知的好奇心をくすぐる体験授業で「ものづくりに活かす心理学」の講義を、3年生「工芸Ⅰ」選択者が受けました。

講師は京都工芸繊維大学情報工学・人間科学系講師【グローバルエクセレンス】の西崎友規子先生です。

 先生には、使いやすいものや安全なものを作るために、人の心の仕組みを知ることの重要性とその方法を分かりやすく説明していただきました。選択者は予め自分の身の回りの「使いにくいもの」を調査し、どこが使いにくいのか、どうすればもっと良くなるのかを発表しました。
 西崎先生には、人がよろこんでくれる、便利になるものを作ること、考えることの楽しさを教えていただきました。

 
 
 
 
 

 9月14日(金)、普通科3年生「物理」の授業で、京都大学大学院人間・環境学研究科からAhmad Tayyebi先生(イラン出身)をお招きして、「ナノ材料化学」について英語で講義をしていただきました。最先端の研究内容から、母国の文化や自然まで分かりやすく解説していただきました。また、生徒達からも英語で質問をするなど、活発に意見交換を行いました。

 「サイエンス・ダイアログ」は、日本学術振興会のフェローシップ制度により、世界各国より日本の大学・研究機関等へ研究のために滞在している優秀な若手外国人研究者を、講師として高等学校等に派遣し、自身の研究や出身国に関する講義を英語で行うプログラムです。

 
 
 
 

大学から持参されたスマホで、フェナキスティスコープ(驚き盤)制作のための動画を撮影します。

 

京都工芸繊維大学デザイン・建築学系教授の池側隆之先生による、知的好奇心をくすぐる体験授業ー映像に触れるーの講義と実技を受けました。映像からアニメーションへの歴史や、簡単な装置で映像作品ができることを学びました。実技では、フェナキスティスコープ(驚き盤)を作成しました。絵が動くことでアニメーションの一端を理解出来ました。

 
 
 
 

講義では、1年次に習った化学の授業の復習や、生葉の叩き染めの方法も学びます。葉脈を意識しながら丁寧に叩くときれいに写ります。1時間ほどしてから石鹸で洗うとさらに青くなります。

生葉染めは、刈り込む前日と当日の天気が良いことと、30分以内に染めることが条件です。今回はタイミング良く、両日とも晴れていました。

 

夏の間に大きく育った「藍」で生葉染めをする前に、化学の先生から『藍染めの化学』の講義を受けました。繊維と染料の結合についてや藍の抗菌成分「トリプタンスリン」の効果について、興味深く知ることができました。藍の生葉による叩き染めでは、布上に葉を叩くことで葉の成分を染みこませて葉の形を青く写すことができることを学び、実際に体験しました。また、生葉と水をミキサーにかけて布で漉した染液に、絹と毛の布を染めてみて、繊維による色合いの違いを確かめました。乾燥葉による染色実験は、次回に行う予定です。

 
 
 
 
 

創華祭(文化の部)で美術Ⅲで制作した共同制作「マリオネット」を展示しました。風で飛ばないように重しは金床を乗せ、ヒモで固定した、幅200㎝、高さ175㎝の大作です。ひょっこり手を掛けて、生徒を見ている姿が印象的です。

 
 
2018/07/23 
 
 
 

7月20日(金)、西宇治地区社会福祉協議会主催の活動「友愛訪問」に参加しました。


一人暮らしの高齢者を訪問し、生徒が作ったうちわなどを渡して交流しました。


訪問を終えた生徒たちは

「高齢者の方々に喜んでもらえてよかった」

「笑顔で迎えていただいて、元気をもらえた」

と笑顔で活動を振り返っていました。

 
 
 

 Art Mix(3年生選択授業)「土笛と振動」の授業で、音の鳴る仕組みを理解し、土笛をつくりました。オカリナをイメージし、専用のへらで歌口をつくり、穴を空けて音階をつくりました。指で穴を塞げば低い音、指を離せば高い音になります。途中、音が鳴らなくなったりしたときは、穴を粘土で塞いだり、歌口のリードの調整をしました。作品は焼成と彩色をし、演奏を楽しむ予定です。また、より深く学ぶために、理科の教諭から、振動と共鳴について特別講義を受けました。水道の流れに墨汁を流した「カルマンの渦」の実験で、空気の流れについてより理解を深めました。


  

 
 

カルマンの渦の講義は画像を使って分かりやすく説明され、実験では渦が発生するのを見ることができました。

 
 
 
 
 

 美術Ⅲの共同制作では、自分のつくりたいものを相手に理解してもらうこと、皆の意見をまとめてより良い作品にすることでコミュニケーション能力を育成しています。1人ではできない大きな作品を共同で制作し、文化祭や芸術展で披露しています。今年はインパクトのある作品を展示する場所を検討をしました。様々なアイデアを出し合い、1つの作品に絞りました。立体作品のため、方眼紙で模型をつくり、それを元にベニヤ板に拡大して、下描きをしました。切断やヤスリがけは電動木工具を使います。皆、初めての作業ですが、次々と技術を習得し、色塗りを始めています。完成した作品は文化祭で披露します!

 
 
 
 
 

 6月6日(水)5,6限目に、3年生「描写」選択者が、成安造形大学の藤井俊治助教からデッサン講習を受けました。モチーフの特徴のとらえ方、描写における注意点などを教えていただきました。実際に「電球」をデッサンし、ものの質感、形態を把握し、鉛筆で表現し、最後にはそれぞれの作品を掲示し、講評をしていただきました。改めて描写力の重要性を知る講習となりました。授業の様子はFMうじ「Zoom Up」で放送されました。

 
 
 
 
 

 Art Mix(3年生選択授業)「七宝焼きと化学」の授業で、七宝焼きについて学び、焼成体験をしました。また、より深く学ぶために、化学の教諭から、七宝焼きの釉薬について特別講義を受けました。釉薬がガラスの一種であることや、釉薬の着色方法には、イオンによる着色とコロイドによる着色があることを学びました。