本校の水泳部1年生が、12月23日(木)~25日(土)に岡山県倉敷市で開催される、第14回(2021年度)全日本ユース(U15)水球競技選手権大会―桃太郎カップ―に、京都府選抜の主将として出場します。
本日、出発直前に校長室を訪れ、意気込みを語ってくれました。
本校講堂で、令和3年度第2学期「終業式」を1学年(1年生)で行い、3年生、2年生には、その様子をホームルーム教室にライブ配信するかたちで実施しました。
校長先生の式辞に続いて、教務部長、生徒指導部長、進路指導部長がそれぞれ講話をしました。
式の最後に、2学期の間に優秀な成績を収めたクラブ等の表彰を行いました。
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校長先生の「式辞」を掲載します。
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おはようございます。2学期も本日をもって終了します。2学期は、皆さんにとって、どのような学期となったでしょうか。今学期も、制約ある中でしたが、皆さんがさまざまなことに積極的に協力をしてくれたので、今日の日を迎えることができました。みんなの実施したいという思いが通じたのか、9月末で緊急事態宣言が解除され、10月1日には、体育祭を実施することができました。開会式の団長代表2人の元気な選手宣誓で始まり、みんなの笑顔が最高の体育祭となりました。
2度延期した文化祭も、短い準備期間でしたが、3年生の演劇、2年生の映像、1年生のパフォーマンスのどれも質が高く、クラスの一体感が感じられるものでした。各部のパフォーマンス、作品とも素晴らしく、フィナーレの鴨沂コンテストも、個性豊かで、どれも最高でした。ある生徒は「みんな一生懸命準備して最高の文化祭」と言ってくれました。生徒会をはじめ、一人一人の頑張りがあったこそ、大成功になったと思います。また、「クラス、学年、学校が一丸となって、盛り上げようという雰囲気があった」とも言ってくれましたが、「チーム鴨沂」でした。文化祭のスローガン"Plus Ultra"をみんなで実感することができ、まさに、「いま、輝きの瞬間」でした。そして、2年生の研修旅行も、「全部楽しかった。最高だった」「北海道の人々のあたたかさが身にしみた」と思い出に残る研修旅行になりました。
部活動においても、日々の練習を和気あいあいとしたよい雰囲気で、全力で取り組んできました。試合やコンクールをいくつか見に行くことができましたが、どの部もチームワーク抜群でした。特に印象的だったのは、サッカー部の試合で、8対0と快勝したことも素晴らしかったですが、最初から最後までみんなでディフェンスし、みんなでオフェンスしていたことが最高でした。日々走り込んでるんだと実感しました。これからも皆さんの頑張りを全力で応援していきます。
1年生は入学して9ヶ月、高校での授業、部活動、学校行事などさまざまなことに取り組み、本格的な高校生活が始まった学期となりました。2年生は、部活動や様々な場面で中心となって動くことが求められた2学期でした。3年生は、文化祭・体育祭で圧倒的な存在感を見せてくれましたし、2学期は希望進路実現に向けて、真摯に取り組んできました。これから共通テストや一般入試が始まりますが、是非、粘り強くトライしてほしいと思います。
今学期も、鴨沂には多くの方々に訪問していただきました。その方々に「生徒の皆さんの挨拶や人柄はとてもすばらしい。」と言っていただきましました。皆さん一人一人には、鴨沂での3年間で、授業や自学自習を通して学力をつけ、部活動、学校行事などを通して人間的に成長し、将来のことについてじっくり考え、希望進路実現してほしいと願っていますが、このように外部の方々からそう言っていただけるのは素晴らしいことです。水泳の池江選手の母、池江美由紀さんは新聞紙上に「挨拶が人の人生を明るい方向に切り開いていく」と書かれていました。PTAアンケートでも、鴨沂では、「みんなフレンドリー」「みんな優しい」と書いてくれています。一人一人にとって大切な高校時代であり、お互いをリスペクトしているのが、鴨沂のよき校風です。互いにリスペクトし合うことは、人間として最も大切なことだと思いますし、そこに幸福な人生を生きる秘訣があるのではと思います。皆さんと共に、これからも、この校風を大切にしていければと思います。
さて、今年も、一人一人にとっては、よかったことや、そうでなかったことなどさまざまなことがたくさんあったと思います。iPS細胞研究所長の山中博士は、著書に「学生時代うまくいかなかったことは絶対無駄にならない。あのときこんな夢中になっていたなということがあったら、それがうまくいこうがいくまいが、絶対自分の成長につながる」と書かれていました。皆さん一人一人には、自分の想像以上に可能性があり、それを生かすためにも、自分を信じて、これからも鴨沂での一日一日を大切に過ごしてほしいと思います。それでは、3学期の始業式には、全員元気に新たな気持ちを持って集まってください。皆さんにとって、来年がよい年であることを祈念して、2学期終業式の式辞とします。
令和3年度全国高校生伝統文化フェスティバル(伝統芸能選抜公演)が、12月12日(日)に京都コンサートホールで開催されました。
伝統芸能にいそしむ全国レベルの高校生が集うこのフェスティバルに、本校の生徒会が「おもてなし隊」として参加しました。
第10回を迎える今回は、リモーも交えての開催で、全国から8つの代表高校が見事な演目を披露し、その舞台で、本校生徒が、大会副委員長としておもてなし隊の紹介をしたり、演目を終えた各高校にインタビューをしたりと活躍し、また、大会の運営面でも、スタッフとして「おもてなし」を実践してくれていました。
京都の6つの高校生で構成された「おもてなし隊」は、「チームおもてなし隊」として、学校を超えた繋がりでチームワークの良さを発揮し、笑顔にあふれる素晴らしい一日を演出してくれました。
12月11日、3年生が後輩向けプレゼンテーション「学びのバトン」を実施しました。
オープニングは、3年生の代表生徒6名が2年生全員に講堂において、パネルディスカッション形式で、自らの希望進路実現までのエピソードや努力した点、後輩へのメッセージを語ってくれました。
先輩から受け継いできた「鴨沂高校で得た自分たちの学び」を、後輩たちにバトンとして受け継いでいく!
そんな思いを込めて実施された今回の探究学習。
講堂でのポスターセッションの後は、2年生ホームルーム教室での3年生代表生徒12名の口頭発表、また、3年生ホームルーム教室と講堂会場では、3年生約200名が前半後半に分かれてポスター発表を行い、2年生を中心とした観客に向けて、自分の進路に対する思いや苦労した点、後輩へのアドバイスを語ってくれました。
3年生の「直接の声」を聞き、2年生も改めて自分自身を見つめ直す機会となり、進路に向けてじっくりと考える1日となりました。
【以下に生徒の感想を掲載します】
・自分の夢を他の人に話すことで話すのは少し恥ずかしかったけれど、話してみるとスッキリしました。頑張ろうと思えました。
・人に伝えることの大切さを改めて感じました。
・人それぞれの進路選択があるとわかった。自分と全く違う進路選択をした人の話を聞くのは面白かった。
・2年生に自分の思いを表明することができてよかったし、自身のモチベーションにも繋がった。
・2年生と色々話しができた。 同じ夢を持つ同士で話が出来て良かった。
・目を見ながら聞いてくれる人が多くて嬉しかったから、人の目を見ながら聞くこと話すことは大事なんだなと改めて気付くことができた。
・自分の将来の夢について語ることで、自分の進路を見つめ直せたし、他の人の進路についても知ることができたと思う。
・自分の将来について気になる人なんて居ないと思っていたけど、沢山聴きに来てくれて嬉しかった。
・時間をうまく使うというのは難しい事だと思いました。もっと上手にプレゼンができるようになりたいです。
・友達と話すことと、「公的」に話すのではだいぶ心持ちが違うので、緊張した。いい経験になった。
・後輩に伝えたいこと、思いを全てぶつけたので、これから頑張って欲しいなと思った。
このように感想にも書いてくれていて、3年間の探究活動の集大成として2年生にしっかりと"バトン"を渡してくれた時間となりました。
令和3年度、第27回京都ときわライオンズクラブ「私のSDGs」環境保全高校生論文コンクールにおいて、本校生徒4名が賞を受賞し、ライオンズクラブの方が本校を訪問され、授賞式が実施されました。
コモンホールにおいて、京都ときわライオンズクラブの会長様より賞状が授与され、受賞者は笑顔で賞状を受け取っていました。
今回受賞した4名の受賞作品名等を以下に掲載します。
【受賞作品のタイトル等】
京都市長賞:作品名「もったいない」が繋ぐ命のバトン(3年生)
京都府教育委員会教育長賞:作品名「日本の木を生かす」(3年生)
京都ときわライオンズクラブ会長賞:作品名「割箸から学んだこと」(2年生)
:作品名「プラスチックの需要と抱える問題」(1年生)
10月19日(金)本校においてICT公開授業を開催いたしました。
5限「公開授業」、6限「研究協議」というスケジュールでご案内をさせていただいたところ、本当に多数の先生方、事務職員の方々、教育委員会関係の方々の御参加をいただき、実施することができました。
多くの方にご参観いただき、生徒も緊張した部分もあったようですが、新たな学びの広がりを感じ、また研究協議で活発な意見交換をしていただき、本当に有意義な時間となりました。
これからも、意見交流を続け、さらに学びを深めてけたらということを強く感じた一日となりました。本当にありがとうございました。
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【開会にあたっての「校長先生の挨拶」を掲載します】
みなさん、こんにちは。
さて、今年も、11月下旬近くとなり、来週ぐらいから、クリスマスツリーが飾られるのでしょうか。今年も、大変な日々が続き、特に8月下旬に緊急事態宣言が出されてからは特に大変でした。しかし、各校においても、生徒たちは、そのような状況の中でも、協力して学校生活を送ってきたことと思います。
9月末で解除されてからは、多くの学校で、学校行事が開催され、研修旅行を行なった学校も多いと思います。行事を行なうことで、生徒たちが元気になり、笑顔が増えたことを実感した日々でした。生徒が学力をつけ、人間的に成長していくためには、学校での、学習、部活動、学校行事の一つが一つが大切であると思いました。本当に日々、お疲れ様です。
本校におきましても、BYODについても、「チーム鴨沂」でここまで進めてきました。日々、手探り状態ですが、しかし、想像以上に、生徒たちにとって、自分のタブレットを持って、学校に来て、そして、授業やさまざまなことに使用するのは、むしろないよりも自然な状態であると実感します。生徒アンケートでも、「勉強がしやすくなった」「モチベーションが上がった」というのから、また、「授業がハイテク化したみたいでよかった。」という意見もありました。あるところに、「生徒たちは未来から預かっている留学生のようなもので、将来、情報端末を自由に使っていく世界で生きる必要がある。」と書いてありました。導入に際しては、今までにない新しいものを導入するのに、今までの価値観を見直さないといけない必要があり、本校においても、できるだけ、楽しい雰囲気、わくわく感を大切にしてきました。その気持ちを、BYOD BOOKにも反映させました。
そんな明るい雰囲気で進めているのが、鴨沂スタイルですが、本日のこの研究協議で、さまざまな御意見をいただくことができれば、今後のさらなる改善に進めていくことができると思います。来年から全校導入が始まりますが、こんな時だからこそ、府立学校全体で、一体感をもって進めていくことが大切だと思います。
本日は、よろしくお願いします。