第75回近畿高等学校選手権水泳競技大会が、7月26日(月)京都アクアリーナで開催され、本校水泳部(水球競技)が見事優勝を飾り、喜びの声を校長先生に報告に来てくれました。
選手たちは、いよいよ、8月22日~26日に開催される、第44回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会(水球競技)に向けての思いを新たに、この勢いを全国大会につなげますと意気込みを語ってくれました。
本校講堂で、令和3年度第1学期「終業式」を2学年(新2・3年生)で行い、1年生には、その様子をホームルーム教室にライブ配信するかたちで実施しました。
校長先生の式辞に続いて、教務部長、生徒指導部長、進路指導部長がそれぞれ講話をしました。
式の最後に、1学期の間に優秀な成績を収めたクラブ(自転車競技部・弓道部・フェンシング部・水泳部)の表彰を行いました。
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校長先生の「式辞」を掲載します。
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皆さん、おはようございます。1学期も、本日をもって終了します。皆さんにとって、どのような学期となったでしょうか。今学期も、皆さんは学習や部活動などに積極的に取り組んでくれました。
部活動においては、各部が全力で取り組む中、水泳部、自転車競技部、合唱部が全国に出場することになり、弓道部は、近畿大会に出場しました。先日、野球部の試合に行ってきましたが、多くの鴨沂生が応援する中、見事な逆転勝利と延長戦。主将の三輪君は「声を出して自分たちの波をつくろう」と言ってくれましたが、何よりも元気で、チームワークが最高でした。満塁ホームランもとても素晴らしかったです。また、校内においても、前庭や中庭等で書道部、ダンス部、軽音学部が見事なパフォーマンスを見せてくれました。今年度は、新たに「3年生最後の大会をみんなで応援するプロジェクト」が始まり、題字を書道部が、一つ一つに書いてくれましたし、全校のみんなが寄せ書きを書いてくれました。素晴らしい試みで、各部が本当に全力で頑張っていました。頼もしいと思いました。日々、みんなで練習してきたことが、きっと、将来ふと思い出す心の宝物になるはずです。こういった一つ一つが人生を豊かにするものだと思います。
この1学期は、4月下旬からは2ヶ月間緊急事態宣言となり、授業、部活動や学校行事等で、多くの制約がありましたが、鴨沂生は、感染防止等も含め、さまざまなことに協力してくれたので、ここまで来ることができました。
この夏は、3年生にとっては、希望進路実現、また、高校生活最後の試合やコンクールや文化祭に向けて、2年生は高校生活前半期の締めくくり、そして1年生は高校生活最初の学期の振り返りを含め、皆さんにとって大切な夏休みとなります。充実した日々を送ってほしいと思います。今年から始まった生徒会の七夕飾りには、みんなが短冊に願いを書いてくれました。楽しい言葉もたくさんありました。「クラスで楽しい1年が送れますように」、「友達とこれからもいっぱい笑えますように」もとても印象的でした。これからも、鴨沂生のみんなが素晴らしい高校生活を送ってほしいと思います。
東京オリンピック・パラリンピックが23日から開会されます。一年延期で今年開催されるので、私もとても楽しみです。どの国の、どの選手も応援したいですが、中でも、注目しているのが、陸上競技の山県選手です。日本代表の主将であり、先日、100メールダッシュで、9秒95の日本記録を出されました。走り終わった後、「脚が回転について行かない。最後は、ふわふわしていた。未知のスピード感」と言われていましたが、9秒台のスピードにさすがの山県選手の体も心も一瞬ついて行かれなかったのでしょうか。しかしながら、自分の壁を越えるときは、このように突然来るのかもしれません。学習においても、部活動においても、日々の頑張りに比例して伸びることより、続けていく中で伸びるときは突然にくるのかもしれません。
山県選手が主将、副主将は卓球の石川選手ですが、石川選手も不調の時期から見事復活された一人です。石川選手が、ある番組で言われた「勇気を出さないと負け」が印象的です。このオリンピック・パラリンピックには、不調の時期から、勇気を持ってトレーニングを続けられ、復活された選手が多いのも特徴的です。だからこそ応援したくなりますが、選手の皆さんのコメントを聞くと、自信をなくし、不安はあっても、100%全力で打ち込むことが、何より大切なのだと実感します。高校生活では、よいことだけでなく、思うように行かないこともあると思いますが、大事なのは、何よりも、自分を信じて、どれだけひたむきに打ち込むことができるのかということだと思います。続けていくと、突然、壁を破り、突き抜けるときが来るはずです。その姿勢は、昨年度卒業生で、サッカー部主将だった池原君の「何事にも全力で頑張る者が全力で楽しめる」言葉につながるのでしょう。鴨沂生ならできると思います。
皆さん一人一人には、自分の想像以上に可能性があり、それを生かすためにも、この夏休み、一日一日を大切に過ごしてほしいと思います。2学期の始業式には、全員が元気に、集まってください。よい夏休みを。
第44回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会が、8月21日(土)~25日(水)に神奈川県の横浜国際プールで開催されます。
本校水泳部の3年生が出場を決め、今週末に迫った大会に向けての意気込みを語ってくれました。(チームFreeR.・チームTecR.・デュエットFreeR・デュエットTecRに出場予定です)
令和3年7月16日(金)令和3年度の3年生の進路保護者説明会を本校講堂で実施しました。
進路実現に向けての天王山とも言われる3年生の夏休みを前に、進路指導部長からお話しをさせていただいた後、河合塾から講師をお招きし、「令和4年度入試の現状と保護者の立場からの進路指導」と題して講演をしていただきました。
講演の後は、各クラスごとに、教室に移動していただき、学級懇談会を実施いたしました。
また、三者面談も始まっており、3年生は、面談の中で「私の進む道」と題して、保護者に自分が、今考えている進路についての思いをプレゼンテーションするという時間を設け、緊張しながらも「熱い思い」を語っていました。
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★以下は進路説明会の時の校長先生のご挨拶です。
みなさん、こんにちは。本日は、ご多忙の中、「第3学年保護者説明会」にご出席いただき、ありがとうございます。日頃より、本校教育への温かな御理解と御支援をいただき、誠にありがとうございます。
さて、1学期も来週20日が終業式、今学期もあと少しとなりました。1学期は、3年生にとって、希望進路実現に向けて大切な学期であり、、また、部活動においても、最後の大会となる部も多く、今年は、学年部の方で、各部への応援旗を作り、生徒がさまざなメッセージを書いてくれました。鴨沂のみんなの思いが入っていました。
新型コロナウイル感染症についてはまだまだ予断をゆるさない状況ですが、学校の方でも万全の体制で臨んでいきたいと考えています。秋には、3年生にとって高校最後の文化祭、体育祭等が控えていますが、感染防止につとめながら、今年も、何とか実施していきたいと思います。昨年度も、生徒、保護者の皆様、教職員が協力して、「チーム鴨沂」として学習、部活動、文化祭、体育祭、研修旅行などを実施することができましたが、昨年度、強く思いましたのが、「行事等を通して生徒達は元気になり、人間的にも成長する」ということ、そのために学校行事を実施していることに、改めて、生徒達と共に実感しました。真剣に取り組んで、希望進路に合格した卒業生も多く、生徒たちの心にとっても、よい学校行事を今年度も、生徒たちと共に、作り上げていければと思いますので、保護者の皆様の御理解・御協力のほどをお願い申し上げます。
3年生は、現在行われている三者面談で、「ワタシの進む道」を保護者の方に、プレゼンをするということで、とてもよいことと思います。生徒達も、緊張すると思いますが、自分の思いを話すことは、自分のこれからのモチベーションと責任も強まるので、よい機会になるのではと思います。有言実行でしょうか。
さて、希望進路実現については、一人一人の生徒にとって、とても大切であり、だからこそ、緊張もし、精神的に大変な時期でもあります。昨年度、卒業式の日が希望校の発表で、見事合格した生徒は、校長室に報告に来てくれましたが、何よりも「最後の最後まで学校で自習した。全力を尽くしたことがよかった」と言ってくれました。また、希望校に合格した別の生徒は、この生徒も学校で最後まで学習していましたが、こんなことを言ってくれています。「最後まで頑張り、合格できたのは、共に頑張った友人、応援してくれた家族、相談や質問にいつでもこたえてくれた先生方」と。共通するのは、やはり、学校で、自学自習した生徒が、最終的に合格しています。それは、学校だといつでも質問や個別指導にいけますし、何よりも友達と一緒という安心感があるのかもしれません。
しかしながら、受験については、私自身も随分前のことですが苦労しましたし、やはり、希望進路実現に向けては、さまざまな苦労がありますが、乗り越えたときは大きな自信になると思います。また、この受験期をうまく乗り切るためには、気持ちとして、なかなか難しいことですが、「自分への信頼」の気持と「短期的には悲観的で長期的には楽観的な」見方、「きっと大丈夫」と思える人がうまくいくのかなと思います。と言いますのは、学力の伸びは、人それぞれですが、徐々に上がるより、やはりある時点飛躍的に伸びることが多いと思います。ですので、どこまで自分を信じて、できるかだと思います。辻邦生に、ローマの皇帝ユリアヌスが主人公の小説がありますが、最後の方で、「できるかぎりのことはした」という台詞がありますが、最後にそのような気持ちが持てれば一番なのかと思います。その気持ちは、きっと、将来仕事についても、いや何事もそうなのかもしれません。それを会得する大切な時期だと思います。
学校としても、今後も、できる限りのことはしてまいりたいと思いますし、きめ細かい指導をめざしていきたいと思いますので。よろしくお願いします。本日は、よろしくお願いします。
7月15日(木)、特別時間割の4・5限目にフランス総領事ジュール・イルマン氏が来校され、本校1年生全員と講堂で講演会・交流会を実施しました。
拍手でご入場いただいき席に着かれるとすぐに、オープニングの「歓迎書道パフォーマンス」を書道部1年生が、軽快なフランスの曲に乗せ、凜とした雰囲気で「歓迎~ようこそ鴨沂高校へ~」の文字を、日本語とフランス語で豪快に書き上げ、校長先生の挨拶に続いて、生徒二人がフランス語でイルマン氏に歓迎挨拶をしてスタートしました。
その後は、鴨沂高校の紹介や京都文化の紹介を、タブレットを使って舞台の大きなスクリーンにスライドを映してプレゼンテーションしながら紹介しました。
そして、いよいよジュール・イルマン氏の講演会。
2019年9月より在京都フランス総領事としてご活躍のジュール・イルマン氏はとても日本に対する造詣が深く、日本語もご堪能で様々なご経験をお話しくださいました。生徒たちは目を輝かせながらお話を聞きいっていました。
講演の後は、いよいよ交流会。活発な質問が飛び交い、イルマン氏も温かいお言葉で、1人1人の質問に丁寧に答えていただきました。
1時間30分が、本当にあっという間で、温かい雰囲気に包まれた講演会・交流会となりました。
令和3年7月9日(金)5・6限目に、3年生京都文化コースの生徒たちが、日本の大学に留学している大学生(大学院生)と国際交流授業を行いました。
当日は、大学の先生に来校いただき、「国際交流において大切なこと」をお話しいただいた後、遠隔システム(zoom)を利用して、大阪大学大学院と神戸松蔭女子学院大学の学生の方、合計6名とWEB交流を行いました。
本校の学校紹介や、留学生の方からの自己紹介や出身国のお話しなどをお互いに紹介し合いながら交流をしました。
また、授業の後半では、各班ごとに、それぞれテーマを設け、発表した後、留学生の方からの質問に答えたり、交流を行いました。画面を通しての交流でしたが、本当にすぐ側にいるようにお話ししていただき、国際交流を身近に感じる経験となりました。
7月2日(金)の放課後から、生徒会行事〈季節イベント〉「七夕飾り」の笹飾りが昇降口から中庭への廊下に飾られました。
生徒たちは、色とりどりの短冊に願いを書いて、1年生・2年生・3年生それぞれの笹に、こよりで短冊を結いつけていました。
生徒会が呼びかけてくれた今回の季節イベント。
「夢や目標を言葉に表し、素晴らしい伝統や文化を大切にし、季節イベントを楽しみましょう。
自分の願いを書くだけでなく、鴨沂高校の仲間の願いを知ることも皆さんにとって大きな力になるはずです。皆さんの願いが成就されますように。」と思いを馳せていました。
(笹飾りの横の「3年生最後の大会を応援するプロジェクト」の応援旗にも、たくさんの生徒が応援メッセージを書き込んでくれています。みんなが思い思いの応援メッセージを書き込んだ「応援旗」を大会直前に各クラブに贈呈をする予定をしています。)
6月30日(水)に本校で1年生保護者説明会を開催いたしました。
多くの保護者の方の御出席をいただき、講堂での全体説明では、校長挨拶の後、BYOD、研修旅行、来年度のコース選択の説明をそれぞれ担当者から行い、その後、各ホームルームに移動して学級懇談会という流れで実施いたしました。
学級懇談では、普段生徒たちが学んでいる教室の雰囲気も含めて学校生活を感じていただくことができ、暑い時期の開催にもかかわらず多数の保護者のご参加をいただき本当にありがとうございました。
以下に「校長挨拶」を掲載させていただきます。
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みなさん、こんにちは。本日は、ご多忙の中、「第1学年保護者説明会」にご出席いただき、ありがとうございます。
本日で、6月が終了し、明日から7月となります。はやいものです。昨日から定期考査が始まりましたが、ご家庭での様子はいかがでしょうか。今学期もあと少しとなってきました。入学されて、3ヶ月がたちますが、お子様の高校での学校生活については、どのような感じで進んでいますでしょうか。4月、5月は、緊張感があり、この6月になって、そろそろ自分が見えてくる頃で、順調にいっているところとそうでないところがあることと思いますが、夏休みが過ぎ、2学期がはじまる頃には、自然体で高校生活を過ごせると思いますと、先日1年生に話したところです。
しかしながら、1年生は、多くの先生方から、学習、部活動や生徒会に積極的に取り組んでいると聞いています。部活動にも、多くの生徒が加入し、頑張ってくれていますし、毎朝、多くの1年生が昇降口のところで、元気に「おはようございます」と言ってくれます。とても元気ですし、ずいぶんたくましくなってきた、高校生らしくなってきたと思えます。頼もしいと思っています。
入学して間もない頃、1年生は、「鴨沂でのお気に入り」に取り組み、写真と文章を作成しました。とても興味深い作品が多く、センスがあるなと思いました。例えば、「中庭のベンチ」、「玄関から見える校舎と空」、「コモンホールへの階段」、「食堂」など、中には、「下駄箱」「食堂の時計」もありました。写真もよかったですが、ことばがとてもよく、例えば、「入学してまだ2週間ですが、これから三年間、この校舎で沢山の思い出を作れたらいいな」には、よい三年間を送りたいという真摯な思いが強く、この気持ちを高校として大切にしたいと思いました。
新型コロナウイルス感染症についてはまだまだ予断をゆるさない状況ですが、学校の方でも万全の体制で臨んでいきたいと考えています。秋には、文化祭、体育祭等が控えていますが、感染防止につとめながら、今年も、何とか実施していきたいと思います。昨年度も、生徒、保護者の皆様、教職員が協力して、「チーム鴨沂」として学習、部活動、文化祭、体育祭、研修旅行などを実施することができました。昨年度、強く思いましたのが、「行事等を通して生徒達は元気になり、人間的にも成長する」ということです。よい学校行事を今年度も、生徒たちと共に、作り上げていければと思います。
本日は、BYOD、2年生からのコースや研修旅行についてご説明をさせていただきます。タブレットについては、2週間ほど前に、この講堂で、「BYODキックオフ」として説明等もさせていただきましたが、とてもよい雰囲気でスタートすることができました。多くの生徒が、「学習への意欲も高まった」と言ってくれています。学校としても、生徒一人一人が、より「主体的な学習者」になれるように、尽力していきたいと思います。
さて、冒頭にもお話をさせていただきましたが、生徒一人一人が、よい三年間を過ごし、希望進路が実現できますように、学校として、これからも全力で日々の教育をしていきたいと思います。昨年度の卒業生で、サッカー部のキャプテンだった生徒が、学校紹介のパンフレットでこう書いてくれています。「鴨沂に入るまでは、何かに一生懸命取り組むという経験はなかったけれど、何ごとにも全力で頑張る者が全力で楽しめる。だからこそ、高校時代、変わっていく自分を楽しみましょう」と。高校卒業の時期に、このようなことを言えるというのはすごいことだと思います。この生徒は、卒業式の日が第一希望の大学の合格発表で、当日、合格を校長室に報告してくれましたが、何よりも、希望が実現した喜び、成長した表情に感動しました。やはり、「全力で取り組むことが人を成長させるのだ」と実感しました。自分で目標をたて、全力で取り組む3年間にしてほしいと思います。
また、別の卒業生は「高校ってこんなに楽しいものだ」と言ってくれました。一生の思い出が沢山出来る高校時代を過ごして欲しいと思います。きっと一生の宝物になると思います。学校としても日々尽力していきたいと思いますので、今後とも、御理解・御協力のほどをお願いします。