~いどむ・つながる・かがやく~
さわやかな陽春の温かな風を受け、野山の草花がその息吹を見せる季節となりました。今年度より中丹支援学校に校長として着任いたしました高野美和と申します。どうぞよろしくお願いします。
昨年度も引き続き、新型コロナウイルス感染防止のため、教育活動や学校生活において様々な対応をとることになりましたが、保護者の皆様、地域の皆様、関係機関の皆様には、 御理解と御協力、御支援をいただきましたことに心よりお礼申し上げます。誠にありがとうございます。
さて、本年度は4月11日の入学式において、39名(小学部6名、中学部11名、高等部22名)の入学生を迎え、全校児童生徒159名(小学部49名、中学部37名、高等部73名)で令和4年度をスタートします。
中丹支援学校では「自ら障害を克服し、他と連携を行い、強く、明るく、心豊かに生きぬく児童生徒を育成する」という教育理念のもと、「いどむ・つながる・かがやく」を教育目標としています。
「いどむ」 主体的に学び、未来に向かって挑戦していく児童生徒
「つながる」 いろいろな人や地域とのつながりの中でともに歩んでいく児童生徒
「かがやく」 新たな価値を創り出し、自分らしく生きていく児童生徒
「主体的・対話的で深い学び」「社会に開かれた教育課程」等、新学習指導要領の趣旨を踏まえ、さらには第2期京都府教育振興プランを基本としながら、中丹支援学校の教育を進めて参ります。
本校の目標を達成するためには、日々の授業により、児童生徒が向上的変容をしていくことが大切だと考えます。児童生徒の実態に合った授業の創造や、ICT機器の効果的な 活用等により、向上的変容を生み出す授業を積み重ね、社会参加する力を身に付けたいと考えています。高等部卒業後のなりたい将来の姿から逆算しつつ、キャリア教育の視点を 持って小学部からの教育を進めているところです。
児童生徒一人一人の可能性を見い出し育てること、また、子ども自身も自分の可能性に気づき、自分で伸ばそうとすることも大切です。めまぐるしく変化していく社会の中で、 変化を前向きに捉えて主体的に行動できる子どもの育成を目指します。本校で付けた力をもとに地域で生き生きと活躍し、共生社会を生き抜き、幸せな人生を送ることを願っています。
そのために、私たち教職員は、切磋琢磨し、授業力を身に付け、高め、子どもたちがより幸せに生きていけるよう、力を合わせて本校の教育を推進していきます。
本校の教育に御理解と御協力を賜り、皆様のお力をお貸しいただきますよう、よろしくお願いします
令和4年4月1日 京都府立中丹支援学校 学校長 高野美和
