秋も深まり、冬の訪れも間近というところではありますが、スポーツの秋ということで、前回(スポーツ選手の怪我ってどんな状態?)に引き続きスポーツに関連してお話しします。
一流のスポーツ選手は、自己の身体の調整に余念を欠かせません。その中の1つにストレッチがあります。日本のストレッチの歴史をたどると、ストレッチが広く普及したのはラジオ体操の影響といわれているそうです。ラジオ体操で行うストレッチは、運動する前の柔軟体操として行われていますね。このような反動を使うストレッチをバリスティック・ストレッチングといいます。
それから年月が経ち、スタティック・ストレッチングというものが出てきました。これは反動をつけずに、ゆっくりと数十秒間かけて身体を伸ばすというものです。スポーツ選手はこれらのスト レッチング法を使い分けます。バリスティック・ストレッチングは関節の可動域を広げ、血流を高め、心拍数を上げて良いパフォーマンスを発揮する為に。スタティック・ストレッチングは筋肉の張りを改善する為に行います。
どちらのストレッチング法にしても、筋肉の走行を意識して伸ばすとより効果が発揮しやすいです。その為に身体の構造をしっかりと頭の中に入れておくことが大事になります。スポーツをする人は特に意識してほしいです。
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