「よむよむ」による朝の読み聞かせ

図書室

1年生
「すいかのたね」
作)さとうわきこ     福音館書店


ばばばあちゃんが、すいかのたねを庭にまきました。
それを見たねこが掘り出してしまいますが、ただの種だったので
「つまらない」と庭にうめもどしてしまいます。
いぬ、うさぎ、きつね、ばばばあちゃんがみんなが同じことをしたので、
とうとうすいかのたねは「いいかげんにしろ」と怒り出します。
そんなたねを「大きくおなり」と、ばばばあちゃんが叱りつけたものだから、さあ大変。
悔しくがって勢いよく育ったすいかが、ぐんぐんつるを伸ばし始めたのです!

家でもすいかの種をまきました。
今 芽がでてきて 少し大きくなったところです。
いろんな植物が大きく育っていく 今の季節にぴったりのお話でした。
みんな 楽しそうに 一生懸命聞いてくれていました。
みんなが保育所の時に ぬいぐるみのガアコをつれて保育所に行っていたので 
教室に入った途端「あっ、ガアコのおばちゃんや」との声がかかり 
帰る時も「ガアコ 連れてきてなー」と ノリノリでした。

2年生
「にじのみずうみ」
作)さかもとてつお      偕成社


湖にすむ 美しい水の精を好きになった 若いまぬけな魔法使いは 
あの手この手で水の精を捕まえようとしますが・・・。
虹をちぎって投げたため、湖の水は七色に輝くようになったという 北イタリアの伝説です。



2年生には 少し長いお話かな・・・と 思ったのですが、
最後まで静かにちゃんと聞いてくれていたようでした。
妖精や魔法使いが登場して わかりやすい展開の昔話は やっぱり面白いのだな、と思いました。

3年生
「だんまり」
作)戸田 和代     アリス館

ある日、ネコの「だんまり」の後をつけて出かけたぼくは、
人間そっくりのネコたちがいる街へやってきた。
だんまりは、食事をしたり、映画を見たり…ネコたちは、ふだん何をしているのだろう? 
想像がふくらむファンタジー。

 

教室に入った途端 みんなで大きな挨拶をしてくれて ちょっとびっくり!
端の子は 絵本が見えやすいように 少し椅子を寄せてくれたり 
読み聞かせがしやすい雰囲気で うれしかったです。

「くうき」
作)まどみちお     理論社


「くうき」はだれかれのへだてなく、まったく普通に、気づかせもせずに、そこにいてくれる。
全ての中にゆきわたり、あらゆるものをつないで流れて行く…。
100年を見つめてきた詩人・まどみちおの絵本。

 

絵が「だんまり」と同じ ささめやゆきさんの絵なので わかりやすいかな、と思って選びました。
我々には 当然知っている まどさんの「ぞうさん」や「やぎさんのゆうびん」も 
聞いてみると 歌さえ知らないという子も 結構いたようでした。
保育所でも もう 昭和の童謡は あまり歌わないようですね。

4年生
「ケロケロきょうだい」
作)たかお ゆうこ      福音館書店


冬眠から覚めたカエルの兄弟が 池を探しに行きます。行く手に待ち受けるのは困難の数々。
泥まみれになったり、犬に追いかけられたり。
はたいてカエルの兄弟たちは 池を見つけられるのでしょうか?
 

お話の中では触れられないのですが 一匹だけ青いカエルがいるのです。
目ざとく見つけて 青いカエルがどうなるのか 気になっていたようでした。

「あれこれたまご」
作)とりやまみゆき      福音館書店


子どもたちの大好きな卵。
卵は、オムレツになったり、茶わん蒸、錦糸玉子、卵スープなどにいとも簡単に変身します。

 

関西弁なので テンポよく 読みやすかったです。
まさに あれこれ 想像してくれていたようです。
マヨネーズの変身は 難しかったけど 最後の真っ黄色のページでは「オムライス!」と 
ばっちりあててくれました。


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