新型コロナウイルス感染拡大防止のため、下記のとおりの措置を行います。
①3月2日(月)は、通常通り登校してください。LHRのみ実施し、詳細についてはその場で連絡します。その際に、入試準備や自宅学習に備えて私物を持ち帰ってください。
②3月3日(火)から3月13日(金)まで休業期間とします。
(ただし、状況等により臨時休業の期間を変更することがあります。)
③2月29日(土)以降は、不要不急の外出を控えてください。
生徒のみなさんは、基本的に自宅で過ごし、健康管理に注意してください。
芸術展は、授業における学習成果の発表や部活動の発表を通して、創造性と自主性、学習意欲の向上を目指して実施しています。また、生徒や保護者の方々だけでなく、地域の皆様にもご覧いただくことにより、本校の教育内容の一端を紹介するとともに、開かれた学校作りの一助となることを目指しています。
2月22日(土)、23日(日)
授業や部活動で生徒たちが作った個性豊かな作品を出展し、鑑賞していただきました。2日間を通して、美術や工芸、描写、書道など授業での作品や部の共同作品、また先生方が趣味で嗜む創作活動の成果が発表されました。また、音楽選択者や先生の発表、吹奏楽部のコンサートを行い、大変賑わいました。茶道部による呈茶もあり、本校生、保護者、中学生、近隣の方々など、約600人の方が鑑賞されました。ありがとうございました。
教養科学科人文・社会科学系統では、GSP(グローカル・スタディーズ・プログラム)の一環として「文学探究」という授業を開講しています。「文学探究」は、宇治という地域に目を向け、そこから広く文学や世界に視野を広げることがねらいです。そのために、オリジナルテキストを活用し、文学における「宇治」を学び、フィールドワークを通して宇治のすばらしさを知り、「特別講義」で本物を学ぶ取り組みを行っております。
「特別講義」 ~香りに学ぶ~
1月24日 (金)、株式会社松栄堂 畑 正高氏をお招きし、京都の文化である香道について学ぶ授業を実施しました。宇治を詠んだ和歌などの古文や古典文学に出てくる「お香」について学び、本物のお香に触れることにより古典文学の世界をイメージし、より深く鑑賞できる力をつける取り組みとなりました。
講演では、平安朝文学作品「源氏物語」の記述を引用しながら、香道の歴史と王朝文化を解説していただきました。その後、お香作りの実習を行いました。光源氏の衣に焚き込められた香を、生徒はそれぞれに想像していました。香の役割や効果について学習しました。
第11回芸術展のご案内
いよいよ芸術展が近づいてきました。
本校では、創造性や感受性を培うための様々な取り組みをしています。それらの芸術文化活動の成果を発表する場として、芸術展を開催します。本校の教育活動を知っていただく機会となりますので、是非御来場いただきますようお願いいたします。
1 日 時
令和2年2月22日(土)
午前 9:30 ~ 午後 5:00 作品展示
午後 1:30 ~ 午後 3:30 茶道部呈茶
午後 2:10 ~ 午後 3:30 音楽選択生徒及び教職員演奏発表
午後 4:00 ~ 午後 4:45 吹奏楽部発表
令和2年2月23日(日)
午前 9:30 ~ 午後 3:00 作品展示
午前10:00 ~ 午前11:00 美術部ワークショップ
午後 1:00 ~ 午後 2:00 美術部ワークショップ
2 場 所 京都府立城南菱創高等学校 新学習棟
宇治市小倉町南堀池
芸術は福祉にもたくさん関係しています。まずは福祉科教諭による講義「高齢者について」を受けました。いずれ自分たちも高齢者になることを自覚し、知恵や知識を持っている高齢者に対しておもいやりを持って接する必要性を強く感じました。
美術では、認知症を緩和する高齢者向けのプログラムを体験しました。自分とりんごとのエピソードを話しながらりんごを食べます。五感で感じて描くことで右脳を活性化させて描くりんごは生き生きとしています。
音楽では、美術と同じくリラックス効果や不安やストレスの軽減などがあることを学びました。手拍子やリトミックで、自然と笑顔になる音楽の力を実感しました。
この授業をとおして、「音楽や美術は日常の中では無くても生きていけるが、ある方が絶対人生を豊かにさせると思った。」という生徒の感想が印象的でした。
本校では、教養科学科の「総合的な学習の時間」に行う課題研究を「こだわり学」と呼んでいます。「こだわり学」では、学び方や考え方を身につけながら、主体的・創造的に探究活動に取り組んでいます。ポスターセッションでは、相手に伝える力を高め、聞く力を養うことを目標にしています。1年間のこだわり学のまとめとして、研究成果をポスターにし、「ポスターセッション」を行いました。
1月20日(月)、京都大学 特任教授 田中容子氏に御指導いただき、少し緊張した雰囲気の中、生徒の発表が始まりました。「持続可能な国際社会への展望」と難しいテーマでしたが、自分たちで作ったポスターを指し示しながら、時には質問に答え、それぞれの研究の成果をアピールしていました。
1月8日(水)、3学期始業式を行いました。吉川校長は式辞の中で、3年生、2年生、1年生に向けて3学期の心構えを述べられ、次に東京オリンピック・パラリンピックイヤーの今年について、「56年ぶりに日本での開催となります。特に東京は2回目のパラリンピックを開催する初の都市になります。みんなでこの瞬間を楽しむことができればと思います。」と述べられました。
また、2045年頃のSociety5.0の時代についても触れられました。「人・機械・ITが融合され、世の中が大きく変わることが予想されますが、京都大学山際総長の、『AIの時代になっていくからこそ、人だからこそできる"つながり"と"わかり合う感性"がさらに大事になる』という言葉から、時代がどんなに変わっても、"人とのつながり"と"わかり合うこと、共感"が重要である。」と述べられました。
さらに100年ライフについても触れられ、「このいいところはやり直しができるところとある講演で話されていましたが、やり直すためには、新しいことを"自ら進んで学び、身につけていく姿勢"と、新しい仲間と"協力していく力"が何よりも大切で、菱創生の"自ら学び・協力できる"資質は、これからの社会においても最も大切な力の一つで自信を持ってほしいし、何よりも本校の誇りです。これからもさまざまなことに夢中になって取り組み、"やさしく、たのもしい"人になってほしいと思います。道中うまく行くことも行かないこともありますが、人生に無駄なことは何もないと思って取り組むのがよいのではと思います。女優であった市原悦子さんの言葉に『執念深く、かつ楽天的に。後は野となれ、山となれ』があります。『執念深く、かつ楽天的に』は個性的ですが、何事かをする場合に、最大限の努力はするが、精神的には追い込まれることなく、バランスをとろうという言葉であり、むしろその方がよいパフォーマンスにつながるのではないかと思います。人生の知恵かもしれません。
さて、この1年間、みなさん一人一人が目標を持って前へ進み、また、自分を大切にすると共に、互いに違いを認めリスペクトする中、さらに豊かな人間関係を育むことができる年になればと思います。今年がみなさんにとって、素晴らしい年になることを願って、3学期始業式校長式辞とします。」と締めくくられました。
始業式の後、進路指導部長の澤井先生からお話しがありました。最後に第44回ビッグバンドフェスティバルオーディションに合格し、令和2年2月2日(日)に京都コンサートホールで行われる本演奏会で演奏する吹奏楽部の3名が表彰されました。
京都府選抜メンバー 北岡 なつみ、藤 望未、古村 歩翔