
2月22日に 鞍馬寺の特別な許可を得て、一般未公開の風倒木未処理区域を調査しました。一見、森の再生を促す光の空間に見える「倒木ギャップ」。しかし、私たちの研究テーマはその裏側にあります。倒木によって開いた穴は、雨水を一箇所に集める形をしています。地中に過剰に浸入した水は、斜面の安定を揺るがし、土砂災害のトリガーになります。静寂な聖域に刻まれた爪痕から、水の挙動と崩壊のメカニズムを解き明かす。このフィールドワークから得られたデータは、森の美しさを守りつつ、地域の安全を担保するための新たな防災指針へと繋げていきます。