製品ができるまで~窯業~

 11月26日(火)にイオン販売会を控え、そこで販売する製品ができるまでの工程を紹介する連載を始めます。今日は窯業編ということで、人気商品の「鬼小皿」を例に、窯業製品が完成するまでの過程を紹介します。

 まずはブロック状の粘土を一枚ずつ切り出し、皿の大きさに粘土を型取りします。

 その後、切り口を滑らかにする作業を行います。この工程を丁寧にすることで口当たりをよくしたり、見栄えがよくなったりします。そしてパーツ同士を、のりの役割を果たす「どべ」を用いてくっつけます。

 模様を付けたら型に入れ、落とし込みと呼ばれるお皿の形に整える作業をし、乾燥させます。乾燥後は釉薬ののりをよくするために800℃の温度で素焼きをします。この後、釉薬をかけ、1250℃の窯で焼き上げます。ひび割れを防ぐために3日間ほど時間をかけゆっくり冷まします。このような過程を経て1枚のお皿が焼きあがります。

 本校では紹介したすべての工程を生徒たちが手作業で行います。11月26日にたくさんの製品が並びますので多数のご来店をお待ちしております。

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