高等部

(高)日本の文化を知ろう!

12月18日(月) 高等部普通科2組生徒が生活単元学習の「日本の文化を知ろう」の単元で着物を着ました。今回の単元では、日本の年中行事について触れ、「日本独自の文化」や「大昔の日本から受け継がれてきた文化」について学びます。

日本らしい「和」という言葉で連想するものとして、「和太鼓」や「和菓子」をはじめ「和室」等の意見も生徒から出てきました。その他、実際に和菓子作りの一環として、収穫したさつまいもを使用して茶巾絞りを作り、お茶を淹れたりしました。今回は、「和」の中でも「和服」に注目し、和服を着る体験をしました。

衣紋掛け(えもんかけ)を触って普段のハンガーとどのように違うのかを確認しました。生徒からは「突っ張り棒みたい」と感想が聞かれました。着丈や身幅等に着目し、なぜこのような形をしているのかを考えながら、授業が進みます。

冬に着物を着るための必需品である長襦袢(ながじゅばん)や足袋等を確認していきます。普段着慣れないものだからこそ、どのように着用するのか、どのような場面で着用するのか、それぞれ説明します。特に足袋は、ひっかけるフック(コハゼ)が小さく、見えにくい生徒にとっては、非常に難しいです。また、着る順番、履く順番、そしてどちらが右足で左足なのかというのも考える必要があります。

最後に着用して、振り返りをします。今回の考える内容は、「今の服との違い」を見つけることです。生徒からは階段が歩きにくかったことや、素材が薄いこと、着るのが大変であること、ボタンやチャックがないことに気が付き、それを報告してくれました。最後は2人で記念撮影です。すっかり気分は江戸時代。寒空の下での撮影でしたが、貴重な経験をした2人の笑顔はどこか温かい気がしました。

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