次のステージを目指して
平成28年から積み上げてきたプロジェクト研究で、様々な大切に考えたいこと、重要なこと、ポイントなどが明らかになっています。ここでは、子どもたちの支援を考え実施していくに当たり、意識しておきたいことについてまとめています。
「次のステージ」を意識して
「今、この児童生徒にどのような支援が必要か」を考えるために、また、考えるに際して
- 子どもたちのライフステージは進んでいく。そのいろいろなライフステージの中で子どもたちが豊かな生活を送ることをイメージして、どのような支援ができるのかを考えること
- 子どもたち自身が将来どうなりたいと思っているのか、どんな夢を持っているのかをしっかり聞き取り、「その夢の実現のために先生ができることをするよ!」 という気持ちで、共に考えていくこと
- ライフステージが進んでいくのと同様に、子どもたちの夢や将来なりたい姿は変化をしていく。特別支援ニーズや障害等のある子どもたちは、「あなたはどうしたいのか」という意思の尊重がなされる機会が制限されがちであり、保護者や教職員が抱え込んでしまうことが少なくない。本人の意思を丁寧に聞き取り、向き合っていくこと
などが研究プロジェクト会議等で挙げられています。
自己調整できる機会を用意する
ある研究協力校(高校)の実践例です。
レポートを作成、発表する授業を行いました。記載する情報を収集する方法として
- インターネットの記事を検索する
- 動画を視聴する
- 文献を参考にする
- 教師の講義を聴く
- 生徒同士で教え合う
の中から、自分で学びやすい方法を選べるように設定しました。また、パソコンを使ったレポート作成を基本としましたが、紙とペンでの作成や口頭でのスピーチ、部分的に絵や図を用いて説明する方法も選択できるようにしました。
学校卒業後の社会では自ら配慮を申し出たり、状況に応じて調整することが求められるようになっていきます。この力をつけ、高めるためには、選択し調整する機会を授業の必然性の中で設定していくこと、生徒自らが具体的な目標(成績や進路等)を目指すことも必要です。
授業では、評価の基準を伝え、生徒が自身の現状を受け止め、次のステージに向けて自ら取組方を調整して工夫することができるような指導をされました。
