6月からはじまった美術部の木工スツールづくり。まずはアイデアスケッチから図面に起こし、厚紙で模型をつくります。木材の大きさや種類を検討し、木取り図も描きます。鋸で切断したら、木工やすりや電動やすりであらかた平らにし、ペーパーやすりで仕上げます。丸い形の脚は、電動木工轆轤(ろくろ)でやすります。座面に穴を開け、脚を入れて接合したら、ほぼ完成です。この段階で11月までかかりました。次回は合評会後に塗装する方法を学びます。

 
 
 
 
 

 第35回京都府高等学校総合文化祭美術・工芸部門、書道部門が10月27日(土)28日(日)にみやこめっせで開催されました。作品出品者は美術部3年生3名・2年生3名・1年生5名、書道部3年1名・2年2名、工芸Ⅰ授業選択者3年生2名で、作品点数合計は20点です。

 美術部は28日(日)に作品鑑賞に行き、同年代の作品のレベルの高さに驚き、来年度、京都で開催される近畿高等学校文化祭へ向けて、新たな作品への制作意欲に結びつけたようです。また、京都国立近代美術館で藤田嗣治展を鑑賞し、芸術の秋を堪能しました。

 
 
 
 
 

美術部5名が公募展アートギャラリー2018に入選しました。うち3名が「ハイスクール賞」を受賞しました。審査員による講評会「ギャラリートーク」にも参加し、次回への制作へのアドバイスをいただきました。油絵のハイスクール賞作品は文化パルク城陽内に11月から来年9月まで展示されます。

 
 
 

 美術部は『高校生「京の文化力」外部講師による技術指導』の対象校に選ばれ、今年は天然木材による「木工スツール」の制作をします。講師は宇治在住の木工作家・柳原裕子さんで、初回は木材についての講義を受け、木工スツールのデザインから、適した木材の選び方を教えていただきました。また、天然木材を扱う「黒田木材店」で、店主・黒田義正さんに、選んだ木材の特性についての特別講義も受けました。4mもある天然木材を見るのは初めてです。所狭しと並んでいる木材の美しい木目を見て、そして独特の香りに包まれて、これからの制作の励みとなりました。次回は7月に、5分の1スケールの模型づくりと図面の書き方を学びます。

 
 

座面の天然木は赤色が美しい朱理桜、白色が際立つ水木、木目が面白い栃から選びます。木材店では初めて天然木材に触れました。

 
 
 
 
 

昨年度に引き続き、「第2Shake Hand 3.11 in おおつち」に参加した。

Shake Hand』とは、震災によって故郷を離れざるをえなかった人たちが、鮭が生まれた川に戻るように、近い日、家族とともに暮らせるようにと願いを込めた東北支援チャリティー展です。

東北・岩手でつくられた手のひらサイズの白い布地の鮭を購入し、それを土台にして、色を塗ったり、飾りをつけたりして、自由に〈加飾した鮭〉を作成しました。芸術展で展示した後、岩手の会場に送りました。

産経新聞(1月24日水曜日)に掲載されました。

「第2Shake Hand 3.11 in おおつち」は平成3039日(金)から13日(火)まで、岩手県大槌町の「おおつち おばちゃんくらぶ (旧・植田病院)」で開催されました。



 
 
 
 
 

 日本画作家の片山侑胤先生を講師としてお招きし、日本画体験をしました。日本画専用の麻紙(まし)をパネル張りする方法、日本画特有の絵具「水干絵具」と「岩絵具」の違い、溶剤「膠」で溶いていく方法や、「胡粉」と呼ばれる貝を干した白い粉を練って胡粉玉を作る方法を学びました。画題は自由ですが、構図の確認、絵具の着色方法を教えていただきした。「水干絵具」での着色が終わると、日本画の本格的な画材「岩絵具」を塗っていきました。ざらざらした岩絵具から、下地の「水干絵具」が見えたりして、いい感じにしあがりそうです。その後しっかりと岩絵具を重ねて塗り、完成させました。

 
 
 

 部活動日は平日の放課後で、イラストを描いたり、デッサンをしたりしています。夏休みには油絵やイラスト、立体などの大作に挑みます。作品は、文化祭や芸術展で展示し、京都府高等学校総合文化祭への出品や公募展にも応募します。年に1~2回、校外へ美術鑑賞に行きます。今年は「東アジア文化都市2017京都」を鑑賞しました。

 
 
 
 

 本年度も「高校生『京の文化力』推進事業」に選ばれ、2種類の事業に取り組みます。8、9月「3Dプリンターによる立体造形」ではペットボトルキャップを作りました。9~12月「日本画体験」では、F8号サイズの作品を制作中です。どちらも芸術展などで展示をします。9月公募展「アートギャラリー2017」で、2年照田圭祐君の油絵が2年連続ハイスクール賞を受賞しました。

 
 
 
 
 

14人(現在 3年6名、2年3名、1年5名)