理療科は、視覚に障害のある人が「あん摩マッサージ指圧」「はり」「きゅう」の国家資格取得をめざす学科です。見え方は一人ひとり異なり、文字が読めない人もいます。では、どうやって勉強や情報収集をしているのでしょうか。
ポイントは「スクリーンリーダー」です。
これは、画面の文字を音声で読み上げるソフト。市販のパソコンに導入するだけで、検索、ノート作成、メール・LINEなど、日常の作業が可能になります。本稿の筆者(全盲)も、スクリーンリーダーだけで執筆しています。
では、漢字変換はどうするの?
かな入力後にスペースキーを押すと、候補を音声で読み上げます。
例:「きょうとふ」→「京都の京/東京都の都/大阪府の府」
読み上げを聞きながら、正しい漢字を選べます。
このように、見えない・見えにくい場合でも、調べる・まとめる・読むは十分可能です。
【動画】スクリーンリーダーを使用して文字入力をしている様子
最後に、スクリーンリーダーが読み上げている様子をご紹介します。
【動画】検索エンジンを使用して、本校ホームページを閲覧している様子
理療科では、視覚に障害のある方で就労にお困りの方の入学相談を随時募集しています。お気軽にご相談ください。
【相談先】
京都府立盲学校 花ノ坊校地
TEL:075-462-5083(担当 教務部)

