令和4年7月8日(金)、南丹市立ひよしこども園に行ってきました。
ひよしこども園は、山と川に囲まれた自然豊かな環境にあります。プランターには植えられたなすやトマトが実っており、常に子どもたちの目に触れる工夫がされていました。
この日は、4歳児が園庭で遊ぶ様子を中心に参観しました。スコップを持って土管の周りを掘り、水を流していたり、土管の中にたまった水をスコップで一生懸命流していたりしました。友だちに声を掛け、一緒に水を流したりせき止めたり、協力することで遊びが広がっていました。
1人の2歳児が4歳児と同じようにスコップを使っていたところ、勢い余って4歳児の頭や服に泥が飛び散りました。でも、小さい子のしたことと、4歳児たちは仕方ないなあという表情で、遊びを続けていました。


大橋アドバイザーからは、「フェンスの向こうに流れる水をせき止めたい子どもがいるが、泥だけでは上手くせき止められない。そこで大人が板やペットボトル、ブルーシートなど、子どもの力で扱える材料を準備しておくことで、「先生が止めた」ではなく「自分たちの力で止めた」につながる」など、具体的な場面についてお話をさせていただきました。
また、「子どもが機嫌良く過ごすのはどんな時かよく見ておく。挑戦したい、遊びたい、という遊びの充実がトラブルを減らすなど、トラブルが起こってからの対応でなく、起こらない工夫が大事だ」とお話しさせていただきました。
園からは、「日々の遊びを充実させ、気持ちが満たされるよう、職員みんなで知恵を絞っていきたい。職員間の連携を大切に園全体で子どもたちを見ていきたい」と感想をいただきました。