8月17日(水)に、新規採用者研修「養護教諭4」講座を「養護教諭講座」と合同で実施しました。実践発表や神奈川県立精神医療センターの小林 桜児 副院長の講義・演習から、健康課題が多様化・複雑化している幼児児童生徒への支援の在り方を学び、これからの学校保健活動を推進するための方策を考えました。
【受講者の感想から】
◇実践発表を通して誠実に向き合い、寄り添うということ、課題の共有と組織としての対応、校内外支援体制の確立の大切さを感じた。健康課題に対する保健指導は、直接の指導や保健だより委員会活動でゲームを企画する、関係機関と連携し講演を聞くなど、さまざまな方法がある。学校や地域の問題にも目を向け、子供が体験しながら学ぶことができる取り組みを考えることや、繰り返し指導することが大切である。
◇児童生徒の行動には必ず理由が存在すること、それを多角的な視点で考えて子どもの思いに寄り添うことの重要性を改めて学んだ。また、時代の変化とともに求められる専門性は多様になり、自己研鑽がとても重要であること、一方でいつの時も変わらず養護教諭は「明るく元気に」安心を与えられる存在であることを学んだ。
◇学校保健活動推進の中核となるのが養護教諭で、命に寄り添っていることを忘れてはいけないと感じた。小さな怪我に見えても痛みに寄り添い、言葉や対応で痛みを和らげることができるのが、養護教諭だと分かった。忙しくても余裕のある態度と心のゆとりを持つことを意識して、子どもの心を開いたり小さな変化に気づいたりして今の子供にあった関わりや保健室経営を考えていきたい。