第76回卒業証書授与式

行事・各学年



膨らみかけた桜のつぼみもあわてるような急な冷え込みでしたが、3年生47名が卒業式を迎えました。
今年度は2年生も出席。送辞や答辞に耳を傾け、卒業生とともに過ごした日々を思い返しながら、春から3年生となる自分をイメージし、その責任を感じる機会になったと思います。

【答辞】
 校庭の桜のつぼみもふくらみ、春の香りが漂い始めた今日、私たち三年生四十七名は、九年間の義務教育を終え、蒲生野中学校を卒業します。
 私たちのためにこのような盛大な式を挙行していただき、ご来賓の方々、谷口校長先生をはじめとする先生方に心から感謝申し上げます。

 さて、私たちの中学校生活三年間を振り返ると、たくさんの思い出が浮かんできます。中でも、三年生として取り組んだ行事は、特に思い出深いものでした。入学時から新型コロナウイルスの影響で行動制限がある中でしたが、先生方や保護者の方々の支えもあって、無事に行うことができ、様々な経験を通して大きく成長することができました。
 楽しみにしていた修学旅行。計画を立て行動すること、自分のことは自分で責任を持ち行動すること、自分だけでなく周りのために行動することの大切さを改めて学び、より一層絆を深めることができました。どんなときでも仲間と支え合い、よい思い出をつくることができました。そして大きな気づきと学びがありました。今から七十七年前に原爆が投下された長崎の地で、原爆についてのお話を聞き、資料館で理解を深め、改めて戦争の怖さや悲惨さを学びました。世界では今、この瞬間にも戦争や紛争によって安心・安全な生活を送ることができない人々がたくさん存在します。私たちは長崎で学んだことをこの先も忘れず、受け継いでいこうと強く決意しました。そして、今の幸せを当たり前だと思わず、感謝する気持ちを大切にし、平和な世界を次の世代につないでいく使命を忘れずにいたいと思います。
 体育祭では、自分から積極的に行動することで三年生全体に団結力が生まれました。また、各ブロックの集団行動では、他学年と関わる数少ない機会でしたが、全員がよりよい体育祭にしようという同じ目標に向かって努力し、学校全体の団結力も高まり、よい体育祭をつくることができました。改めて協力することの大切さを感じる機会となりました。
 文化祭では、クラス合唱の曲として、一組は「Gifts」、二組は「十字架の島」を選びました。はじめは良い合唱が作り上げられるか不安でしたが、リーダーをはじめ、全員でよりよい合唱をつくろうと、互いに教え合い、改善を重ね、想いの詰まった合唱をつくることができました。学年合唱曲「群青」も、これまでの経験を活かし、みんなの気持ちをひとつにして歌い、1、二年生の時よりもレベルアップした、迫力のあるものになりました。
 三年間の中でも特に思い出に残っているのは部活動です。同じ目標をもつ仲間と練習に励む日々は、私たちを成長させてくれました。部活動の思い出は数え切れません。しかしそれは、よいことばかりではなく、つらく不安だったこともありました。新型コロナウイルスの影響で、練習試合が行えず、練習も制限され、努力の集大成である様々な大会やコンクールが延期や中止になりました。身を切る思いで現実を受け止めた人もいたことでしょう。しかし、ここまで積み重ねてきた努力は無駄にならないことを信じ、自分の弱さと向き合い、ひたむきに努力することで各部活が最高のチームになっていきました。そして、顧問の先生をはじめとする多くの方のおかげで、次第に練習試合や大会が行えるようになりました。最後の大会やコンクール、作品制作は、今までたくさん支えてくださった多くの人への感謝の気持ちを込め、取り組めたことが嬉しかったです。

 在校生のみなさんにも、感謝したいことがたくさんあります。特に行事のときには、私たちを支えてくれたり、協力をしてくれたり、とても助かりました。部活動ではみなさんのおかげで、一人ひとりが力を出し切り、大会で活躍することができました。廊下で出会ったときには手を振ってくれたり、一緒に登下校をしたり、この蒲生野中学校の至る所に皆さんとの思い出が輝いています。そんなみなさんに伝えたいことがあります。それは、リーダーを支えてあげてほしいということです。学年が上がっていくにつれ、リーダーになる人も増えていきます。周りの支えはリーダーの人にとって、とても大きな力となります。全員で協力することを大切にしてください。あっという間の三年間、一日一日を大切に、悔いの残らないように生活してください。本当にありがとうございました。

 様々な場面で、私たちを支えてくださった先生方。三年間、授業や部活動、行事、委員会、日常生活で私たちを見守っていただき、ありがとうございました。授業では、分からないところを分かるまで丁寧に教えてくださり、入試前には私たちをたくさん応援してくださいました。部活動では、時には厳しく、けれども上達のためにたくさんのアドバイスをしていただきました。日々の他愛もない会話で笑い合ったこと、困っているときには相談にのってくださり、解決まで導いてくださったこと、とても嬉しかったです。そして、何より私たちが社会で生きていくための礼儀や相手への思いやりなどを教えてくださったことは、感謝してもしきれません。
 私たちは、自分の目標に向かって成長し続けていきます。先生方が今までかけてくださった言葉を思い出して、これからもがんばっていきます。三年間、本当にありがとうございました。

 いつもどんなときも、私たちのことを第一に考え、一番そばで支えてくれたのは家族でした。私たちがここまで成長できたのは家族の支えがあったからです。時には言い合いになったり、悩ませたり、迷惑をたくさんかけました。でも、すべてを受け止め、応援してくれたおかげで、私たちは成長できたような気がします。大変な時は悩みを聞いてくれたり、失敗した時は励ましてくれたからこそ、今日を迎えることができました。今日まで十五年間、大切に育ててくれて本当にありがとう。これから私たちは次のステージに進みます。私たちはまだまだ家族の支えなしでは生きていくことができません。これからも迷惑や心配をかけることがたくさんあると思いますが、変わらず見守っていてください。普段は照れくさくて言えないけれど、いつもそばで支えてくれる家族が大好きです。これからもよろしくお願いします。

 最後に、どんな時も一緒にいてくれたみんなへ。コロナ禍でのスタート。お互い不安を抱えながら今日まで三年間頑張ってきました。私たちの強みは誰一人取り残さず、一丸となって一つの目標に向かうことです。互いを励まし合い、高め合い、行事ではみんなが輝くことができました。この三年間を振り返るとすべてがキラキラとまぶしく、かけがえのない青春でした。いつもそばにいてくれたから、どんな時も笑顔でいられました。笑いの絶えないそんな日々と、今日でお別れになるのはとても寂しいです。しかし、私たちはそれぞれの道に別れてもしっかり前に進むことができると確信しています。もし立ち止まったら、仲間と過ごした日々を思い出してください。きっと前に進めます。いつもありがとう。大切な思い出をありがとう。今日という日を迎え、みんなには心の底からありがとうという気持ちでいっぱいです。この四十七人で過ごした3年間を絶対に忘れません。そして、いつかまた、今までよりも成長した姿で再会しましょう。

 さあ、いよいよ別れの時です。私たちはこれから、自分で決めた道を、自分の力で進んでいきます。ときには苦難にぶつかり、くじけそうになることもあると思います。もしかしたら、蒲生野中学校に顔をのぞかせることがあるかもしれません。そのときはまた、温かくご指導をいただければ嬉しいです。私たちは蒲生野中学校で学んだことを糧に、精いっぱい自分の人生を歩んでいきます。三年間、本当にありがとうございました。私たちを包み込み育んでくれた母校への感謝とともに、蒲生野中学校のますますのご発展を心からお祈りし、答辞といたします。