学校紹介

 
 

令和6年度 校長あいさつ

 

 東宇治高校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 本校は実践的な国際教育を行う普通科を設置する高校であり、昨年度創立50周年を迎えました。日頃の授業においては、生徒の学力の充実を図るとともに、異文化理解や国際交流などを通して、自主性・創造性・実践力を身に付け、国際社会で活躍できる人材の育成を目指しています。

 本校の自慢は、様々な教育活動を通して、生徒と教師が一体となり感動体験を味わえる学校であるということです。明るく素直で落ち着いた本校生徒の可能性は無限にあり、その力を発揮する能力には素晴らしいものがあります。

 昨年5月に新型コロナウイルス感染症が第5類に移行後は、オーストラリア、アメリカ、タイ、台湾など諸外国との国際交流事業、文化祭、体育祭、研修旅行、創立50周年記念式典など、様々な学校行事に生徒が躍動し、進路実現でも目標達成に至るまでの姿勢や、ひたむきな努力には、称賛に値するものがあります。

 これからも東宇治高校は、教育目標である「みらいを明るくできる人(=自主性を基盤に、社会と関わり、課題を解決していこうとする人)」の育成を目指し、生徒に、

1 挑戦する姿勢

2 周囲と関わる姿勢

3 努力し続ける姿勢

を身に付けさせる教育活動を実践していきます。

 最後になりましたが、保護者の皆様や地域の皆様におかれましては、本校教職員が一丸となって家庭・地域と連携し信頼される学校づくりを今後も進めてまいりますので、ご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

 

                                   京都府立東宇治高等学校

                                     校長 野村 康隆

令和6年度入学式 校長式辞

 

 時代が移り、社会がどんなに変化しようとも、自然の営みは変わることはありません。

 爛漫と咲き誇っていた桜は、散らした花びらの後に若々しい葉を芽吹かせ、山々も新緑の生気に満ちあふれています。

 しかしながら、元日には、石川県の能登地方を震源とする地震や、最近では台湾でも地震が発生し、一瞬にしてすべてを奪っていく自然に脅威を感じ、改めて命の大切さを痛感しています。    

 式辞に先立ち、震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、そのご家族や被災された方々に、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。

 さて、新入生の皆さん、入学おめでとうございます。本校への入学を心から歓迎いたします。

 本日ここに、多くの御来賓の皆様、保護者の皆様の御臨席を賜り、京都府立東宇治高等学校 令和6年度入学式を挙行できますことに、深く感謝申し上げます。

 本校は、昨年度に創立50周年を迎えました。この間1万5千人を超える皆さんの先輩方は、本校を卒業し様々な分野で活躍しています。皆さんには、先輩たちが築き上げてきた本校の伝統を継承しつつも、新たな歴史を築き上げていくのだという気概を持ってほしいと思っています。

 それでは、晴れて東宇治高校生となった皆さんに、高校生活のスタートに当たり、3つのことについてお話しします。

 1つ目は、自分の夢や目標に向かって主体的に取り組んでほしいということです。

 皆さんが、本校での学びを通して、何を学び、何を身に付け、何ができるようになったかが大切であり、皆さんに求められることは、自ら何をすべきかを考え、自らの責任で判断し、自らの言葉で表現すること、受け身の姿勢ではなく主体的に取り組むことです。それらを通して、自らを鍛え、磨き、価値を高めてほしいと思います。

 2つ目は、皆さんの中にある無限の資質や能力を開発してほしいということです。

 古代ギリシャに「汝自身を知れ」という格言がありますが、皆さんの中の「本当の自分」、「無限の可能性」を見つけ、引き出すことが大切であると考えています。「わからない、できない」を前提にするのではなく、「わかる、できる」を前提に物事を考え、何事にも積極的にチャレンジし、自分の可能性を開発してほしいと思います。

 3つ目は、視野を広げ、社会に貢献する人に成長してほしいということです。皆さんは、今、家庭や学校、地域、日本、世界のすべてに同時に属していますが、どこにいる自分を意識して生活していますか。人はどこにいる自分を意識するか、すなわちどれだけ視野が広いかによって人生が変わってきます。スポーツ選手を例にとっても、自分の成績だけ意識するのと、チームの勝利のため、そのスポーツ界の発展のため、を意識するのとでは姿勢や結果が違ってきます。将来社会人として活躍するためにも、本校でしっかりと学び視野を広げ、社会に貢献する姿勢を身に付けてほしいと思います。

 この入学式は皆さんの人生にとって、大きな節目です。東宇治高校生としての自覚を持って生活し、新しい自分を発見するとともに、責任感や思いやりを持った人に成長していってくれることを期待しています。まずは、今日、自分の目指す方向にしっかりと一歩を踏み出しましょう。

 最後になりましたが、保護者の皆様、本日はお子様のご入学誠におめでとうございます。

 高校の3年間は、これからの人生の方向を決定する大切な時期ではありますが、最も多感な時期であり、悩み苦しむこともあると思います。私たち教職員は、お子様が自ら進むべき道を自分で切り拓いていけるよう全力を尽くしサポートして参りますが、学校と家庭がそれぞれの役割を果たしながらも相互に信頼し、連携しながら、子どもたちの豊かな個性を伸ばしてあげたいと思います。

 新入生の皆さんが、今日のこの感激を忘れず、本校の教育目標である、自主性を基盤に、社会と関わり、課題を解決しようとする人、すなわち「みらいを明るくできる人」に成長していってくれることを期待し、式辞といたします。

 

                               令和6年4月8日

                             京都府立東宇治高等学校

校 長    野 村 康 隆

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