令和3年8月30日(月)、令和3年度2学期始業式を行いました。
井上校長の式辞において、夏期休暇中に全国的に新型コロナウィルスの急激な感染拡大が見られたことについての話がありました。
府立高校生にも感染者が増えてきている状況から、感染症対策はこれまで以上に身近な問題となっており、自分や友達や家族を守るために細心の注意を払って行動してほしいと強調されました。これに伴って学校生活にも多くの制限がかかってきているが、学校としてこの難局を乗り越えるためには、生徒諸君の協力が大切であると式辞を締めくくりました。
始業式の後に進路指導部長、生徒指導部長、保健部長から講話がありました。
進路指導部長の山添先生は、最近の推薦型の入試では志望理由書や面接が重視される傾向があり、重要なのは他人による評価ではなく、自分のこれまでの努力や自分が学びたいことを自分の言葉で表現できることであると述べました。
生徒指導部の末常先生からは、ハンドボール部男子の近畿大会と弓道部女子の全国大会での健闘についての話があり、また、文化祭の延期についての連絡がありました。
保健部長の池上先生からは、高校生活における感染症対策の中でも、今後は黙食をいっそう徹底していく必要があるという話がありました。
令和3年7月20日、1学期終業式を行いました。
新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、ZOOMを用いての終業式でした。
井上校長は式辞において、時差登校や短縮時程であった1学期は、昨年度の休校を思うと少しづつ日常を取り戻しているように感じられること、また、弓道部女子やハンドボール部男子、体操部をはじめ、多くの部のさらなる活躍に期待をしていることを話しました。
また、東京で開会されるオリンピックについて触れ、水泳の荻野選手について紹介しました。荻野選手は、2014年、2016年の国際大会での活躍の後、極度の心身のスランプに陥り、2019年には一時休養を宣言した選手で、決して平坦ではない道のりを経てこの五輪に参加します。
井上校長は、スランプを乗り越えた荻野選手の「水泳を辞めたいというか、逃げ出した時期もあったし、水の中に入ることすら嫌な時期もあった。本当にいろいろなことを経験してきた。そういうことを何も考えずにただ泳いでいれば、もっと早いタイムとかは出せたかもしれないけど、タイムじゃない、背負ってきた人生というか、いろいろなものが僕の後ろにはあるので、そういったものを出せるレースをこれからもしていけたらと思う」という言葉を引き合いに出し、自分をじっくりと見つめ直すことを通して次のステップに進むことが重要であると示し、式辞を締めくくりました。
その後、教務部長の小西先生は、講話において野球の大谷選手の「マンダラチャート」を紹介し、目標に向かってなすべきことを明確にすることの大切さを強調しました。
生徒指導部長の末常先生は、講話において、本校に赴任してから感じた城南菱創の生徒の「素敵なところ7つ」と「努力してほしいところ2つ」を挙げ、高校生活を充実させるためのポイントを話しました。
終業式の後には、部活動などで優れた成績を残したクラブや生徒の表彰が行われました。