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緊急事態宣言の延長を受けて

 

 この1年、こうして何度、皆さんに放送で語りかけ、文書やHPやTeamsで、私自身の思いや願いそして学校の方針を伝え続けたか・・・そんな思いが巡ってまいります。

 緊急事態宣言の延長、当初は2月7日までとされていた宣言ですが、3月7日までの延長が発表されました。全国11都府県に出された今回の緊急事態宣言、第3波と称された感染拡大を抑制するという一定の効果はありましたが、残念ながら医療体制が逼迫する厳しい状況を改善するには至っていません。

 今、私たちは、新型コロナウイルス感染拡大に関する重要なポイントに、紛れもない当事者の一人として立っています。感染拡大を止めることができるか、できないかという瀬戸際、希望・未来に繋がる「春」を迎えることができるか否かの岐路・分かれ道に立たされていると思います。

 このような中、今、私たちが問われているのは、私たちの「意識」、私たちの「意識」そのものであり、その意識に基づく行動であると思います。皆さんの中にも、「緊急事態宣言」慣れ、自粛疲れ、非常時が「日常・平常」になることでの気の緩み・・・そんなところがありませんか?

 その慣れが、その気の緩み、その意識そして行動が、感染拡大が止まらない、止められない原因の1つに間違いなくなっています。現実として生活のすべてを共にする家庭での感染を防いでいくことには、難しさがあります。しかし、学校での感染を広げない、くい止める最大限のことはできます。

 今、自らの「命」を守れるか、大切な人の「命」を守れるかが問われています。私たちには今一度、自らの気の緩み、自らの意識を正し、新しい生活様式に基づく基本的な行動が強く求められています。

■皆さん、手指消毒、マスク着用は、しっかりとできていますか?
■皆さん、朝の健康観察、お昼ごはんは、自席で前を見て黙って食べる「黙食」ができていますか?
■皆さん、部活動ではそれぞれ定められている活動のガイドラインを守った活動ができていますか?
■皆さん、不要不急の外出はしない、人と人の距離、ソーシャルディスタンスをとることは、しっかりとできていますか?

 すべて少し「意識」すればできる簡単なことばかりです。もう、しばらくの間、峰高生としての我慢・忍耐そして創意工夫、さらには、しなやかな感性を大切にして、ともに頑張っていきましょう。

 いつもの言葉になりますが、「明けない夜はありません」「暗闇の夜は必ず終わります」「土砂降りの雨は、やがて止みます」

校長 長島雅彦

令和3年 2月4日

 
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