1年生
「ねーねーのしっぽ」
作)はやし ますみ イースト・プレス
ねーねーはおたまじゃくしの女の子。でも他のおたまじゃくしよりも、とっても大きい。
みんなが蛙になるのに、ねーねーはいつまでたってもしっぽがはえたまま。
心配したお母さんとお父さんはお医者さんに連れて行き、しっぽを切ってもらうことに。
その夜「しっぽをきるのはいや」ねーねーはそっとうちをでて川を上っていきます。
と、そこで出会ったのは…
カエルが元気に鳴いている今の季節にぴったりのお話です。
いろんな不安なことや 冒険があった末に 心温まる結果となるお話、
みんな 楽しんで聞いてくれていたようでした。
オオサンショウウオって見たことある? と 尋ねると なんとほとんどのみんなが
「見たことあるー」と 手を挙げてくれたのです。
水族館とかテレビや図鑑でなら みんな見たことがあるかもしれませんね。
と いうことで 次は オオサンショウウオの写真絵本を読みました。
「オオサンショウウオ」
作)福田 幸広 そうえん社
オオサンショウウオの一生を描いた 写真絵本。

写真を見せながら 文章をわかりやすく やり取りしながら読みました。
「80年くらい生きるんだよ」というと「えーっ!」
「一週間に一度しか 食事をしないんだって」といえば「おぉー」など
「うひょー」「すげー」などなど 興味津々で聞いてくれて とても楽しく読めました。
2年生
「ぜったい あけちゃダメッ!」
作)アンディー・リー 永岡書店
モンスターが1匹登場します。
彼は 読者である子どもたちに 本のページをめくらせないためのあの手この手をくり出してきます。
言うことをきかずに 最後のページをめくってしまうと…。

この本を数人知っているという子がいたので 最後にどうなるかは 絶対に言わないでね、
と 念押しして読みました。
「めくっちゃ ダメ!」と読むと「いいよ、いいよ」との余裕の反応。
だんだん「そんなん うそや」とか「やっぱりな」とか 結構真剣に反応してくれて しめしめ(笑)
続編の「ぜったい ぜったい あけちゃダメッ!!」を紹介だけしました。
(読み聞かせの後の休み時間に 早速 数人が 読みたい、といって 図書室に来ていました。)
3年生
「そらまめくんと ながいながいまめ」
作)なかや みわ 小学館
大人気の絵本「そらまめくん」シリーズ最新刊。
今回そらまめくんが出会ったのは、ながいながい豆のベッド。
その持ち主は、さんじゃくまめの兄弟。お互い自慢のベッドで競争を始め・・・。
愉快で心温まる一冊です。
畑のえんどうが大きく育ってきました。みんなの家でも 何かの豆、育ってる?
と 尋ねてみたら「大豆」との声
うーん・・・大豆は 今時分が種まきなんだけどな・・・
「えんどうじゃないかな?」と 聞くと「あ、そうそう」と。
このお話にはちょっと変わったながいながい さんじゃく豆という豆が登場します。
豆もいろんな種類がありますよね。
「そらまめくんと おまめのなかま」
作)なかや みわ 小学館
そらまめくんのお話に登場する いろんな豆がの紹介絵本です。

でも さんじゃくまめは 出てこなかったな・・・
「まめ」
作)平山 和子 福音館書店
わたしたちが食べている豆は、たねであるということ、豆を土に植えると、
内部に用意されていた芽が伸びてきて、花を咲かせ、また、豆を作るという面白さを描いた本。

この中に さんじゃくまめがでてきます。「80センチもあるながいさや」との説明で
実物大として2ページにわたって描かれています。
4年生
「かめまんねん」作)ほくま わか 文研出版
つるは千年、かめは万年といいますが、本当にかめは長生きで、そのためか何をするにも、ゆっくり、じっくりやりました。
そこへいつも忙しくしているいぬやねこたちから頼みごとが。
どこまでも呑気なかめは、山ほどの頼まれごとにも「かめへん、かめへん。」
最後に、お詫びの品に埋もれたかめは、「こんな硬い食べものは噛めないのでは?」との問いかけに・・・
「鶴は千年 亀は万年」ということわざを知っているか 聞いたところ 半分くらいは知っているようでした。
これを知らなかったら 面白さも半減しちゃうんだけど、それはそれ。
あと 大阪弁の「かめへん」とか「○○してまんねん」も知ってたら・・・と 思うんですが・・・。
途中にたびたび出てくる駄洒落と 最後のオチ、みんなわかってくれたかなぁ。
5年生
「ちび竜」
作)工藤直子 童心社
小さなつぶからうまれたちび竜は、水たまりからとびたち、いろいろな生き物に出会います。
とんぼからは飛び方を、フナからは「うろこ通信」のやり方を教えてもらい、
ほかにもたくさんのともだちに出会って、あそび、風や水や土となかよくなりました。
どんどんでかくなっていったちび竜は、やがて、光る青い地球を抱いて……。
うたうような工藤直子さんの言葉と、繊細かつ迫力あるあべ弘士の絵が、
地球にあふれるいのちを ゆかいに、壮大に描いています。
ちび竜や ほかの生き物たちが動く様子に オノマトペがたくさん使われています。
「ぴんぴん」「ぱらぱらぱら」「ひゃんひょんずび~びぃびぃ」「ふにゃぱたへな」などなど。
そんなところを意識して読んでみました。
シンプルなイラストが次第にダイナミックに壮大に変化していく様子が素敵で、見開きであらわれた大きな竜の姿は、「ひかる あおい 地球を だいている」という言葉と共に胸に響き、とても感動的でした。
6年生
「耳の聞こえないメジャーリーガー ウイリアム・ホイ」
作)ナンシー・チャーニン 光村教育図書
1890年代のアメリカ、大リーグ。
「ストライク」や「セーフ」などの審判のジェスチャー、
チーム内のサインを考案し、観客を熱狂させた、聴覚障がいをもつ選手、ウィリアム・ホイの活躍を描いた楽しい伝記。
あまり身近ではなかったメジャーリーグも 大谷の大活躍で
興味の出てきた人も多いのではないかと思います。
メジャーリーグのことをいろいろ調べて みんなにも話をしたのですが みんなが俄然興味を持ったのは マイナーのうちは350万の年収もメジャーになると なんと4億5千万!!に なるという 年俸の話でした(笑)