10月8日(火)、普通科2年生「物理」の授業で、京都大学から掛谷一弘先生をお招きして、「電子の物理学と超電導」について講義をしていただきました。

 電気や電子にかかわる発見などを歴史的に振り返りながら講義して頂きました。また、後半では超電導や電気・磁気にかかわる実験を演示をしていただき、生徒にも体験させていただきました。

 
 
 
 
 

GSP 高大連携授業「理数化学」

  教養科学科では、1年次から目的・進路意識を高め、探究心や創造力を培うため、大学や研究機関との連携授業を通して様々な取組を行います。
  そして専門性を高める機会を充実させるためのすべてを、グローカル・スタディーズ・プログラム(GSP)として系統的に位置づけています。
  自然科学や科学技術に対する興味・関心を高め、科学的・数学的な思考力や物事を論理的に考察・分析する能力を錬磨し、より専門性を高める機会と捉えています。

  教養科学科2年次生の取組として、10月29日(火)、大阪府立大学の八木繁幸教授を講師にお迎えして、「化学発光から化学を学ぶ」という授業を実施しました。
  内容は、炎色反応の実験とルミノール反応の実験、さらにルミノール反応の実験を元に警察の鑑識官になったつもりで、血液のしみこんだハンカチを探し出すというものでした。最後にホタルの発光現象の実験も行いました。

 
 
 

  教養科学科の人文・社会科学系統では、GSP(グローカル・スタディーズ・プログラム)の一環として、2年次に「文学探究」を開講しています。「文学探究」は、宇治という地域に目を向け、そこから広く文学や世界に視野を広げることをねらいとしています。オリジナルテキストを活用して文学における「宇治」を学び、さらにフィールドワークを通して宇治の歴史的景観を学習する機会にしています。また、学芸員による「特別講義」を受講することによって、宇治についてより深く学ぶ取り組みを行っています。

源氏物語ミュージアムの見学

  10月29日(火)、源氏物語ミュージアムの学芸員の方から「古典文学と宇治」について講義を受けた後、施設見学を行いました。そして、宇治の歌枕や古典文学に登場する宇治の環境や歴史をより深く味わうために、宇治橋周辺でフィールドワークを行いました。

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国語科の先生から「禅語と茶道」について詳しく教えていただきました。『禅なくしては茶道無し』、と言われるくらい、禅と茶道は関係性が深いことを学びました。禅語をいくつか紹介していただき、その中から自分の気持ちに合う禅語をいくつか選びました。

その気持ちを持ちながら、季節の花を選び、短冊に水墨画風に描きました(美術)。

実用書道の授業で、短冊に選んだ禅語を書きました(書道)。出来上がった短冊は、外部講師による「着付け体験・茶道体験」でのお茶席にて、床に飾ります。






 
 
 
 
 

「総合芸術としての茶道」の授業の一環で、『きょうと食いく先生派遣事業』を利用し、外部講師に「きねや菓舗」の上田悟史氏を招き、和菓子についての講義と、和菓子づくり体験指導、和菓子デザイン講評をしていただきました。お菓子の歴史や工芸菓子の紹介では、葉っぱの形をしたお菓子を実際に食べてみました。和菓子づくり体験では、紅白の練りきりあんをこねるところからスタートです。作ったお菓子は、抹茶とともに、とても美味しくいただきました。抹茶碗は自分たちで作った織部焼きの抹茶碗です。「秋」をテーマにした『和菓子のデザイン』の講評では、季節感と彩りを大事にすることを学びました。秋の茶道体験で、きねやさんが選んだ和菓子デザインが採用された主菓子をいただくのが、今から楽しみです。

 
 
 
 

「へうげもの」を意識した先生の服装での講義です。

 

茶道は茶道具(美術・工芸)、禅語と茶道(国語科・書道)、菓子や茶(美術・家庭科)だけでなく、茶の歴史や茶の精神(地歴・公民科)を学ぶことが出来る総合芸術です。まずは織部焼きの歴史についての学習と抹茶碗の制作(工芸)からスタートしました。信楽土で、玉造りで「へうげもの」と古田織部が愛でた作風を意識し、個性的なかたちの抹茶碗に仕上げました。秋の茶道体験では、自作の織部焼きの抹茶碗で、お茶を点てます。今から楽しみです!

10月には、地理・歴史科の先生から、「茶道の歴史と日本文化」について学びました。遣唐使によって茶を飲む風習が伝わったが一端廃れ、栄西によって再び茶を飲む風習が普及したのは、お茶が薬としての効能があったことも知りました。寄り合いの文化から佗茶までの流れについて講義も面白く、知識が深まりました。

 
 
 
 
 

府立高校特色化事業を利用し、嵯峨美術大学 楠林拓准教授を2回にわたってお招きし、CADソフト「Fusion 360」でスケッチから立体化し編集する作業を教えていただきました。

1回目の「マグネットピン」のデザインでは、事前学習で三面図を描き、楠林先生からの点検があったので、非常にスムースにデザインの編集作業ができました。

2回目は、3Dプリンターで出力された「マグネットピン」を鑑賞し、自分のデザインが実際に具現化されたことに大変驚き、手にとって感動しました。また、新たに「スマホスタンド」を編集する作業を教えていただきました。2回目ともなると、パソコン操作もはかどり、講師の先生も驚かれるほどでした。

後日、送られてきた「スマホスタンド」は、びっくりするほどの出来映えでした!近い将来、各家庭に3Dプリンターがある時代を予感させる授業でした。

 
 
 
 
 

 9月12日(木)、普通科3年生「物理」の授業で、京都大学高等研究院からDr. Frederik Haase先生(ドイツ)をお招きして、「材料化学」について英語で講義と実験をしていただきました。最先端の研究内容から、母国の文化や自然まで分かりやすく解説していただきました。また、生徒達からも英語で質問をするなど、活発に意見交換を行いました。

 「サイエンス・ダイアログ」は、日本学術振興会のフェローシップ制度により、世界各国より日本の大学・研究機関等へ研究のために滞在している優秀な若手外国人研究者を、講師として高等学校等に派遣し、自身の研究や出身国に関する講義を英語で行うプログラムです。

 
 
 
 
 

令和元年9月27日金曜日、第11回創華祭(体育の部)を行いました。

堂々たる入場行進に始まり、赤、青、白、黄、緑、橙の6つの団で熱く競い合いました。結果の如何に関わらず、皆全力で競技に、応援に、取り組むことができました。

閉会式では、校長先生がラグビーの「ノーサイド」の精神を引き合いに出されました。全生徒が団や学年を越えて互いの健闘をたたえ合って拍手をし、締めくくりとなりました。

改めまして、観覧に来てくださった保護者の皆様、ありがとうございました。また、近隣の皆様には、 ご理解・ご協力いただきありがとうございました。



〈各団スローガン〉

赤:火樹銀花(かじゅぎんか) ~輝け大空に赤組魂~

青:青々堂々(せいせいどうどう) ~たかぶる ひたぶる WE ARE BLUE~

白:白力虎(はくりきこ) ~全員 白でまぶしてやるぜ~

黄:やる黄・げん黄・ゆう黄 ~キンキラキンにさりげなく~

緑:大革命大激震大胆不敵

橙:橙魂注入(だいこんちゅうにゅう) ~燃え上がれ カルシウム~


〈総合結果〉

優 勝:橙団

準優勝:白団

第3位:黄団



 
 
 
 
 

藍染めの化学、最終章となる講師は理科の中西先生により、講義と生葉染め体験の実習をしていただきました。講義では、藍の抗菌成分「トリプタンスリン」に防虫効果や保湿効果があり生地が丈夫なことでよく利用されているGパンの例を挙げたり、食用藍「スーパーフード藍」として期待されていたり、身近な藍の化学を分かりやすく教えていただきました。また、生葉染め体験をすることで、1学期に行った、乾燥葉染めストールと合成藍のバンダナと、3種類の藍染めの違いを全て体験することができました。「藍の化学~藍を種から蒔いて、育って、染める~」という一連の流れの貴重な体験を終えることができました。