専門教育

メロンといえば...

 野菜コース3年生が栽培しているメロン...網目模様(ネット)がきれいです。


*今年度も、農業や自然に関するコラムを不定期に掲載し、農場の様子を発信していきます。

 果実ができた最初には何も模様はありません。この模様は実が大きくなるにつれ、出現してくるのです。なんだか不思議ですが、どのようにネットができるのでしょうか…
 果実が大きくなっていくと、表皮部分の生育が止まって硬くなってきます。このとき、内部の果肉の部分はまだ成長していて、肥大しています。表皮は硬いのに、内部は大きくなろうとするので、表皮にひび割れができ、このひび割れをふさごうとして果汁がしみ出し、「かさぶた」のようにかたまったものがネット模様になるのです。きれいなネットは、順調に成長できた証で、均一になればなるほど、おいしいメロンといわれています。
 メロンの栽培は難しいといわれていますが、野菜コース3年生は甘くておいしいメロン作りに挑戦しています。収穫が楽しみです!
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