学校長あいさつ

~いどむ・つながる・かがやく~

 さわやかな陽春の温かな風を受け、野山の草花がその息吹を見せる季節となりました。中丹支援学校長を拝命し、2年目となります。どうぞよろしくお願いします。

 さて、本年度は4月11日の入学式において、38名(小学部6名、中学部15名、高等部17名)の入学生を迎え、全校児童生徒150名(小学部47名、中学部40名、高等部63名)で令和5年度をスタートします。また、今年度は開校40周年を迎えます。これまでの歩みを振り返り、これから目指すべき学校の姿を明確にしながら、子どもたち一人一人の可能性を見出し、伸ばす教育を充実・発展させていく所存です。

 中丹支援学校では「自ら障害を克服し、他と連携を行い、強く、明るく、心豊かに生きぬく児童生徒を育成する」という教育理念のもと、「いどむ つながる かがやく」を教育目標としています。

「いどむ」  主体的に学び、未来に向かって挑戦していく児童生徒

「つながる」 いろいろな人や地域とのつながりの中でともに歩んでいく児童生徒

「かがやく」 新たな価値を創り出し、自分らしく生きていく児童生徒

 「主体的・対話的で深い学び」や「社会に開かれた教育課程」等、新学習指導要領の趣旨を踏まえ、さらには第2期京都府教育振興プランを基本としながら、中丹支援学校の教育を進めて参ります。

 本校の目標を達成するためには、日々の授業により、児童生徒が向上的変容をしていくことが大切だと考えます。児童生徒の実態に合った授業の創造や、ICT機器の効果的な活用等により、向上的変容を生み出す授業を積み重ね、社会参加する力を身に付けたいと考えています。高等部卒業後のなりたい将来の姿から逆算しつつ、キャリア教育の視点を持って小学部からの教育を進めているところです。

 めまぐるしく変化していく社会の中で、変化を前向きに捉えて主体的に行動できる子どもの育成を目指します。本校で付けた力をもとに地域で生き生きと活躍し、共生社会を生き抜き、幸せな人生を送ることを願っています。

 私たち教職員は、切磋琢磨し、授業力を身に付け、高め、子どもたちがより幸せに生きていけるよう、力を合わせて本校の教育を推進していきます。

 本校の教育に御理解と御協力を賜り、皆様のお力をお貸しいただきますよう、よろしくお願いします。

             令和5年4月吉日  京都府立中丹支援学校   校 長   高野 美和   

タイトルとURLをコピーしました