「指導と評価の一体化」を目指す中高外国語科教育講座Ⅱ(2021/10/22)

10月22日(金)に「指導と評価の一体化」を目指す中高外国語科教育講座Ⅱを各所属校からのZoomによるオンライン形式で実施しました。東京外国語大学大学院の投野 由紀夫教授の講義と京丹後市立峰山中学校岩佐 真諭教諭の実践発表を通して、CAN-DOリスト、CEFR、ルーブリック等について理解を深め、学習指導要領の趣旨を踏まえた「指導と評価」について学びました。

【受講者の感想から】
◇CAN-DOを単元計画にまでは落とし込むことは意識できるようになっていたが、教科書1ページ1ページもCAN-DOに結びついているんだということをさらに意識していきたい。英語も言語である以上「コミュニケーションのレベル」を4技能ごとに意識して、機能面と内容面の両方からスモールステップで生徒のできたを大切にした授業を計画していきたい。
◇Window Shopping型の既習事項の積み重ねがない授業ではなく、CAN-DOリストRecycling型の既習事項の積み重ねがある授業を構築する必要がある。CAN-DO Recycling型の実践では、既習事項の定着活動を確保するために、指導内容の精選を丁寧に行うことが大切である。また、既習事項と言っても、語彙、文法、表現等があるので、一緒に指導する教師集団で繰り返し使わせたいものを精選することは有益だろう。
◇CAN-DOリストを作成し、4月最初の授業で示しているが、本当に内容面が正しいものなのかどうかがわからなかった。しかし、今回の講義を聞いて、生徒の「やる気」につながるリストであることが大切だと学んだ。この考え方を大切にして、いただいたチェック・シートを用いて、見直していこうと思う。学年途中ではあるが、現在の自校のリストに補足できるものは積極的にして、グレードアップを図りたい。そして英語科の先生方と共有していきたい。

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