将来を見据えて

個別の教育支援計画・個別の指導計画

 個別の教育支援計画と個別の指導計画は、一人一人に対して、きめ細やかな指導や支援を学校全体で継続して計画的に行うために、重要な役割を担っています。
 障害のある児童生徒に対して、家庭や医療等の関係機関との連携を図って、長期的な視点で児童生徒への教育的支援を行っていくための『個別の教育支援計画』と、児童生徒の実態や各教科等の指導での配慮や支援を記載する『個別の指導計画』をいずれも作成し、活用していく必要があります。
 以前は、「特別支援学校」に通う幼児児童生徒にのみ活用・作成が義務化されていましたが、平成29年度、30年度の学習指導要領改訂で変わりました。

  • 特別支援学級に在席する児童生徒
  • 通級による児童生徒
    については、 全員作成する ことになりました。

※通常の学級においても、通級による指導を受けていない障害のある児童生徒の指導に当たっては、個別の教育支援計画及び個別の指導計画を作成し、活用に努めることとされています。

  • 必要な支援を教職員間で共有する(横の視点)。
  • 小学校から中学校、高等学校へと引き継ぐ(縦の視点)。

 個別の指導計画を活用していくことで、障害のある児童生徒は学校や地域で、切れ目なく支援を受けることができます。

 研究協力校では、下記のように個別の指導計画を見直し、指導に活かしました。

見直し
 小学校
 学年が上がるとともに、過去に困っていたことも、できることが増えてきました。記入を定期的に行っています。

校内での活用
 小学校
 どんなプリントを使って学習していたのか支援の引継ぎに活用するため、宿題を残しています。
 年度当初に、自分の学級の児童の個別の指導計画や個別の教育支援計画を確認する時間を学校全体で確保しました。また、夏休みには作成のポイントを校内研修をした後に、個々に作成に取り組む時間を確保しました。

 中学校
 高校入試、高校入学を見据えた計画を加えました。

 高等学校
 生徒の実態や、学習している内容を保護者に伝えるために活用しました。

個別の指導計画作成のポイント

  1. チームで作成する
  2. 活用する(見直し・修正)
    • 個別の指導計画はあくまで、「仮説」。日々実践を通して随時、見直しが必要。
  3. 児童生徒の思いや願いを踏まえる
    • 本人のもつ力(長所・強み)を踏まえ、将来の生活を見据えて、合理的配慮を明らかにすることも大切。
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