【校長室から】一年間本当にありがとうございました!

一年間本当にありがとうございました!
 令和5年度の教育活動が終了しました。
先日の「3年生送る会」や「卒業式」では、皆さんの素直な感謝の気持ちや、久美中全体を包み込む友情の温かさのおかげで、本当に素晴らしい、忘れられない思い出ができました。卒業した3年生も素晴らしかったですが、送り出してくれた皆さんの優しい顔や、きりっとした大人の態度に、感動が2倍にも3倍にもなりました。これからの久美浜中学校が今年よりさらに、素晴らしい学校になっていくだろうという確信をもつことができました。
そのことは、皆さん一人ひとりも感じていることだと思います。例えば2年生。すっかり久美中の中心的な存在となり、伝統を引き継ぎ、高みを目指そうという意欲がひしひしと伝わってきます。学習面、部活動、そして本格的に始まった生徒会活動と、どれをとっても、安心してこの学校を任せてもいいな、と誰もが思えるようになってきました。10日もたてばすぐに3年生。まずは絶対に修学旅行の取組を成功させてください。そして、今までのように明るさを忘れず、ポジティブシンキングで前進していってほしいと思います。
そして1年生の皆さん。1年生の皆さんに、ぜひ振り返ってほしいのは、1年前の自分と今の自分とを比べてみてほしい、という事です。周りや他の人のことではありません。自分がどう変わったか、ということです。小学校時代の君たちがどうであったかは、先生たちは知る由もありませんが、この一年、踏ん張った意味は大きい…。中には「自分ってすごいんだ。」とか、「周りの友だちや大人たちは敵ではなく、自分を伸ばしてくれる大切な存在なんだ。」と気付いた人もいると思います。先ほど、2年生への進級認定をしましたが、進級と同じくらい、君たちが「正真正銘」の久美中生になり切ったことを、本当にうれしく思います。
とにかく、皆さんの今年1年の頑張りや、成長の伸びしろは、凄まじいものがありました。精神的にも身体的にも、人生で最も様々なことを吸収し、やろうと思えば何でもできてしまう大切な大切なこの時期を、無駄にしなかったことで、来月4月からの君たちのさらなる大躍進を、誰もが期待せずにいられません。
先日、孫とアニメ番組を見ていました。その中で、宇宙飛行士の大西卓哉さんに、主人公がインタビューするのですが、緊張してうまくできません。その時に大西さんが優しく話しかけます。「宇宙飛行士って何でもできる優秀な「すごい人」って思うかもしれないけれど、それは外見だけ。君みたいに緊張もするし失敗もする。だからこそ、見えないところで努力するんだ。努力のポイントは、『自分の嫌いを大切にする。』『苦手を好きになる。』ってことなんだよ。」先生はこのアドバイスを来年度の目標にしたいと思います。
すぐに新年度が始まります。素晴らしいパワーをもった皆さんとともに、力を合わせ、来年度、さらに素晴らしい久美浜中学校を創っていきましょう。

(終了式式辞より)

令和5年度 第11 回卒業証書授与式 式辞

 校庭の木々の蕾もほころび、久美浜の海や山々にも春の息吹が感じられるこの佳き日、御来賓 京丹後市教育委員会 教育委員 安達 京子 様、PTA会長 高尾 幸弘 様をはじめとする、多数のご来賓の皆様のご臨席と、本日めでたくお子様のご卒業を迎えられました保護者の皆様のご列席を賜り、平成25年に産声を上げた新生久美浜中学校の11回目となる、令和五年度、京丹後市立久美浜中学校卒業証書授与式を挙行できますことは、大きな喜びであり、高壇からではございますが、心からの御礼を申し上げます。
 
 さて、72名の卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。皆さんの中学校生活は、コロナ禍の真っただ中に始まりました。小学校時代とはまた違った中学校の生活でしたが、君たちは、新たな仲間と手を取り合いながら、様々な活動に全力で取り組んできました。
 私は皆さんのことがとても大好きでした。だから今日まで、いつもカメラをもって、皆さんの追っかけをしてきました。合唱祭や体育祭などの校内行事はもちろんのこと、授業や部活動の様子、楽しかった修学旅行、丹ブロ陸上や駅伝での頑張り、挨拶運動や「夏みかんの日の取組」、久美浜町全体で展開した「SDGs の取組」など、ここで全てを紹介することのできないほどの、たくさんの皆さんの活躍や、躍動感ある生き生きとした姿は、私だけでなく、後輩たち、先生方、保護者や久美浜内外の方々にも多くの感動を与えてきました。
 特に、皆さんが最高学年となった今年度、新型コロナウイルス感染症の取り扱いが5類に移行したのにあわせるように、皆さんの様々な分野での活躍の姿は、一気に学校を飛び出していきました。気がつけば、今や久美浜中学校のブランドは全国レベルとなり、地元や近隣のメディアだけでなく、東京やつくば市、遠く北海道からも取材を受けるまでになりました。
 君たちの凄いところは、優秀な成績を弾き出す人材を数多く輩出できた、ということではなく、常にみんながワンチームであったということです。一人ひとりが違った魅力をもち、それらが互いに結びつくことによって、新たな価値を生み出してきたのです。いわば、ひとりの力や努力ではできなかったことが、いくつもの「奇跡の化学反応」によって、成し遂げられてきたのだと思います。一人ひとりが一生懸命で、とても優しく、友をリスペクトし、互いを高め合うことにより、全体の価値観が高まり、そのことにより、一人ひとりのパフォーマンスが存分に発揮され、また集団が高まるという、理想の好循環。今から考えてみれば、奇跡ではなく、このメンバーなら「必然」の化学反応だったのかもしれません。

 ところで、毎年、記念すべき卒業生の門出には、いくつかのメッセージを贈ってきました。でも、君たちには、あえてひとつのことだけを伝えたいと思います。
 それは、これまでの自分、あるいは今の自分のままでいてほしい、ということです。時には勉強や学校が嫌になったこともあったと思います。時には物事がうまくいかずイライラしたり、自分はダメだと落ち込んだりすることもあったと思います。でも裏を返せば、そんな悩みや苦しみも、しっかりと経験し、誰でもない、自分の力で乗り越えてきたからこそ「今」があるのです。だから否定する必要もないし、無理やり自分を変えようとする必要もないのです。
 これからの人生においては、成功体験も、後悔や失敗の経験もひっくるめて、自分の貴重な財産にすることで、ピンチの時に必ず「活路」が見えてくるものです。自分のやってきたことを、そして他人の考えや行動を、ひとまず「受け入れてみる」「好きになってみる」ことが重要なのです。
 自分や他人を好きになると、やがて「活力」が湧いてきます。次に「感謝」の気持ちが芽生えてきます。そして「仲間」が集まってきます。久美浜中学校開校以来、貫き通してきた「命・今・仲間」の本質は、この一点に尽きます。どうかそのことを忘れないでください。これまでの皆さんの優しさ、探究心、協調性、向上心をそのまま大切にして、さらなる成長を遂げていってほしいと願っています。

 先日、卒業生が高等学校の卒業証書をもって、訪ねて来てくれました。自分の夢の実現を目指し、石川県の高等学校へ進学しましたが、卒業目前の今年の1月、能登半島地震が発生。幸い、丹後に帰省中であったため、ご本人は難を逃れましたが、高校も寮も損壊し、報道であるとおり、実に広い範囲で甚大な被害を出しました。彼女は後日、瓦礫の中から制服を探し出し、先日無事、卒業式に参加できたそうです。彼女に限らず、数多くの被災された人々が、今、困難な中でも自分の進むべき道を信じて立ち上がり、再び歩き始めたその姿は、とても神々しく、本来、応援すべき私たちに、逆に元気や勇気を与えてくれます。
 今や世界はグローバル社会。価値観も多様化し、地元でも、都会でも、世界中のどこにいても、広い世界、そして目指した夢と繋がることができます。皆さんが掲げた、生徒会スローガン「魁(さきがけ)~新たな伝統を発信せよ~」は、本日をもって完璧に達成できたかにも思えます。しかし、卒業する皆さんには、これまでの先輩たちと同様に、ぜひ、その先を進んでいってほしいと思います。メッセージを飛ばす「発信」とスタートの「発進」、transmission とdeparture。その二つの「はっしん」を胸に刻んで、勇気をもって、新しい世界、そして新しい時代に「ありのままの自分で」、飛び出していってください。

 あとになりましたが、保護者の皆様、本日はお子様のご卒業、誠におめでとうございます。教職員一同、心よりお慶びを申し上げます。
 これまで大切に育てあげてこられたお子様は、この三年間でここまで立派に成長されました。時には自分に自信がもてず、苦しんだ時期もあったと思いますが、それでも自ら立ち上がり、ご家族や友への感謝も忘れることなく、やるべきことをやり抜き、乗り越えて、やっとここまでたどり着きました。
 私ども、精一杯の努力をしてまいりましたが、ご期待に添えなかった点も多々ありましたこと、深くお詫び申し上げますとともに、この三年間、本校の教育活動にご理解とご協力を戴きましたこと、心より感謝申し上げます。
 また本日、ご多用の中、ご臨席を賜りましたご来賓の皆様には重ねてお礼を申し上げ、今後とも本校の教育に益々のお力添えを賜りますようお願いを申し上げます。

 大好きな大好きな卒業生の皆さん。ひとまず「さようなら」です。君たちが、友だちや先生方とかけがえのない時間を過ごした「学び舎 久美中」は、これからもここにずっと建っています。どうか安心して、胸を張って、そして笑顔で、巣立っていってください。

 結びにあたり、卒業生七十二名の、天馬行空たる栄えある前途と、さらなる大躍進を祈念して、式辞といたします。

 令和6年3月15日
  京丹後市立久美浜中学校 校長 藤原 哲也

   
第3学期の始業にあたって

新しい年の幕開けとともに1月9日、本校の第三学期の教育活動が始まりました。どうか本年もよろしくお願い申し上げます。
まずは、この度の能登半島地震で被災されました皆様へのお見舞いを申し上げますとともに、犠牲になられた方々のご冥福を心からお祈りいたします。また、多くの行方不明者の早急な発見救出、そして一日も早い復旧を切に願うばかりです。我々教職員一同、第三学期の始業に際し、本校生徒及び教育活動の安心・安全の維持に改めて気を引き締め努めてまいります。
さて、今年は辰年です。辰は、十二支の中でも一段と威勢がある干支と言われています。中国にある「竜門山」を切り開いてできた急流を遡上する鯉。その激流を登り切ることができた鯉は「竜になれる」という言い伝えから、目標を目指し自ら努力して突破するべきその道の入口を、『登竜門』と呼ぶようになったそうです。生徒の諸君にはこの例えを、自分にとってプラスとなり自信に繋げるため、流れに抗いながら一歩一歩登っていくことの大切さと捉えてほしいです。1年生、2年生にとっての三学期は、久美浜中の中核として進級に向けて大胆に行動する学期、そして、3年生にとっては、新しい世界への登竜門目前の最後の激流を突破するために、自分のもてる力を最大限に発揮すべき中学校生活最後の二か月間と捉えてください。今日から始まる三学期が、皆さん一人ひとりにとって、独創性と多様な視点を培い、人間としてさらにアップデートしていける価値ある学期になることを願っています。
後になりましたが、保護者の皆様、地域の皆様には、昨年は大変お世話になりました。過分なる皆様のお力添えにより、久美中生大活躍の年となりました。本校生徒は、悩みつつ手探りながら、予測不能といわれるこれからの未来を力強く生き抜くための基礎的な力を着々と身に付けております。今年も、久美浜学園ならではの教育理念に基づき、知識や技能だけでなく、様々な経験をとおしてたくましい心と身体を育ててまいります。これまでと変わらぬご理解、ご協力をどうかよろしくお願いいたします。

京丹後市立久美浜中学校
校長 藤原 哲也

 第3学期始業式 式辞より

おはようございます。令和6年。新しい年になりました。みなさん、今年もどうかよろしくお願いします。
今年は「辰年」です。辰は、十二支の中でも一段と威勢がある干支と言われています。皆さんは「登竜門」という言葉を知っていますか。中国にある「竜門山」を切り開いてできた急流を遡上する鯉。その激流を登り切ることができた鯉は「竜になれる」という言い伝えから、目標を目指し、自ら努力して突破するべきその道の入口を、『登竜門』と呼ぶようになったそうです。この例えを、「何が何でも、上を目指せ」ということではなく、去年の自分より今年の自分、今日の自分より明日の自分が、少しでも前進できるよう、そして、自分にとってプラスになり自信に繋がるよう、一歩一歩階段を登っていくことの大切さと捉えて、ぜひアクションを起こしてほしいと思います。
1年生、2年生にとっての3学期は、久美浜中の中核として、そして進級に向けて大胆に行動する学期であってほしいと思います。そして、3年生にとっては、まさしく新しい世界への「登竜門目前」の最後の激流を突破するために、自分のもてる力を最大限に発揮すべき中学校生活最後の二か月間と捉えてください。皆さんそれぞれ、二学期終業式での、「発信」と「発進」の違いの話を、自分なりに取り込んで、三学期の節目となる今日、しっかりとギアチェンジしてください。
さて、来週17日に、阪神淡路大震災から29年目を迎えようとしている今年の元旦に発生した、「能登半島地震」は、今もなお、被害の全容すら掴めないまま現在に至っています。先生自身、何が起きているかわからない、何もできていない立場で、この場で皆さんにお話しすることはなく、唯々祈るばかりの一人であります。命の大切さ、避難訓練の大切さ、水や電気のありがたさなどについても、先生が語るまでもなく、ここにいる皆さんはすでに理解していると思います。
ただ、毎日テレビをとおして伝えられている、この断片的ながら極めて絶望的な情報の中でも、確実に見えてきたのは、やはり、人と人との繋がりの大切さです。自衛隊や消防はもちろん、住民やボランティア、罹災者までもが手を取り合って、捜索や復旧、病人や高齢者等の支援を展開し、発信されたSOSに対して、寒い雪の中、懸命な活動が続いています。日常で育んだ繋がりと、地震後新たに生まれた繋がりが合体し、予想を超える大きな力になっていく様を見るにつけ、人はひとりではなく、周りのたくさんの人と繋がって生きている存在なのだということを、改めて認識することができます。今、ひとつだけ言えるとするならば、「遠慮なく助けを求められる存在」と、「当たり前に手を差し伸べ励まし合える存在」が、磁石のようにくっついてはじめて、「生きる力」が生まれるということではないでしょうか。
今日ここに集まった私たち、そして今は体育館にはいなくても「共同体」である仲間や先生、保護者や地域の方も含めて、私たちは決して一人ではありません。今こそ、二つの「はっしん」の意味を大切にして、皆の力を結集し、困っていることや悩んでいることを龍のように突破していきたいものです。
今日から始まる3学期が、皆さん一人ひとりにとって、独創性と多様な視点を培い、人間としてさらにアップデートしていける価値ある学期になることを願って、第3学期始業式の式辞とします。皆さんの活躍をこれまで以上に応援しています。

2学期が終わりました! (式辞より)

皆さん、おはようございます。週末の大雪が大変心配された中でしたが、本日、12月22日、最大日数81日間にわたった第2学期が終了します。本題に入る前に、まず皆さんにお知らせをします。11月に開催した「くみちゅうキャリ アフェスティバル 2023」ですが、昨年に引き続き、明日23 日から1週間、京丹後ケーブ ルテレビで、午後4時から6時までの特別番組として、全編を放送していただくことになりました。機会がありましたら、ぜひご家族の皆さんと一緒に観てほしいと思います。
皆さんは、そのキャリアフェスティバルのサブタイトルを覚えていますか。「くみはまから発信!そして未来へ発進!」です。最初のはっしんは、外に向かって飛ばす発信。あとの方は進むほうの発進です。
まさしくこの2学期は、最初の発信のほうが本当に活発に行われました。様々な分野で、あらゆる方面に向かって、君たちの頑張り、久美浜中学校の凄さを発信することができました。部活動での数々の成果はもちろんのこと、たくさんの保護者や地域の方の前でやり切った体育祭、地域に出向いて久美中のスピリッツを伝えあった体験学習、先ほど紹介したように、絵画や作文などの文化面での大活躍、音楽を通じて参加した社会貢献活動、オンライン留学や Sea Labo、海外派遣など、グローバルな資質を磨く取組への積極的な参加、さらには、先頭に立った生徒会本部を中心に、大展開した夏みかんの日、SDGs、キャリフェス、また、北部地域の2市2町が集まった環境フォーラムでのプレゼンなど、久美浜町だけでなく町外、市外からも注目されることがたくさんありました。
また、久美浜中学校は今年度、京都府の中学校でただ1校のみ、国の文部科学省から、リーディングDXスクール事業という研究指定を受け、タブレットやICTの活用についての実践発表や授業公開などを行ってきました。その関係で、たくさんの外部の方が、久美中の授業や君たちに触れる機会がありましたが、来校された皆さんが口をそろえておっしゃるのが、「タブレットの操作や活用もすごいが、授業への意欲や笑顔での挨拶が本当に素晴らしい。」ということでした。どこですれ違っても、どの教室に行っても、一生懸命、みんな声を掛け合いながら頑張る姿に大絶賛でした。この研究指定は、本校の取組を日本中に広めていくことが目的です。つまり久美中生の凄さは、今、口コミやネットの力も借りて、日本中に広がりつつあります。実際に遠くからの問い合わせもたくさんあります。このように、皆さんが今当たり前にやっていることは、実はとても凄いことであり、遠い遠いところまで届く「強力で素晴らしい発信」になっています。これらのたくさんの成果、そして目立たない けど価値ある小さな成果も含めて、一人ひとりが努力し成長できた2学期の発信、それらに対する外部からの評価や励ましは、これからの皆さんの大きなエネルギーになると思います。ぜひ、昨日返却した通信簿も含めて、しっかりと自分の目標に対する達成度を見極めて、次のステージに上がっていってください。気持ちや思いはとても大切なもの、でも思っているだけではなくそれを伝えることも大切。でもさらにさらに、君たちに求めたいのは行動です。自分の立ち位置から発信するだけでなく、自分の陣地から飛び出し、たくさんの人と繋がり、ともにどんどん変容していけるような、アクティブな3学期にしてほしいと思います。「未来へ前進!」皆さんにはそれを可能にする大きなパワーがあるのです。
3学期はぜひ、しっかりと胸を張り、自信をもって、さらに前進していきましょう。始業式、全員が元気な姿で揃うことを楽しみにしています。以上、第2学期の終業にあたっての式辞とします。メリー・久美スマス!どうか良い年をお迎えください。

令和5年12月22日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


第2学期の始業に当たって (式辞より)

皆さん、おはようございます。今日から2学期が始まりました。38日間の夏休み、皆さんそれぞれ、長期休業ならではの貴重な体験や活動ができたのではないかと思います。また、部活動においても、本当に充実した活動で「一つの区切り」をつけることができました。これまで後輩をリードしてきてくれた3年生の皆さん、本当にお疲れさまでした。
さて、80日間に及ぶ長い2学期が始まります。この2学期では、これまでの成果を生かし、さらに高い目標に向かって頑張っていってほしいと思いますし、その実現のために、ぜひ、みんなの力を結集し、これまで以上に「学校でしか体験できないこと『満載』の『楽しい学校づくり』」に力を注いでほしいと思っています。
2学期、中学校最大の大イベントである体育祭があります。地域で大規模に展開する各学年の体験学習、また、1・2年生のデビュー戦である秋季大会、各学校が学校の誇りを「たすき」に託し、しのぎを削り合う駅伝大会、3年生はすでに始まっている各種高校体験セミナーや、自らの将来を見据え、進路実現に向けた様々なキャリアプログラムなどなど。この久美浜中学校で毎日生活しているからこそ経験できる「久美中ならでは」のアクティビティを存分に満喫し、貴重な体験やかけがえのない感動を味わえる、素敵で楽しい2学期にしてほしいと思います。
また、行事だけでなく、日頃の学習や授業、友だちとの毎日の生活においても、この「楽しい学校づくり」の要素をどんどん取り入れていきましょう。君たちは人の気持ちを理解し、助け合うことができます。助け合いや教えあいができることはとても素晴らしいことです。皆さん一人ひとりの「ハートほっと」をさらに高め、助け合いや教えあいを超越して、ともに心で繋がりあい、心が響きあい、本当の意味での「かけがえのない存在」になることを目指していってください。それは、一対一の友だち関係、学級や学年の中のつながり、部活動での団結、そして学校全体としての結束とうねりと、その輪を広げることによって「理想の楽しい学校づくり」を達成することができます。皆さんの優しい頑張りに期待しています。そして、そのための久美中生徒会の校内外での活動活性化にも大きな期待を寄せています。
もうひとつ、君たちに望み期待することは、今、社会に目を向けてみると、コロナは落ち着いてきたものの、国内外ともに、社会状況も気候も、大変不安定な時代に突入しているような気がしてなりません。そんな不安定さの中で、久美中の君たち一人ひとりも、それぞれに何らかの悩みや、人に言えない大変さを抱えていると思います。どうかそれらの悩みを、遠慮することなく発信していってください。我慢が必要な時も確かにありますが、それよりも、誰かに「しんどい、しんどい」と言えることが、人が生きるうえで一番大切なことだと先生は思います。さらには、出来ることなら付け加えて考えてほしいのは、「自分はこうしたい」、「こうしたいんだけどどうしたらいいの」、「これができないんだけど助けてくれ」と、自分の「こうしたい」という意思を明確に、併せもってほしいということです。時間がかかってもいい、友だちや先生、保護者の方とともに、「どうしたい」を探っていくこと、そして、卒業後のこと、高校選びだけでなく自分の将来のこと、自分の生き方そのもののこと、それらを日々の生活の中で「切り分けることなく」模索していくことが、中学生である君たちにとっては、今後の飛躍の大きな力になっていくと思います。
2学期から、新たに2人の仲間を加えて、久美浜中学校は198名で教育活動を再スタートさせます。この久美浜中学校で、このメンバーで過ごせる2023年の2学期は二度とありません。久美中メンバー198名全員で、80日間の2学期を、元気で「全力」で突っ走りましょう。 最後に付け加えです。これからしばらくはまだまだ暑いです。とにかく暑いです。夏休みの生活で、体もなまっていると思います。熱中症予防については、学校でもいろいろ考えてはいますが、自分の体調は自分にしかわかりません。とにかく各自で健康管理を徹底してください。無理した挙句「やばいな」と思ってからでは手遅れになる事例が全国でもたくさん発生しています。睡眠時間、水分、塩分を十分に確保し、それでも「あれっ、何かおかしいな」と思ったら、即座に活動をやめ、知らせてください。「命・今・仲間を大切にする」のが久美中のメインテーマです。皆さんの協力をお願いします。

令和5年8月28日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

梅雨とはいえ暑い日が続きます

毎日暑い日が続いていますが、玄関には涼し気なアジサイの花が来校者を迎えてくれています。
合唱祭や丹ブロ陸上も終わり、次なる目標は期末テスト。どの学年も学習に、部活動に頑張っています。PTA活動も順調に展開され、学年ごとの親子行事なども開催されています。

本校は今年度、文部科学省が公募した『GIGAスクールにおける学びの充実事業 リーディングDXスクール事業(1人1台端末とクラウド環境を活用した効果的な教育実践の創出・モデル化)』の指定研究に取り組んでいます。これまで積み上げてきたICT研究のさらなる深化やGIGAタブレットを活用した新たな授業の創造を模索し、知識偏重にならず様々な力を総合的に身に付けられる学習環境を整えていきます。まもなく本HPでもDX事業特設ページを開設します!


 

 

 

 

 

季節は春から夏へ・・・。今年度がスタートして早2カ月近くが過ぎました。
始業式、入学式、PTA総会、修学旅行、生徒総会、春季大会、丹ブロ陸上練習開始、PTAグラウンドゴルフ…、そして3日には合唱祭。

5/18 第1回久美浜学園学校運営協議会

5/27 PTAグラウンドゴルフ大会

6/1 一斉挨拶運動(PTA・学校・民生児童委員)

新入生もすっかり中学校に慣れ、学習に部活動に頑張っています。コロナも何とか収束の兆しが…。本当に「当たり前」の生活の大切さが身に染みる今日この頃です。合唱祭の取組と並行して、丹後プロック陸上の練習も始まっています。参加人数は例年多いですが、今年はさらに多い70名越え!全校生徒の4割近くが自己目標の達成に向かって頑張っています。すごいぞ久美中!

合唱祭は完全外部公開は4年ぶり。保護者の方はもちろん、地域の方にも聴いていただくまたとないチャンスと捉えて、学校をあげて取り組んでいます。今年は自由曲に加えて、なんとアカペラ曲にも挑戦!音楽担当は、リズムや音程をピアノに頼れないハイレベルの課題としてアカペラ曲を指定曲に。それでも生徒諸君は練習と工夫を重ねながら完成度をどんどん上げていってます。本番どうなることやら…。腹をくくって級友たちを信じ最後まで歌い切るしかない!たくさんの感動のドラマのラストシーンが待ってそうです。ぜひ皆様ご来場下さいませ。

学校支援ボランティア(活花)の方の作品の数々です。いつもありがとうございます。

 

 

 

 

 

 


 

令和5年度 入学式 式辞
 桜前線が一気に駆け上がり一面に敷き詰められたピンクの絨毯。清らかな春雨に洗われた緑たち。春ならではの珠玉のコントラストが彩るこの佳き日、御来賓 京丹後市教育委員会 教育委員 野木 三司様、PTA会長 高尾 幸弘様をはじめ、実に4年ぶりに、多くのご来賓の皆様のご臨席を賜りましたとともに、多数の保護者の皆様にご列席戴き、令和五年度京丹後市立久美浜中学校入学式を挙行できますことは、大きな喜びであり、高壇からではございますが、心よりお礼申し上げます。
 改めまして、ただ今呼名されました、54名の新入生の皆さん、ご入学、おめでとうございます。皆さん一人ひとりの顔からは、これからの中学校生活に対する、「強い決意」と「希望」が満ち溢れています。
 私たちを長期にわたって苦しめてきた新型コロナウイルス感染症も、何とか終息の兆しが見られてきました。これまで、何よりも、皆が一堂に集うことを切望してきた私たち全員で、こうして入学生の皆さんを迎えられた今日この日は、本校にとっても希望満ち溢れる実に感慨深い日となりました。
 我らが久美浜学園は、今年度で一貫教育全面実施8年目。そして、本校は、平成25年に新生久美浜中学校となって10年。たった今、記念すべき11年目の新たな一歩を踏み出しました。
 開校以来一貫して、本校は、「命・今・仲間を大切にし」、「当たり前のことが当たり前にできる学校」を目指してきました。これまでも本校生徒は、学習、部活動、そして仲間との絆づくりのあらゆる場面において、中学校生活を常に、力いっぱい走り抜けてきました。また、久美浜学園全体で「夏みかんの日」の取組、「SDGs」の取組にも精力的に活動してまいりました。本校では、「夏みかんの日」をさらに身近に、さらに深く感じていくため、先月、本校中庭に新たな夏みかんの木を植樹したところです。「SDGs」の取組も、地道な取組を2年間にわたって展開してきましたが、今後さらに久美浜学園の児童会・生徒会を中心としたこれらの素晴らしい取組を、久美浜町や京丹後市のみならず、他地域、他府県と積極的にネットワークを広げ、取組の内容をより持続可能で質の高いものにしていこうと新たな目標を立てているところです。
 ところで、先日、近所の公園で実にほほえましい光景と出会いました。おそらく4・5歳の女の子でしょうか。お母さんと一緒に桜の花びらを一生懸命拾っていました。折り紙で作ったお財布の中に、一枚一枚大切に入れていくのです。会話までは聞こえませんでしたが、彼女の満面の笑顔は何事にも代えがたいものでした。
 人は、それぞれに違う価値観をもっています。彼女にとっては本当のお金よりも、空から舞い落ちる、清純で美しい桜の花びらが、一番価値のあるものに見えたのかもしれません。
 貴重な経験が人の価値観を磨き、その人一人ひとりの個性と融合して、人間性は育まれていきます。大切にしたいのは、「小さな子がお財布ごっこをしている」だけと捉えるのではなく、一人ひとりの価値観を肌で感じ、その感じたことを「自らの経験」として自分に取り込んでいくことであり、相手が誰であれ、感性や個性を認め合うことだと思います。
 久美浜中学校は、一人ひとりの個性を尊重しあえる学校です。個性や多様性を互いに認め合い、自らの価値観を磨き、学んでいくことを「当たり前のこと」と皆が思っているからです。挨拶や笑顔が飛び交い、ネガティブなトーンよりも、ポジティブな行動や声掛けが学校全体を包み込んでいます。男とか女とか、歳が上とか下とか…、そんな君たち以外が決めたことよりも、君たちの価値観を形成している、オリジナルで本質的な部分と付き合っていきたいものです。本校では校則も皆で考え、根拠ある納得できるルール作りを進めています。今日入学した皆さんにも、ぜひ主体的で積極的な意見発信を期待しています。
 さて、皆さんは昨年度までは6年生。今年度からは久美浜学園の7年生です。新たな学び舎に来て、不安なこともあるかもしれませんが、心配は不要です。これまで通り、久美浜学園の仲間がたくさんいて、君たちのことをよく知っている先生方がいます。困ったり悩んだりしたら、必ず友だち、先輩、先生方、そしてご家族の方が相談に乗ってくれます。助けてくれます。ですから、緊張することなく、これまで通り、階段を一段一段登るように、たくさんの体験を通して、自分を伸ばしていってほしいと思います。
 しかし、「これまで通り」という意味は、小学校時代と同じ生活をしていれば良い、ということでは決してありません。自分自身を成長させていくためには、小学生という殻を一度脱がなければなりません。変わらなければならないのです。
 中学校では何でもできます。「苦手な勉強がわかるようになりたい」と表明すれば、分かるまで徹底的に教えてくれます。「行きたい高校があるんだけど」と相談すれば、それが実現できるようにとことんサポートします。「苦しい、助けて」と発信すれば、ずっとずっとあなたに寄り添って支え続けていきます。そんな久美浜中学校だからこそ、君たちにはぜひこの機会に「変わる決意」をしてほしい。「先生に指示される勉強ではなく、自分が学びたいから学ぶんだ。」「こんな誘惑があるけど自分の価値観はこうだから負けない。ルールは自分で作るんだ。」「もっともっとみんなの力を伸ばせるクラスに自分たちの力で変えていくんだ」。これらのことは、君たち一人ひとりが、さらに自分をアップデートすることにより実現することです。逆に言えば、どれだけ先生方が見張ったり、指示したり、校則を厳しくしても実現することではないのです。
 そして、アップデートの第一歩は、感情的でもなく、片意地を張るのでもなく、自分の素直な気持ちを、つまり「心の奥底の本音」を、人づてでもない、SNSのメッセージでもない、自分の「生の言葉」によって発信することから始まるのではないかと思います。
 これから始まる義務教育最後の3年間。決して無駄にしないでください。皆さん一人ひとりが、自分らしくあり続け、この久美浜中学校が、生涯忘れることのない「かけがえのない居場所」、そして「学び舎」となることを、心から願っています。
 後になりましたが、保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。今日から3年間、大事なお子様をお預かりいたします。
 本校といたしましては、コロナ収束後も引き続き、子どもたちの「安心・安全」な学校環境づくりを第一優先にし、気持ちを引き締め、京丹後市教育委員会と常に連携をとりながら、教職員一丸となって、粉骨砕身の努力で教育活動を進めてまいります。
 心配事や学校へのご要望など、些細なことでも結構です。どうかお気軽に声をかけていただき、学校とご家庭が手を取り合いながら、教育活動を進めていきたいと思います。何卒、ご理解、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
 また本日、ご多用の中、ご臨席を賜りましたご来賓の皆様には重ねてお礼を申し上げ、今後とも本校の教育に益々のお力添えを賜りますようお願いを申し上げます。
 結びにあたり、新入生の健やかな成長と活躍を祈念し、式辞といたします。
令和5年4月10日       京丹後市立久美浜中学校長   藤原 哲也

 

 

令和5年度 始業式 式辞
 みなさん、おはようございます。すっかり春らしくなり、年度も替わり令和5年度となりました。春休みはあっという間、先月の修了式も12人の先生方とお別れをした離任式もつい昨日のことのように感じます。今日は週末でまたすぐに土日を挟みますが、やはり今日は年度の始まり。1年間の学校生活のスタートの日にふさわしく区切りをしっかりとつけて、気持ちを新たにする日にしてほしいと思います。
 さて、令和5年度の教育活動を始めるにあたって、皆さんにこの式辞で何を伝えようかと思って何日か悩んでいました。昨年度を振り返っても、本当に頑張っている姿ばかりが記憶に残っている君たちに、さらに何を望んだらいいのか。しっかり目標を持って生活してきた君たちに、今さら目標に向けて頑張ることの大切さを訴えても、みんな分かっていることばかり。悩みに悩んで、ある日テレビを眺めていると、今流行の「チャットGPT」の話題が出てきました。ネット上で質問したり作ってほしい文章を指示したりすると、世界中のビッグデータから情報を集めて、すごく立派な文章をたった数秒で作ってくれる話題のアプリです。
 いっその事、今日の式辞も入学式の式辞も、この「チャットGPT」に作らせたらいいじゃないか、という悪魔の声が一瞬耳元から聞こえてきました。実際、アメリカの報道では、レポート作成に多くの学生が利用して社会問題になっています。さらには、チャットGPTで作ったかどうかを、学校側がチャットGPTに調べさせて、レポートが本人作成のものでないと判定されれば単位認定を見送るという、笑い話のようなことが現実になってきました。日本でも数日前、教育現場での使用を規制しようという検討が始まったと、ニュースで報じていました。
 本当にややこしい時代だと思う反面、とてもシンプルなことなのに、何を騒いでいるのかとも思います。先生が今日の話をこのアプリで作ったとして、皆さん真剣に聞いてくれますか?話に説得力ありますか?たぶん何も頭に残らない、余計つまらない話になると思います。それどころか「校長なんかいらんやん」となってしまうとも思います。
 卒業式でも同じような話をしましたが、やはり、人間が人間であること、自分が自分であり続ける、「アイデンティティの価値」についてを、今日の式辞や入学式でも、最も伝えたいことにしたいと、先生は考えました。
 校長先生が校長先生であることと同様に、君たち一人ひとりも自分であり続けなければ、存在する意味すら見失ってしまいます。悪魔のささやきに負けてアプリに宿題やらせて、高校や大学に合格して、論文書かせてノーベル賞を取ったとしても、それは自分ではないのです。
 何をやりたいのか、何を伝えたいのか、何のために学ぶのか、どうやって学ぶのか?それは単に、「学習や進路」だけの話ではなく、「自分が自分であり続ける」つまり「アイデンティティ守る」ための大切なテーマなのです。もちろん、パソコンやタブレットもどんどん活用すればいい。しかしそれは自分を人間として磨くための道具として活用しなければなりません。自分を消し去ってしまうような使い方は本末転倒だと思います。
 ぜひみなさん、今年度の一年間も、先生方や仲間とともに自分磨きをしていきましょう。自分を好きになる、自信をもつ、人を好きになる、人とつながる…。そんなことは、十分に力を持っている君たちにとっては当たり前のことなのに、自分の力や魅力に、まだまだ気が付いていない人がたくさんいるような気がします。
 来週月曜日には54名の後輩たちがドキドキしながら入学してきます。そして、新2年生、3年生の君たちにとっては、さらなるステップアップの1年間。ぜひ、この1年でたくさんの魅力探しを楽しみながら、みんなで一緒に進んでいきましょう。
 命、今、仲間」を「チーム久美中」の合言葉にして、この令和5年度、皆さん一人ひとりがさらに「輝いて」、様々な分野で「活躍」することを、心から期待して、令和5年度始業式の式辞とします。

新年度を迎えるにあたって
 いよいよ全校196名で令和5年度の教育活動がスタートしました。こうして全員で皆さんを迎えられた今日この日は、本校にとっても希望満ち溢れる感慨深い日となりました。
我らが久美浜学園は、今年度で一貫教育全面実施8年目。本校は、平成25年に新生久美浜中学校となって10年。そして記念すべき11年目の新たな一歩を踏み出しました。これまで本校生徒は、「命・今・仲間」を大切にし、「当たり前のことが当たり前にできる学校」を目指して、学習、部活動、そして仲間との絆づくりのあらゆる場面において、中学校生活を常に力いっぱい走り抜けてきました。 また、久美浜学園全体で「夏みかんの日」の取組、「SDGs」の取組にも精力的に活動してきました。本校では、「夏みかんの日」をさらに身近に、さらに深く感じていくため、 先月、本校中庭に新たな夏みかんの木を植樹したところです。「SDGs」の取組も、今後さらに持続可能で、質の高いものにしていこうと新たな目標を立てているところです。さらには、校則も皆で考え、根拠ある納得できるルール作りも進めています。今後のより活発な意見交換と実践を期待しています。
さて、入学生の皆さんは新たな学び舎に来て不安なこともあるかもしれませんが、久美浜学園の7年生として、これまで通りたくさんの体験を通して自分をアップデートしていってほしいと思います。アップデートの第一歩は、自分の素直な気持ち、つまり「心の奥底の本音」を、人づてでもない、SNS のメッセージでもない、自分の「生の言葉」によって発信することから始まるのではないかと思います。これから始まる義務教育最後の3年間、皆さん一人ひとりが自分らしくあり続け、この久美浜中学校が生涯忘れることのないかけがえのない「居場所」、そして「学び舎」となることを心から願っています。
後になりましたが、保護者、地域の皆様には平素より多大なるご理解、ご協力を賜り心よりお礼申し上げます。私たち教職員一同、今年度も、保護者、地域の皆様と一層の連携を図り、一致して教育活動に努力する所存です。どうかよろしくお願い申し上げます。
 
京丹後市立久美浜中学校 校長 藤原 哲也
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