1箱分の文書がある。文書6通と制札4面は京都府指定文化財。 ①『丹後郷土資料館収蔵資料目録』第1集(1980年)、『丹後郷土資料館報』2号(1981年)、『京都の文化財』第13集 | 一括 (2箱) |
| 西原家文書 | 丹後国 与謝郡 算所村 | 〇 | 寄託29、30 | 元禄14~昭和23年の文書。西原家は算所村(現与謝野町算所)の庄屋や戸長を務めていた。村方文書のほか、縮緬機業、農業(土地)経営に関わる家文書、近代文書には西原利兵衛が携わった京都府下の民衆運動にまつわる文書も含む。 ①②『丹後郷土資料館収蔵資料目録』第2集(1984年) | 3885点 |
| 浜砂氏収集資料 | - | 〇 | 寄託185、寄託186 | 永井信濃守様分限帳(延宝8年)、宮津旧城郭之図(弘化2年)。前者は永井氏改易直後に作成されたもの。 ②「永井信濃守様分限帳」は『宮津市史』資料編第2巻に翻刻あり | 2点 |
| 日出区有文書 | 丹後国 与謝郡 日出村 | 〇 | 寄託210 | 寛文6~昭和36年(中心は江戸・明治)。近世の伊根浦三か村(亀島・平田・日出)の一つ日出村(現伊根町日出)の文書。漁業に関するものが3割ほどで、なかでも鰤漁に関する網場図などの文書が多い。寛文9年(1669)以来断続的に繰り返された亀島村・平田村・大島村との漁場争論、大島村との境界争論に関する文書・絵図などもまとまっている。前出分(平成4年調査)、後出分(平成6年調査)に分かれる。京都府暫定文化財。 ①『丹後漁業関係古文書目録』(1994年) | 1640点以上 |
| 平田区有文書 | 丹後国 与謝郡 平田村 | △ 一部 | 寄託269 | 伊根浦三か村の一つ平田村(現伊根町平田)で代々庄屋を務めた向井忠左衛門家に伝来した文書群。別称「平田漁株文書」。京都府暫定文化財。近年、かつて平田区有文書を保管していた向井義夫家に残されていた文書を追加。 ①②『丹後漁業関係古文書目録』(1994年) | 3318点その他 |
| 福之内区有文書 | 丹後国 与謝郡 菅野村 | 〇 | 寄託181 | 寛政3~明治20年(中心は明治)の文書。福之内(現伊根町菅野)は昭和44年に廃村となった、菅野村の一集落。神社棟札他。別称「菅野村福之内文書」。 ①館内目録データ ②『福之内誌』(福之内会、1990年) | 59点 |
| 遍照寺文書 | 丹後国 熊野郡 大向村 | 〇 | 寄託167 | 寛永8~慶応4年の文書。遍照寺(現京丹後市久美浜町大向)は、かつて同所にあった真言宗大覚寺末迎接寺が昭和初年に塔頭の蓮光院と合併してできた寺で、当文書は主として迎接寺に伝わったものと思われる。 ①館内目録データ | 361点 |
| 細井家文書 | 丹後国 与謝郡 加悦奥村 | 〇 | 寄託95 | 天和2年~現代の文書(中心は近世後期)。加悦奥村(現与謝野町加悦奥)の庄屋、細井半右衛門家に伝わった文書。年貢免状が多い。 ①館内目録データ | 211点 |
| 堀口家文書 | 丹後国 加佐郡 朝来村 | 〇 | 寄託207 | 至徳元年の文書紛失状1点。志楽庄朝来村(現舞鶴市朝来(あせく)中・朝来西町)の鎌倉末~南北朝時代の名主職相伝を示す文書(案文)7通のあとに、良快等の保証文言が続く。 ①②『宮津市史』史料編第1巻に一部翻刻あり、東京大学史料編纂所で画像閲覧可(Hi-CAT Plus) | 1点 |
| 三上家文書 | 丹後国 宮津下 河原町 | △ 一部 | 寄託125 | 慶長元~大正13年の文書(中心は近世後期~明治)。三上家は屋号を元結屋(もっといや)とし、酒造業、廻船業などを営んだ宮津城下の豪商。町名主を務め、藩財政や町政に関わる史料が残る。目録掲載の文書以外にも、追加の文書や典籍(22箱)や軸類、雑器がある。京都府指定文化財。 ①『丹後国与謝郡宮津元結屋三上家古文書目録』『同(続)』 ②『丹後郷土資料館調査だより』7,8号 | 9000点以上 |
| 三原区有文書 | 丹後国 熊野郡 三原村 | 〇 | 寄託159 | 享保15~昭和25年の文書(近代が中心)。湊宮御役所への願書類や絵図のほか、近代の道路や川の普請、桑園に関する文書が含まれる。三原村(現京丹後市久美浜町三原)は佐濃谷川の支流三原川の上流に位置する村。 ①館内目録データ | 148点 |
| 鞭家文書 | 丹後国 与謝郡 石川村 | △ 一部 | 寄託251 | 後光厳天皇宸翰2通、伝細川幽斎筆謡本および近世から近代の文書からなる(中心は明治・大正時代)。石川村(現与謝野町石川)は丹後守護一色氏と関係が深く、中世末の丹後国御檀家帳にもその名が見える。近世後期の当主鞭政周は漢方医で、医学関係の資料や書画・漢詩文が多い。麻呂子親王による鬼退治の功で賜ったとされる鞭姓に関する文書もある。後光厳天皇宸翰は国重要文化財。 ②『京都府立大学文学部歴史学科フィールド調査集報』第11号(京都府立大学文学部歴史学科、2025年予定) | 一括 (約500点) |
| 百鳥講文書 | 丹後国 与謝郡 日置村 | 〇 | 寄託13、寄託74 | 延慶3~明治16年(中世文書が主)。鎌倉御家人の系譜を引き、中世に日置(現宮津市日置)を根拠地とした丹後日置氏に関する文書。鎌倉幕府御家人としての活動を示す着到状や軍忠状、丹後における凶徒退治を賞した足利義詮の感状案などからなる。 百鳥講文書(1巻7通)、日置氏家譜(1巻)、百鳥氏別系(1巻)、付属文書(2冊および1通)からなる。京都府暫定・宮津市指定文化財。 ①②『丹後郷土資料館報』第3号(1982年) | 3巻、2冊、1通 |
| 山口家文書 | 丹後国 与謝郡 日置上村 | △ 一部 | 寄託268 | 文政~安政年間。宮津藩日置上村(現宮津市日置)の村方文書。家文書が多くを占める。 ①館内目録データ(一部)②『金剛心院誌』ほか | 一括 (18000点以上) |
| 山本家文書 | 丹後国 与謝郡 本町 | 〇 | 寄託273 | 近世~近代文書(中心は近世)。山本家は宮津城下の本町(現宮津市本町)で廻船業や酒造業などを営んで栄え、町名主などの宮津藩政に関わる役職にも就いた。講関係の資料や家資料に加え、大名貸し、米会所に関わる資料なども含まれる。 ①館内目録データ ②『丹後郷土資料館調査だより』7,9号 | 1066点 |
| 和田家文書 | 丹後国 加佐郡 中田村 | 〇 | 寄託132 | 承応2~明治44年。大浦組の大庄屋を務めた中田村(現舞鶴市中田)の和田清左衛門家の文書。 ①館内目録データ | 167点 |
・当館収蔵文書を含む丹後・丹波地域の文書については、京都図書館協会・京都府立総合資料館編『京都府資料所在目録』(1968年)及び「京都府域関係古文書所在情報の一整理 近世領主並びに近世村町別閲覧可能関連文書一覧 丹波編」(『資料館紀要』七号、京都府立総合資料館、1999年)、同「丹後編」(『資料館紀要』8号、京都府立総合資料館、2000年)に掲載されている。
・本表の地名の読みは『日本歴史地名大系第26巻 京都府の地名』(平凡社、1981年)に拠った。
・記載の参考文献以外にも文書出所地の自治体史などを参照のこと。
・点数や名称等は今後整理を行う中で変更が生じる場合がある。また当館では本表に掲げた以外にも、多くの文書を収蔵している。
・感想やご意見は当館歴史担当まで。