ホテルで朝食を取った後、バスで移動してクラス毎に国会議事堂を見学しました。議事堂見学後、グループ毎に分かれキャリア見学を行いました。( )内の数字は、見学者の人数です。
〈キャリア見学の場所〉
警視庁(16名)、東京証券取引所(13名)、最高裁判所(41名)、東京都庁(9名)、日本銀行(13名)、ユニセフ(15名)、JAXA(35名)、パナソニックセンター(56名)
キャリア見学の後、昼食を取り、それぞれのグループに分かれて、文化見学を行いました。この文化見学は、関東圏の文化に触れることで、「京都」の「文化・伝統」について認識を深めることを目的に実施しました。
〈文化見学の場所〉
幕末から維新(27名)、京ことばと江戸ことば(28名)、文学散歩(14名)、たてもの(城郭)(39名)、たてもの(駅ビル・タワー)(47名)、街づくり(8名)、Made in Kyoto(5名)、味付けと調理(30名)
見学を終えた後、ホテルへ戻って食事を取りました。食事後クラス毎にバスに乗り、スカイツリーを見学して本日の日程を終了しました。
〈研修旅行2日目〉
研修旅行2日目は、それぞれ、横浜(1号車)、鎌倉(2号車)、横浜経由鎌倉(3号車)、
つくば(4号車)、日光(5号車)方面に別れ、班別でフィールドワークを行いました。
班によって回る場所は違いますが、主に下のような場所をフィールドワークしました。
横 浜 山下公園駐車場を中心に、赤レンガ倉庫、マリンタワー、横浜コスモワールド
みなとみらい駅、横浜中華街、横浜アリーナ、カップヌードルミュージアムなど
鎌 倉 鶴ヶ丘八幡宮駐車場を中心に、由比ヶ浜、江ノ島展望塔、江ノ島水族館、長谷寺、
龍恋の鐘、孝徳院、銭洗弁財天など
つくば つくば駅ロータリーを中心に、つくばエキスポセンター、JAXA、さくら交通公園
サイバーダインスタジオ、洞峰公園など
日 光 日光東照宮を中心に、縁結びの御神木、日光市街など
フィールドワーク後、ホテルに戻って食事を取り、 関東在住の鴨沂高校OBの方々と懇談会を
持ちました。
平成27年4月8日(水)入学式が本校鞍馬口校地ホールにおいて、挙行されました。
多くの保護者、来賓の方々に御臨席いただき、厳粛に執り行われました。
校 長 式 辞
波ひかる鴨の河原辺、陽は踊り風もうららか、と本校のスクールソングに歌われるように、桜満開の時を迎えて、命あるものすべてが躍動する春爛漫の本日、京都府立鴨沂高等学校平成27年度入学式を挙行いたしましたところ、御多用の中を、多数の御来賓の御臨席を賜りましたことを、厚くお礼申し上げます。ありがとうございます。
ただ今、入学を許可いたしました200名の皆さん、入学おめでとう。私たち教職員一同は、今日から本校生徒となる皆さんを、心から歓迎します。
また、御列席の保護者の皆様におかれましては、これまでお子様を育み支えてこられた御労苦に対し、敬意を表しますとともに、御入学を心からお祝い申し上げます。
今日から3年間の本校での高校生活が始まります。今の皆さんの気持ちは、入学の喜びで胸がいっぱいだと思います。一方、これからの高校生活に対する不安も感じているのではないでしょうか。どうか、一日も早く本校での生活に馴染んでくれることを願っています。
本校の歴史は、明治5年に創設された「新英学校及び女紅場」という名の、我が国最初の女学校に始まります。大河ドラマの主人公、新島八重さんは、本校創設時に職員として活躍され、我が国の近代女子教育の発展に貢献された方です。その後は「府一」という愛称で親しまれ、戦後の学制改革により男女共学の鴨沂高等学校となりました。戦後も、勉学の面では、東の日比谷・西の鴨沂と並び称され、スポーツでは水球で延べ10人のオリンピック選手を輩出するなど、文武両面において、我が国有数の実績を誇る公立学校として、社会に多数の有為な人材を輩出してまいりました。今年で創設から143年を数える歴史と伝統を誇る学校です。「鴨沂」とは、京の都を流れる鴨川のほとりにある学校という意味です。
近年は、伝統校復活を目指して、学校改革を進めています。一昨年から制服を導入し、皆さんの入学によって全生徒が制服で揃うことになります。昨年度からは、土曜授業や京都文化コースを設けるなど、新しい教育内容を展開しています。そして今年度は、平成28年度の完成を目指す新校舎が、いよいよ建設段階に入り、形が見えるようになります。
皆さんは、単独選抜になって2年目を迎える京都府の新しい入試制度により、自らの意志で本校で学ぶことを希望して入学した生徒です。どうか皆さんには、歴史と伝統を誇る本校に身を置くことに自信と誇りを持ち、これから始まる鴨沂高校の新しい時代を切り拓いてほしいと思います。
ところで、皆さんには、将来こんな人間になりたいという、はっきりとした目標や夢がありますか? 何事にも果敢にチャレンジする強い志を持っていますか? 自分だけにしかない確かな個性といえるものがありますか? そして、世のため人のために力を尽くす覚悟がありますか?
私は、毎年入学生にこのように問いかけています。高校3年間というのは、一人の人間の生涯にとっては、あまりにも短い時間ではありますが、社会的に自立するということの意味を考え、生涯を心身ともに豊かに生き抜く力を身に付けるために、どうしても必要なかけがえのない時間なのです。
理想的な高校生活とは、勉強と部活動を両立させながら仲間との友情を育み、希望する進路目標を達成して卒業することだと思います。その理想を実現するためには、昨日よりも今日、今日よりも明日、より良い自分になろう、より良い自分に変わろうとする強い志を持たなければなりません。我が国が近代国家として生まれ変わろうとした文明開化の頃に、福沢諭吉は『学問のすすめ』の中で、才能や人間性を身に付けるには学問が必要であり、高い志を持って、世の中のために勉めなければならない、と述べています。また今日では、iPS細胞で有名な山中伸弥教授が、その学び方を「ビジョン&ハードワーク」、つまり、目的をはっきりと持って懸命に努力しなさい、と仰っています。
皆さんには無限の可能性があります。これからの高校生活を通して、将来への展望を持ち、たくさんの友と交わり、授業や部活動にしっかりと取り組み、知力・体力・人間力を鍛え続けてほしいと思っています。そのために、私たち教職員は、学びの質を高め、部活動を盛んにし、皆さん一人一人をしっかりと伸ばし、よりよい方向に導くために、精一杯支えます。
保護者の皆様、本日から大切なお子様をお預かりするわけですが、教職員一同、お子様が自信と誇りを持って、安心・安全で、のびのびと成長できる教育環境を整え、特色ある学校づくりに邁進する所存でごさいます。
しかしながら、変化の激しい今日の社会情勢にあっては、教育は高校だけでできるものではありません。地域や関係機関はもとより、いわば社会総がかりで教育にあたらなければ立ち行かない時代です。何よりも、保護者の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。
結びにあたり、本日御列席の皆様、本校教育の充実・発展のため、今後とも変わらぬお力添えを賜りますようお願いを申し上げ、式辞といたします。
平成27年4月8日
京都府立鴨沂高等学校
校長 藤 井 直
平成27年3月8日(金)本校鞍馬口校地ホールにて、平成26年度修了式が行われました。
それに続いて、3学期中に優秀な活動実績をおさめた個人・団体に対して、伝達表彰が行われました。
【表彰】(部活動)
<自転車競技部>
第29回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍
ジュニアクラス 優勝 1年2組 瀧山 里玖
<フェンシング部>
平成26年度京都府高等学校新人大会
男子 学校対抗 第2位
男子 個人対抗 フルーレ 第6位 2年3組 内藤 雄輝
<茶道部>
平成26年度学校茶道エッセイ
生徒の部 第1席 2年3組 高橋 里佳
【表彰】(教科)
<1年「京都文化入門」華道選択者>
第17回学校華道インターネット花展
月刊誌「ざ・いけのぼう」賞 京都府立鴨沂高等学校
平成27年2月27日鞍馬口校地ホールにて、第67回卒業証書授与式が行われました。
ご参列いただきました多くのご来賓のみなさま、保護者のみなさま、ありがとうございました。
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