1年生
「だるまちゃんとうさぎちゃん」
作)かこさとし 福音館書店
だるまちゃんは、うさぎちゃんたちといっしょにいろいろな雪だるまや、雪うさぎを作ったり、うさぎの手袋人形を作ったりして遊びます。
ナプキンをうさぎの形にする折り方、リンゴをうさぎやだるまの形にする切り方など、遊びがいっぱいつまった絵本です。
・・・ということで 雪ウサギをつくってもってきました!! みんな雪だるまは作ったけど゛雪ウサギは作ったことないって。
それから うさぎのてぶくろ人形や新聞紙のうさぎのぼうしの作り方などが書かれているので 作ってきたら とっても喜んでくれました。
昔はみんな よく作っていたと思うんですけど 今は こういう遊びはしないんですね。
そして お話の中に「丹下作善」と「座頭市」が出てくるのですが 説明するのが難しかったです(笑)
2年生
「めっきらもっきらどおんどん」
作)長谷川 摂子 福音館書店
かんたがお宮にある大きな木の根っこの穴から落ちて訪れた国は、何ともへんてこな世界でした。
そこの住人“もんもんびゃっこ”“しっかかもっかか”“おたからまんちん”とかんたは仲良しになり、時のたつのを忘れて遊び回ります。
けれどもすでに夜。遊び疲れてねむった3人のそばで、心細くなったかんたが「おかあさん」と叫ぶと……。
真剣に聞くところはじーっと聞いてくれて 展開が変わる場面では 気持ちが「わぁーっ」となるのがわかる表情で 素直な気持ちを思わず口にしたり・・・とっても 反応のいい2年生で 楽しく読めました。
3年生
「ホッペル、ポッペル、それともストッペル?」
作)マックス・ポリガー 評論社
ホッペル、ポッペル、ストッペルは、とてもよくにた、こうさぎたち。
かあさんうさぎにも、みわけがつかないほど。
こまったかあさんうさぎは、こうさぎたちを、旅にだすことにした…。
こうさぎたちが、それぞれ自分らしい世界をみつけるまでのお話。
「自分らしさ」って なんでしょうね。
それは難しいようで もしかしたらとっても自然でたやすいことなのかも・・・
そんなことを考えさせるお話です。みんなは どんなことを感じてくれたでしょうか。
静かに、集中して聞いてくれていたと思います。
4年生
「おにたのぼうし」
作)あまん きみこ ポプラ社
節分の夜のことです。
どのうちからもまめをまく音がして、おにの子のおにたは、いくところがありません。
つのをかくす古いむぎわらぼうしをかぶって、まちを歩いていきました。
ようやく まめのにおいのしない家をみつけました。
そこには、おんなのこと病気のおかあさんがすんでいました。
てんじょうのはりの上で、ふたりのようすをみていたおにたは、おんなのこをよろこばせてやりたいと思います。
もうすぐ節分なので このお話を読みました。
「あまんきみこ」さんのお話は2年生の教科書にも載っているし このお話も以前は教科書にも掲載されていたのですが だれも知っている人はいませんでした。
「人間もいろいろいるみたい」という一節は 絵本にはあるのですが 教科書では省かれています。
このお話 読み終えると なんとも 切なくやるせない気分になってしまうので 楽しい絵本をもう一冊。
「おにはうち」
作)中川 ひろたか 童心社
園庭の外に見慣れない子がいます。名前は「にお」くん。
みんなと一緒に野球して遊ぶと…。
とってもかわいい絵で ほっこりするお話です。
園長先生が におくんのつのに気が付く場面では みんなも 思わず「あ・・・」と 息をのんだようでした。
5年生
「おにのパンツのそのあとは・・・」
作)志村 まゆみ 新日本出版社
みんなもよく知っている「おにのパンツ」歌ですが、その続きって・・・?
実はやさしいオニだった、というのは いいですね。
歌いながら紹介しました。
「おにはうち ふくはそと」
作)西村 鶏介 ひさかたチャイルド
節分の日、貧しいおじいさんとおばあさんには豆がありません。
豆をまかずに「おにはうち」と間違えたとたん、鬼がやって来ました!
ユーモアたっぷりの昔話。
「のりまき」
作)小西 英子 福音館書店
大きなのりに、お寿司のごはんを広げます。
細長く切った卵焼きをのせ、きゅうり、えび、あなご、そしてしいたけ、かんぴょうをのせたら、そうっとそうっと巻いていきます。
光沢のあるのり、彩り豊かな具材が、実においしそうな食べ物絵本。
節分に恵方を向いて巻きずしを食べるという 最近の風習にはあまりピンときていないようでしたが 海苔巻きを作ったことのある子は5.6人いました。
6年生
「さるのせんせいとへびのかんごふさん」
作)穂高 順也 ビリケン出版
さるのせんせいと、お医者さんの使う道具になら何でも変身できるへびのかんごふさん。
ある日、鼻づまりのぞうさんがやってきて…。とっても楽しいどうぶつ村病院物語。
底抜けに楽しい絵本です。 意味性も教訓もいやしも無し。ただ、子どもたちと楽しく笑いあえるだけ。でも、そういう共有体験が うれしいですよね。
6年生のみんなも にやにやしたり 「やばい、やばい」と口走ったり 声を上げて笑ってくれました。