丹後ブロック中学校総合体育大会壮行会 激励
令和2年7月31日
まず、3年生へ話します。いよいよ、3年生にとっては最後の大会が来ました。例年であれば、「上位大会を目指して」と言っているところですが、この大会も新型コロナウイルス感染症予防対策のため、例年と大きく違う大会となっています。
中学校の部活動最後の年なのに、部活動に十分取り組むことができなかった3年生。府大会、近畿大会、全国大会を目指していたのに、自分たちのどうすることもできないところで夢を奪われた3年生。今まで想像もしていなかったようなことが次々と起こり、そして、次々と決まっていきました。自分が中学3年生だったら、どんな気持ちだっただろうと考えようとしますが、なかなか整理ができません。春季大会や協会の大会もなくなり、3年生になって初めての大会が最後となる部もたくさんあります。本当に難しい大会です。
では、このような中で例年と何が変わらないのか。それは、君たち3年間の集大成というべき最後の大会であるということです。集大成として何を表現するのか。運動部活動にとって勝つことがすべてではありません。勝つことを目指すことは、必要なことです。でもそれがすべてではありません。もっともっと大切なことがあります。部活動が再開できた時の喜びを思い出してください。
そして、これまで仲間と一緒に頑張ってきたことに自信と誇りをもって悔いの残らない大会にしてほしいと思います。試合の中では、必ず苦しい場面があります。全校の皆さん、そんな時こそ、声を掛け合い、励まし合って自分の、または自分たちのチームの持てる最高の力を発揮して乗り切ってほしいと願っています。気持ちで負けない、感謝の心を大切にする、そんな最高のプレー・演技が本番で繰り広げられ、1・2年生へ引き継がれていくことを期待しています。
チーム峰中、会場はそれぞれ違いますが、一丸となって戦っていきましょう。
最後になりましたが、全校で集まることができない壮行会をこのような形で盛り上げていただいたパソコン部をはじめ、全校生徒の皆さんに心より感謝します。ありがとうございました。