本校の水泳部(アーティスティックスイミング)が、5月1日(日)~3日(火・祝)に東京辰巳国際水泳場で開催された、第98回(2022年度)日本選手権水泳競技大会アーティスティックスイミング競技に出場しました。
高校入学後初めて出場した大会で以下の成績を収め、笑顔で校長室に結果報告に来てくれました。
【5/1】
・コンビネーション8位
・ハイライトルーティン5位
・ソロテクニカルルーティン8位、9位
【5/2】
・チームテクニカルルーティン6位
・ソロフリールーティン9位、14位
【5/3】
・チームフリールーティン8位
・デュエットフリールーティン6位
本校の水泳部(アーティスティックスイミング)が、5月1日(日)~3日(火・祝)の日程で開催される、第98回(2022年度)日本選手権水泳競技大会アーティスティックスイミング競技に出場します。
会場は東京辰巳国際水泳場。
本番を間近に控え、フリーコンビネーション・ソロTR・ハイライトルーティーン・チームTR・ソロFR・チームFR・デュエットFRに出場する3名が校長室を訪れ、本番に向けての意気込みを語ってくれました。
3月22日(火)~25日(金)大分県で開催される、令和3年度「全国高等学校選抜自転車競技大会」に本校自転車競技部が出場します。
ロード競技は「日田市オートポリス」、トラック競技は「別府市別府競輪場」を会場にして開催されます。
本番を直前に控えた自転車競技部のメンバーが校長室を訪れ、「全国でも鴨沂の頑張りを見てもらいたい!」と意気込みを語ってくれました。
2月12日(土)に1年生の土曜授業で「狂言教室(観賞会)」を金剛能楽堂で実施しました。
本校の卒業生でもある茂山茂先生から解説をして頂き、その後、狂言「柿山伏(かきやまぶし)」と「千鳥(ちどり)」を観賞しました。
「柿山伏」は山伏が夢中で柿を食べる様子や鳴き真似を重ねる様子、自分の罪を覆い隠そうとする姿を、 面白おかしく描いており、山伏を笑うという風刺が込められた作品です。
また、「千鳥」は、何とか酒を持ち帰りたい太郎冠者が奮闘し、 酒屋の気を引くために見せるさまざまな物真似芸が見所で、千鳥を捕る真似をするところで語われる「浜千鳥の友呼ぶ声は、ちりちりや、ちりちり」節はという狂言歌謡の一節は、つい一緒に浮かれてしまいそうな軽快な謡でした。「チョウサヤ、ヨウサ 」といった囃子言葉も楽しい雰囲気とともに中世の風俗を生き生きと伝えてくれる作品で、生徒たちも伝統の世界を知るきっかけとなり、本当に貴重な時間になりました。
また、当日はPTAの保護者の方も参加してくださり一緒に鑑賞の時間を楽しみました。
★おもてなし隊の皆さんへ「高文連会長 吉川校長先生」のメッセージを掲載します。
皆さん、こんにちは。寒い日が続いています。お元気ですか。新年に入って、雪の日が多く、本校の生徒たちは、朝登校してくれると、雪だるまをつくったりしています。御所にあるロウバイも、私の大好きな花ですが、寒い中ですが、もう満開で、春の香りが周囲に漂っています。明日から2月となります。皆さんにとって、よい春の日が来ることを切に願っています。
さて、大変な日々が今も続いていますが、8月下旬に緊急事態宣言が出された時も大変でした。皆さんは、感染防止も含め、さまざまなことに協力的に取り組んできました。9月末には解除され、各校でもさまざまな学校行事に取り組むことができたことと思います。その中で、11月にはおもてなし研修を開催することができました。忙しい中集まってくれた皆さんは、積極的に取り組み、また、今年も柳井先生の楽しく、丁寧なご指導もあり、多くの皆さんが「他校との交流ができてよかった」「特別な時間を過ごせた」など話してくれましたし、とてもすてきな時間となりました。
おもてなし研修では、皆さんが、すぐに互いに打ち解け合い、楽しめるのも、素晴らしいところだと思いました。各校でも、学習、学校行事、部活動や生徒会活動に、積極的に取り組んでいることと思います。ムーミン谷の物語で、スナフキンはこう言いました。「大切なのは、自分のしたいことが何かを、わかっていることだよ。」と。高校時代に、夢中になれることを見出し、どれだけ真剣に打ち込めるかということは、とても大切なことだと思います。
『全国伝統文化フェステイバル 伝統芸能選抜公演」については、昨年度に続き、全国公演はYouTube配信、京都と全国の高校生の交流はリモートで行うこととなりました。おもてなし隊に手を挙げてくれた人全員が当日参加できなかったことは、本当に申し訳ありませんでした。しかしながら、代表で参加してくれましたおもてなし隊の皆さんは、前日の下見会で、「チームおもてなし隊」となり、当日は、各役割に全力で取り組んでくれました。皆さんが当日会場にいてくれたからこそ、高校生が主人公で、あったかい雰囲気のフェステイバルになったと強く実感しました。素晴らしかったと思います。また、各校では、公演後、全国の出演校に向けて、手作りで、あったかいメッセージボードの作成をしました。きっと、皆さんのおもてなしの心は、全国出演校の皆さんに伝わったと思います。
さて、人が幸せに生きていくためには、いつの時代も、『人と人とのつながり』が大切であることは変わりません。私の大好きな作家の司馬遼太郎さんは、その著書の中で、「自然物としての人間は、決して孤立して生きられるようにはつくられていない。このため、助け合うという気持ちや行動のもとのもとは、『いたわりという感情』それは『他人の痛みを感じること』や『やさしさ』と言いかえることができる」と書かれています。それは、自他をリスペクトすることであり、『おもてなしの心』と根底でつながっています。まさに皆さんは、今回、その気持ちを実践してくれました。アンケートでも「他校の人との仲間意識を感じながら活動することができた」、「おもてなしする心が大切」、「これからの人生に生かしていきたい」というすてきな感想がたくさんあり、感動しました。皆さんにとって、とてもよい機会になったのではと思います。きっと、10年後、20年後にふと思い出す「心の宝物」になったと思いますし、そういったことが人生を豊かにするものだと思います。
最後になりますが、改めて皆さんに「ありがとうございます。素晴らしいおもてなし隊でした。」とお伝えしたい気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。そして、各校で、このおもてなし隊の伝統をつないでいただき、来年度伝フェスが、全国の出演校も京都に来ていただければと願っていますし、みんなの力で盛り上げていってほしいと思います。皆さんならできると思います。また、皆さんにお会いできます日を楽しみにしていますし、これからの皆さんのますますのご活躍を期待しています。応援しています。
京都府高等学校文化連盟会長
京都府立鴨沂高等学校
校 長 吉 川 孝