学校からてくてく歩いて、すぐの田んぼへ。

春に5年生が田植えをした田んぼ、この日はついに稲刈りです。
NPO法人森の教育プロジェクトの方々にお世話になりました。
まずは、説明をお聞きします。

〇うるち米ともち米の違い
〇 一粒のお米を田んぼで育てると、約1000粒になること(1000倍!)
→「だから、昔から一粒でも大事にせなあかんと言われていた」
〇道具の説明や安全な使用法
〇刈った稲を藁で束ねる方法

子どもたちは、地域の方のお話を熱心に聞いていました。

「さぁ!自分が田植えしたところを刈ってみよう!」
春に自分が稲を植えた場所は大体どのあたりだったかな?
美山育ちの子たちと言えども稲刈りは初めてという子も多く、
それでもしっかりとお話を聞いていたので、初めて使う稲刈り鎌の使い方も上手です。
あっという間に、手で刈る場所は終了!
でも、稲を干すために藁でくくる作業があります。
こちらも地域の方の説明をしっかり聞いていたとはいえ、見るのとやるのでは大違いで大苦戦!

藁がちぎれてしまったり、何回やっても稲が抜けてきたり、、、、
もう一度、講師の方の間近で丁寧に教わると、何度かしてコツを掴んできて「出来た!」と笑顔に。

残りは、バインダーで刈り上げます。

手刈りの大変さを経験したあとなので、機械作業の速さには驚きます。
みんなでわいわい稲木をたてて、稲木干しの完成!

作業の途中では
「この稲、実が少ないなぁ~」「稲が倒れてて、誰かが歩いたんかなぁ~」
「カメムシが多いわ!くさい!」など、子どもたちのつぶやきがありました。
その都度、「イノシシが入っていたのかもしれないこと」「無農薬で作っているので虫にやられたこと」などを地域の方から教わります。
実際に目でみて感じたことは、しっかり心に残りますね。

5年生6年生は、総合学習の時間の時間に「10年後の美山に残したいもの」は何かを考えて、グループに分かれて、地域の専門家とともに学んでいます。
今年は「お米」に関するグループも出てきたので、
この田植えや稲刈りでの経験がさらなる学びに繋がっていくと嬉しいです。
森の教育プロジェクトの皆さん、田植えのあとからの水の管理、暑い夏に何度も行う草刈りや草取り作業、田植え稲刈りを子どもたちが安全に行うための様々な準備、本当にありがとうごさいました。