将来を見据えて

自立活動

自立活動とは

 特別支援学校や特別支援学級の教育課程、通級による指導において特別に設けられている指導領域です。
 個々の児童生徒が自立を目指し、障害による学習上又は生活上の困難を主体的に改善・克服するために必要な知識、技能、態度及び習慣を養い、もって心身の調和的発達の基盤を培うことを目標としています。
 特別支援学校小学部・中学部学習指導要領では、連続性のある「多様な学びの場」において、障害の重度・重複化、発達障害を含む多様な障害に応じた指導や、自己の理解を深め主体的に学ぶ意欲を一層伸長するなどの、発達段階を踏まえた指導を充実するため、項目の見直しが行われました。例えば、「健康の保持」の区分に、「障害の特性の理解と生活環境の調整に関すること」の項目が追加されました。この項目は、自己の障害の特性や、それらが学習上又は生活上の困難にどう関連しているか等を理解すること、その状況に応じて、自己の行動や感情を調整したり、他者に対して主体的に働きかけたりして、より学習や生活をしやすい環境にしていくことを意味しています。

 参考 特別支援学校小学部・中学部学習指導要領

「合理的配慮」と「自立活動」 とのかかわり (抜粋:特別支援学校教育要領・学習指導要領解説 自立活動編)

合理的配慮自立活動
 障害のある幼児児童生徒が他の幼児児童生徒と平等に教育を受けられるようにするために,障害のある個々の幼児児童生徒に対して,学校が行う必要かつ適当な変更・調整という配慮 障害による学習上又は生活上の困難を改善・克服するために,幼児児童生徒が,困難な状況を認識し,困難を改善・克服するために必要となる知識,技能,態度及び習慣を身に付けるとともに,自己が活動しやすいように主体的に環境や状況を整える態度を養う

 例えば、書くことの困難さを補うための合理的配慮の一つに、ICT機器を活用した学習方法を選択したとします。すぐに、ICT機器を扱えるようになるのではなく、機器の使い方や、入力操作等を学び、成功体験を経て、自力で学習に活用できる力が身についていきます。そのため、スキルの習得には、時間を要します。

といった、ステップを踏んだ指導や支援が必要です。
 学校が必要な合理的配慮の提供するとともに、児童生徒に必要な力を自立活動の学びの中で、育んでいくことが大切になります。

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