視覚支援センター

障害理解教育

 9月8日(火)、長岡京市立長岡第六小学校5年生を対象に、障害理解教育を実施しました。
 多目的室では、視覚障害や盲学校についての紹介、当事者教員による話、視覚補助具の体験などを行いました。児童たちは、視覚障害のさまざまな見え方や視覚障害者スポーツについて学び、視覚障害への理解を深める機会となりました。
 当事者教員の話では、日常生活におけるさまざまな工夫について紹介しました。たとえば、毎日の服装を確認するためスマートフォンのアプリを使って、自分を撮影すると「白のワイシャツを着ていて、青色の紐のネームプレートをつけています」などと音声で説明され、その実演を見た児童からは、「おぉ~!」という驚きの声が上がりました。
 また、実家で生活していた時に、シャンプーやトリートメント、ボディソープの置き場所が変わっていたことに気付かず、「泡が立たないな」と思いながらトリートメントで身体を洗っていたというエピソードも紹介されました。児童たちは笑みを浮かべながらも、見えない・見えにくい状況で起こりうる困りごとについて耳を傾けていました。
 これらの話を通して、視覚障害について知り、「見えない」「見えにくい」とはどのようなことなのかを具体的にイメージすることができたようです。

【写真】当事者教員から説明を受ける様子

 体育館では、「見えない」という状況を実際に体験する活動を行いました。アイマスクを着用した状態と着用しない状態で折り紙を折り、視覚情報がない中で作業する難しさや、工夫することの大切さを体験しました。

【写真】アイマスクをして折り紙を折る体験

 また、白杖を使用した歩行体験では、①何もない場所、②点字ブロックがある場所、③介助者がいて白杖を使用した場合の3つのコースを歩き比べました。児童は2人1組となり、体験する側と見学する側に分かれて活動しました。体験する側は、どのような支援があると安心して歩けるのかを考え、見学する側は、どのような声かけや介助が安心につながるのかを観察しました。
 体験後には、「点字ブロックがあると歩きやすかった。」「周りの人が教えてくれると安心して移動できた。」といった感想が聞かれ、視覚障害のある方を支える環境や周囲の人の役割についても理解を深めることができました。

【写真】アイマスクをして歩行をする体験

 最後に当事者教員から、「道で困っているときに声をかけてもらえるとうれしいです。白杖を持っている人を見かけたら、勇気を出してぜひ声をかけてください。」というメッセージが送られました。今回の学びが今後の行動につながることを期待しています。

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